【読書記録】親になるということ。『君が来た場所』
こんにちは。暑くも寒くもない、穏やかな気候が続いていて、まさに読書の秋ですね。
なんとなく物思いにふけたくなるような季節でもあるんじゃないでしょうか?(もしかしたら僕だけかもしれませんが…笑)
今日は喜多川さんの『君が来た場所』という作品を紹介します。家族のルーツについてのお話です。
喜多川さんらしい、ファンタジー要素ありな作品でした。
この物語では、昭和の戦時下の日本が出てきます。
僕の祖父母世代がちょうど子供時代に終戦後を経験していますが、だんだんと当時を体験した人は減ってきていますね。
この作品では、彼ら彼女らが当時をどう過ごしたかに思いを馳せるだけではなく、過去からの繋がりを踏まえて、現代を生きる主人公・周平が「今をどう生きるか」を彼なりに考えていきます。
世代に限らず、親世代から「昔は大変だったんだぞ〜」と聞くと、「今の自分たちだって悩みだらけだよ」と言いたくなることってありますよね。でもこの作品を読んで、彼ら彼女らの苦労を目の当たりにすると、なんだか勇気をもらえる気がしました。
今日も記事を読んでいただき、ありがとうございました!