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バーチャル空間は個人でも国を作ることができる
上記の本を読み始めた。
著者はエンターメント業界で仕事をしていたが、うつ病を発症。発症から半年間はベットから出る気力もなかったそうだが、2017年頃にVtubeがブームになり、その世界に興味を惹かれたのが発端。次の人生をバーチャル世界に身を投じることになった。
バーチャル空間は本格的に拡大していく事は間違いない。新型コロナは生き方自体を改める貴重な機会になったし、自分の人生を見つめ直して新たな世界で輝こうと決断した人もいるだろう。何か大きな出来事が起こると淘汰されていく。2003年に中国広東省でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行したことにより、アリババ のECサイトが爆発的に拡大した流れもそうだ。
バーチャル世界の口火になったのは米のメタプラットフォームだろう。2021年にはメタがメタバース構築に向けて毎年数兆円規模の投資を行なう事になり、一気にメタバースという言葉が大衆的に拡大した感がある。
身体的にハンディキャップやコンプレックスなどを背負っていても素晴らしい創造性、面白いアイディア、スキルや知識を身につけている人は多い。そこでバーチャル空間でアバターを使い、好きな時間に好きな場所で仕事をする事が可能になる。つまりバーチャル世界は大きな生き甲斐となるのだ。
そうなると当たり前のように通勤電車に揉まれながら、やりたくない又はやらなくても良い仕事に苦痛を感じながらする必要もない。やりたい事をやる。熱中出来る事をやる。それが結果的に儲かる事にも繋がる。
日本でVRの先駆者であり、2013年にVR機器メーカー米Oculus(2014年に前フェイスブックが買収)の日本法人を設立され、日本のVR界の立役者である近藤義仁さんが発言していた。この方はバーチャルシンガーの初音ミクを使ったV R「Mikulus」などでも知られているが、その近藤さんはバーチャル建国ブームが起きる可能性を指摘している。
バーチャル空間が経済として成り立っていく事で生き方自身を見つめ直す貴重な機会になるだろう。
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