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#4 はじめの一歩

さて、今年度(2023年度)のざっくりとした履修計画を決めたので、
最初に受講する科目の準備をすることにしました。
記念すべき最初の科目は、「文芸入門」。

コースガイドでは、基礎的な知識や考え方を学ぶ科目と紹介され、オリエンテーションでも、できるだけ早く受講するように指示のあった科目です。
まずは手始めにシラバスに目を通します。
科目概要、予習・復習、テキストと参考文献、授業計画、レポート課題、成績評価の方法と、科目の詳細がこと細かく書かれています。対面授業が一部あると言っても、通信教育が中心なので、自学自習できるように、しっかりとお膳立てがされているわけです。

「文芸入門」の予習を見てみると、事前送付資料を読んで、授業で取り扱われるテーマについて考えておくこととなっている。講義のシラバスから事前配布資料の掲載ページへアクセスになっていました。アクセスしてみると、「開講3日前を目処に資料を公開します。」の文字。こんな鮮やかな肩透かしはあるものでしょうか?(笑)

このまま何もしないで時間が過ぎていくのはあまりにもったいないので、参考文献になっている『書くことと読むことの技法』(藝術学舎、2020年)を読むことにしました。
第一部では書くことの技法と題して日本語表記のルールやエッセイ・小説の書き方のようなものを学べ、第二部の小説の読み方では文芸作品を論じるための小説の読み方を実例を交えて紹介されていました。
何かレトリックを解説している本なわけではなく「エッセイ・小説は心の動きを観察して書く」という文芸の原点のようなことに気づかせてくれました。
文芸創作をしていると、壁にぶつかることもあるでしょうけど、ぶつかった時は原点に戻って、心と対話したいなと思いました。

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