内臓ヨガダイエット
内臓ヨガは内臓の機能を高めるために行う唯一のヨガの方法
こんにちは!
内臓ヨガ×食欲コントロールダイエットの普及をしている渡辺慶輔です。
初めましての方もいらっしゃると思いますので、自己紹介させて頂きます。
僕は普段、外来の整形外科でリハビリを行っています。
リハビリに来る方は、身体のどこかに痛みを抱えている人たちです。
このような不調の解決をお手伝いするのが僕の仕事になります。
この身体の痛みに内臓が関わっている!!!
って聞いたらびっくりしませんか?
僕は整形外科でリハビリをする際にも内臓のケアを意識しています。
内臓は自律神経によってコントロールされているため
内臓にトラブルが起こると自律神経を乱してしまうからです。
自律神経の乱れは食欲を乱すことにも繋がります…
自律神経が乱れると、痛みを感じやすい状態となったり
筋肉が緊張しやすい状態となったりもします。
すると、いわゆる整形外科疾患のような症状を引き起こす場合もあります。
このような経緯から、内臓をケアすることの重要性を感じています。
それを含めて健康についてやダイエットのための情報を
オンラインサロンにてお伝えしています。
ぜひこちらもご覧ください。
オンラインサロンについてはこちら
ただ、内臓はこのような不調に関係するだけではなく
ダイエットにも大きく関わっています!
今回は内臓とダイエットの関わりについて掘り下げていきたいと思います。
このnoteは料金設定をしていますが、最後まで無料でお読み頂くことができます。
読んで頂き内容が良ければご購入ください。
では内容に入っていきます。
①ダイエットの基礎の基礎
この記事を読んでくださっている方の多くは、ダイエットをしたことがあるか
現在ダイエットをがんばっている方がほとんどだと思います。
痩せるためには自分のマインドを変える、固定観念を取り払うことがとても重要です。
なのでまずは、ダイエットの基礎についてお伝えをしていきます。
痩せる原理
痩せるためには、基本的に
摂取エネルギーよりも消費エネルギーの方が多い
いわゆるアンダーカロリーを作る必要があります。
これは体重増減の基本です。
つまり、この基本を無視して糖質制限をしたから痩せる、リンゴを食べたから痩せる、バターコーヒーを飲んだから痩せるということはありません。
糖質制限などは、方法論であり体重増減の根本的な話ではないのです。
今回の内容とは少し異なりますが、とにかくこれはとても大切で
ダイエッターのあなたが覚えておくべきポイントになります。
しかし、アンダーカロリーを作るために無理な食事制限をしたり、激しい運動をただがんばれば良いのかというとそうでもありません。
もしこれで全て解決するのであれば、ダイエットに苦しんでいる人はいないと思います。
なぜ上手くいかないかというと、ダイエットに関わる大きな問題として食欲があるからです。
食欲はエネルギー不足や血糖値、ホルモンのバランスによってコントロールされています。
だから、無理な食事制限や激しい運動だけを行っても、食欲がコントロールされないからダイエットがうまくいかなくなるのです。
食欲をコントロールするためには、自律神経を整える必要があります。
この自律神経は内臓の働きもコントロールしています。
そのため内臓に何かトラブルが起こることで、それが自律神経に影響して食欲を乱すことにも繋がります。
これまでをまとめると
●痩せるためにはアンダーカロリーを作る必要がある
●ダイエットを継続させるためには食欲のコントロールが必要
●食欲は自律神経によってコントロールされていて、自律神経は内臓とも関係している
というような感じになります。
次に内臓とダイエットの関係をもう少し深く見ていきます。
②内臓とダイエットの関係
基礎代謝といえば多くの人がイメージするのは筋肉ではないでしょうか?
●筋トレをして筋肉をつけて基礎代謝をあげましょう!
●筋トレで基礎代謝を上げれば痩せられる!
●筋トレで基礎代謝を上げないとリバウンドする!
ダイエッターの皆さんはこんな話を聞いたことありませんか?
確かに筋トレは様々な面でプラスに働きます。
でも基礎代謝を上げて痩せやすくするために筋トレというのは
理論的に合っているように見えて、実は無理があります。
まずはそれを解説します。
基礎代謝の割合の真実
そもそも基礎代謝とはなにか。
基礎代謝とは、生命維持に必要な最低限のエネルギーで生活しているだけで消費されるものになります。
代謝は目に見えないものであるため
代謝が高い、低いの判断はなかなか難しいものです。
ただ、一般的にはこの基礎代謝が高い方が痩せやすい!
基礎代謝を高めてリバウンドしないようにしましょう!
とよく言われます。
確かに
基礎代謝が高まれば、理論上痩せやすく太りにくい状態が作られます。
でも
・この基礎代謝を高めるために筋トレというのは本当に有効なのか?
・リバウンドしないように痩せながら筋肉をつけることで基礎代謝は上がるのか?
よく筋トレで基礎代謝を上げると言いますが
まずは基礎代謝の割合を確認してみましょう!
このように図で見ると一目瞭然ですが
実は筋肉よりも内臓の方が基礎代謝の割合が高いのです。
・内臓が約40%
・筋肉が約20%
・脳が約20%
つまり、基礎代謝を高めることを考えたときには
筋肉よりも内臓の働きを高める方が効率が良いと言えるのです。
では、内臓の働きを高めるためにどのようにすればよいのか考えていく必要があります。
内臓は自律神経によってコントロールされています。
この自律神経は脳と内臓をつなぐ電線のような役割です。
脳が内臓に指令を送り、内臓が受け取る。
内臓が情報を脳に伝え、脳が受け取る。
このような相互関係があります。
つまり、情報を伝える役割を持っているのが自律神経ということです。
自律神経は環境の変化に対して、自動的に働きます。
・体温の調整
・排便や排尿などの調整
・血圧の調整
・呼吸の調整
などなど、普段私たちが意識していない部分の調節は
全部自律神経が担っています。
つまり、
内臓を整えることが自律神経を整えることにつながり
自律神経を整えることが内臓を整えることにつながる
それらの結果として、基礎代謝を高めることにつながると考えられるのです。
内臓のケアの方法と自律神経を整えるための方法については後ほどお伝えします!
リバウンドしないために筋トレ?
痩せるために筋トレをして基礎代謝を高めることはどうなのか。
というお話をしました。
次は、リバウンドしないために筋トレをして基礎代謝を上げる!
という話はどうなのかお伝えします。
基礎代謝をもう少し細かく見ると
・筋肉1kg13kcal
・脂肪1kg4kcal
のエネルギーを消費してくれます。
例を挙げてこのエネルギー消費をダイエットの場面で説明します。
下の問題を一緒に考えてみてください!
例題)
ダイエットをがんばるAさん
指導された筋トレをたくさんがんばり筋トレ開始して半年後に筋肉が1kgつきました!
食事制限も同時にがんばり半年後に脂肪が4kgも減りました!
つまり、体重としては3kgのダイエットに成功したことになります。
しかも筋肉が増えて、脂肪が減るという最高の結果ですよね?
では基礎代謝はどうなったでしょうか…?
理論上の話で簡単な計算ですがみなさん考えてみてください!
筋肉は1kgで13kcal、脂肪は1kgで4kcalを消費してくれるものでした。
…
…
…
…
…
…
…
分かりましたか?
正解は基礎代謝が3kcal減少するです。
もちろん細かいことは考えてないし、計算上の話になります。
ですが、この簡単な計算からもわかるように
ダイエットでリバウンドを防ぐために、筋トレをして基礎代謝を高める!
という理論の矛盾に気がつくと思います。
このようなことから、一般的に言われている
・この基礎代謝を高めるために筋トレ
・リバウンドしないように痩せながら筋肉をつける
は、なかなか難しいということがご理解頂けましたか?
だから、
内臓のケアをする、自律神経の働きを高めるということを
考える方が基礎代謝を高めることにつながるのでは?と、僕は考えています。
内臓をケアする重要性を知ってもらったところで、内臓ヨガはダイエットにどのように関わるのかについて解説をしていきます。
③内臓ヨガによるダイエット効果
内臓ヨガは内臓の働きを高めることに特化したヨガの方法になります。
自分の手を使って、内臓の周囲の場所を触りながらポーズをとったり
内臓の動き方に合わせて身体を動かします。
そうすることで、内臓周囲の血流が良くなり、内臓の働きが良くなると考えられます。
内臓の働きが良くなることで、自律神経の活性化につながり
結果として基礎代謝向上にも繋がるのではないかと思います。
加えて、内臓ヨガによってダイエットにプラスに働くことがあります。
その理由についても解説をします。
自律神経の調整でダイエット
内臓ヨガをすることで、自律神経を整えることにつながります。
自律神経は、冒頭で説明したように基礎代謝に関わっている部分でもあり、食欲のコントロールにも関わっています。
食欲は基本的にホルモンのバランスによって決まり、ホルモンバランスは自律神経の働きによってコントロールされています。
だから、自律神経を整えることでダイエットしやすくなります。
特に普段の生活のなかでストレスを強く感じている人に内臓ヨガは有効だと考えています。
ストレスを感じると、交感神経が強く働きます。
交感神経は自律神経の1つで、筋肉を緊張させたり、呼吸を浅く速くします。
またストレスが長期間継続することによって、ストレスホルモンの増加で食欲の乱れにもつながります。
なので、ストレスを強く感じている人は、自律神経の1つである副交感神経を働かせることが有効です。
内臓ヨガは意識的に腹式呼吸を行いながらポーズを取っていきます。
また、内臓の血流がよくなり動きでリラックスしながらポーズをとります。
すると、身体全身の緊張が抜けて、呼吸が深くゆっくりになります。
その結果、副交感神経の働きが活性化して自律神経のバランスが整うことに繋がります。
このように内臓ヨガによって自律神経が整うことで、食欲が整うことにも繋がり、ダイエットにプラスに働いてくれるのです。
身体の中の感覚が感じやすくなる
ダイエットでカロリー計算をしていたり、禁止食品を作った状態では、本当にダイエットから解放されることは難しいです。
ダイエットから抜け出すためには、自分自身のお腹具合で食事量を調整して、満足できるようになることが大切です。
そのためには、自分の身体の中の感覚に目を向けて、お腹具合を感じられるようにならなければなりません。
お腹具合を意識した上で、腹8分目で食事を満足できるようにすることが、ダイエットにおいてとても大切です。
腹8分目が基準になれば、内臓に負担をかけ過ぎることもないし、オーバーカロリーにもなりにくい状態になります。
加えて、元々お腹いっぱい食べていた人であれば、それだけで体重が少し減ると考えられます。
お腹具合は、内臓の状態や自律神経の状態によって、感じにくくなってしまうことがあります。
だから、内臓ヨガで内臓周囲の血流を良くする、自律神経のバランスを整えることによって、お腹具合を感じやすくしてくれる手助けになると考えられます。
不安解消でダイエット
内臓ヨガは不安の解消にも一役買っていると考えられます。
不安な気持ちがあると、幸せを感じるホルモンであるセロトニンの分泌が低下します。
セロトニンには食欲を抑える働きがあると言われているため、分泌が低下することで食欲が乱れやすくなると考えられます。
さらに、不安な気持ちは自律神経にも影響を及ぼすため、自律神経の乱れからも食欲を乱す可能性があります。
不安な気持ちというのは過去の経験やまだ起こっていない未来のことを想像することで起こると言われています。
不安な気持ちを減らすためには『今』に集中することが大切です。
今に集中すると、脳の前頭葉が活性化します。
ここが活動することによって不安な気持ちを軽減することがわかっています。
そこで内臓ヨガです!
内臓の感覚は自律神経を介して脳に送られます。
脳の中でも島皮質という『今』を感じる部分に情報が伝達します。
内臓ヨガは実際に内臓のある場所に手をおいて動作を行うものもあります。
内臓のある場所に手を置き、軽く圧迫することによって刺激が加わります。
刺激が内臓に伝わり、内臓から脳に指令が行けば今を感じる脳の部分が活性化します。
その結果
今を感じやすい状態となることで不安を軽減することができると考えられます。
このようなメカニズムから内臓ヨガによって
不安な気持ちを軽減する効果があると考えられます。
以上のようなことが、内臓ヨガによって得られるダイエット効果になります。
では次に実際の内臓ヨガの実践方法をお伝えします。
④内臓ヨガの実践方法
内臓ヨガを行う前にまずはセルフチェックを行います。
●腹式呼吸
①鼻から息を吸ってお腹を膨らませる
②下腹→下の肋骨→上の肋骨の順で膨らむか
※肩や首に力が入ってないか
内臓ヨガ後は、腹式呼吸がしやすくなるので内臓ヨガの前後で確認してみてください!
●前屈
前屈は
・指先が床に対してどのくらい着くのか
・腰からももの裏にかけの張り感
などを参考にして確認してみてください。
●後屈
後屈は
・後ろの景色がどのくらい見えるか
・お腹やももの前の張り感
・腰のつまり感
などを参考に確認してみてください。
※もし、身体に痛みがある人は無理をしない範囲で確認してみてください。
また痛みが出る動作を確認して、痛みが減るかどうかも合わせて確認してみてください。
内臓ヨガ実践のポイント
ポイントを意識して実践することでより内臓ヨガの効果が高まります!
●腹式呼吸を意識して行う
腹式呼吸は内臓の動きを大きく引き出すために有効です。
何度も説明したように、呼吸に伴って内臓は動きます。
横隔膜が大きく動く腹式呼吸は内臓の動きを引き出すために重要です。
また、内臓の動きが改善することで同時に呼吸も改善していくという相互関係にあります。
副交感神経を優位に働かせるためにも、腹式呼吸が大切になります。
息を吸う時間の倍の時間をかけて息を吐くようにすることで副交感神経が優位に働きます。
目安として、鼻から3秒で息を吸って、7秒かけて息を吐くとよいと思います。
苦しくない範囲で意識しましょう!
このような観点から、内臓ヨガを行っている間は
基本的に腹式呼吸を行うようにすることがおすすめです。
例外的に脾臓の内臓ヨガの時は、息を止めることも効果的だと考えられます。
息を止めることによって、脾臓の収縮を引き出すことができると言われているからです。
ただし、脾臓の収縮を引き出す反面、身体の緊張が高まったり
交感神経が緊張しやすくなる可能性もあります。
そのため、リラックスして行う場合は基本的に腹式呼吸を意識することが無難です。
脾臓の内臓ヨガで息を止めて行う方法は
今後Youtubeを通してお伝えしていこうと思います。
そちらも楽しみにしていてください!
●目を瞑る
内臓ヨガは自分の身体の状態や内臓に意識を向けるようにします。
人は視覚からの情報が70~80%以上と言われていて、かなり目に頼っています。
そのため、身体の内部の情報を感じ取ったり
身体の中に意識を向ける機会がとても少ないと考えられます。
だから目を瞑って、身体の中の感覚を意識することで
普段感じることのできない感覚が認知できるようになります。
身体の内側の感覚を感じ取れるようになると
お腹具合などのダイエットに重要な感覚も意識しやすくなると思います。
ダイエットの基本はお腹具合を感じて、腹8分目で食事を満足できるようにすることです。
お腹具合を感じるためには、身体の内側に意識を向けるようにする必要があります。
そのような理由から、内臓ヨガを目を瞑って行うことで
身体の中の感覚を感じるトレーニングにもなります。
●内臓のある場所を意識する
トレーニング、ストレッチに関わらず意識することはとても重要です。
トレーニングの原理原則の中には、意識性の原則と呼ばれる
使う場所を意識することが大切であると言われています。
そのため、内臓ヨガでも同じように臓器を意識することが大切だと考えています。
なんとなくのイメージだけでも掴んでいただけるように
内臓ヨガのイメージキャラクターであるクマ臓で説明します。
この図の臓器たちは比較的表面にあり、触りやすくイメージしやすいものになります。
一方、下の図は先程の臓器よりも後ろにあり
直接触って感じることが難しい臓器(子宮を除く)になります。
触ることはできませんが、存在する場所をイメージすることはできます。
少しでもこれで臓器の場所をイメージしてもらえたらと思います。
もしイメージが難しければクマ臓だけでも覚えてください。笑
●手で圧迫する
自分自身の手を使って、内臓を意識しながら身体を触れていきます。
身体は全身繋がっています。
身体の最も表面にある皮膚から脂肪の層、筋肉の層、そして
身体の中心に近い場所にある内臓とはつながりがあります。
そのため、自分自身の手を使って、身体を触って動かすことで
内臓にまで影響を与える可能性があると言えます。
両手をさすり温めてから、身体に触れて内臓ヨガを行なってみてください。
●無理のない範囲で行う
どんな運動でもそうですが、無理に動かすことはオススメしません。
特に内臓ヨガでは、無駄なところに緊張が入らないように
行った方が効果が高いと考えています。
無駄なところに力が入ると、その部分に意識が向きやすくなったり
緊張が高くなることで副交感神経の働きを高めにくくなる可能性があります。
なので、無駄な部分に力が入らないように注意しましょう!
●前後評価を行う
これも無理のない範囲で行うことと同じで、どんな運動でも同じです。
運動をしたら前後で自分の身体の状態を確認することはとても大切になります。
前後評価を行うことで、しっかりと運動ができていたかどうか
運動が自分自身に合っていたかどうか判断することができます。
内臓ヨガを行った後は、前屈や後屈などの
背骨を大きく動かす動きが行いやすくなると考えられます。
また、腹式呼吸もしやすくなると思います。
それらを指標にすると簡単で分かりやすいです。
この後の内臓ヨガ実践で、身体のチェックの方法もお伝えしています。
自分の今の身体の状態は
内臓ヨガをすることでどのように改善するのか。
それを判断しながら取り組んでもらえると良いと思います。
ここからは実際の内臓ヨガの方法を動画で解説していきます!
動画を参考にやってみてください!
【内臓ヨガの実践方法】
●肝臓の内臓ヨガ
●胆嚢の内臓ヨガ
●胃の内臓ヨガ
●膵臓の内臓ヨガ
●脾臓の内臓ヨガ
●腎臓の内臓ヨガ
●小腸の内臓ヨガ
●大腸の内臓ヨガ①
●大腸の内臓ヨガ②
●子宮の内臓ヨガ
⑤自律神経のバランスチェックと改善方法
自律神経は内臓のコントロール、代謝、食欲に関わる大変重要な部分になります。
交感神経と副交感神経の2つに別れていて、それぞれ役割があります。
交感神経は、代謝を活発にしたり、筋肉を緊張させたり、心臓や呼吸を速くします。
戦う時や逃げる時に強く働く神経で、戦うための準備をしてくれます。
副交感神経は、内臓の働きを活発にしたり、身体をリラックスさせて、心臓や呼吸をゆっくりにします。
交感神経とは逆で、睡眠を取る時などの休息時に強く働きます。
この自律神経は、頭から背骨を通って、内臓や四肢末端に向かいます。
大元の部分が背骨にあるため、自律神経の乱れは背骨の柔軟性に影響します。
そして、背骨の柔軟性は筋力発揮とも関係があり、背骨が硬くなると発揮できる力が弱くなってしまうと言われています。
つまり、自律神経が乱れることで筋力発揮が弱くなってしまうのです。
簡易的にチェックできる方法があるので、1つの参考にしてもらえたらと思います。
自律神経の簡易チェックテスト
自律神経の状態を簡易的にチェックする方法として、立ち上がりテストがあります。
立ち上がりテストは、筋力を簡易的に評価する方法です。
自律神経⇆背骨の柔軟性⇆筋力にはお互い関係がありました。
つまり、立ち上がりテストをすることによって、自律神経の状態が推測できるのです。
なのでご自分の無理のない範囲で動画を参考にチェックしてみてください!
自律神経改善のためのポイント
自律神経のバランスを改善するために〇〇だけやれば良いということはありません。
1人1人自律神経が乱れた原因は違うし、ある人にとっては良いことだけど、別な人から見たら害になるば良いもあります。
なので、絶対こうしなければいけないというわけではありませんが、押さえておいた方が良いポイントについて解説をします。
睡眠
【睡眠を動画で見たい方はこちら】
睡眠と肥満の関係
睡眠は睡眠時間と睡眠の質の両方が大切です。
人は睡眠を取ることによって、身体と脳を休めています。
そして、この間は副交感神経が優位に働いています。
睡眠時間の目安は7時間〜8時間くらいになります。
この時間よりも短くなってしまうと、交感神経の働きが過剰となり自律神経のバランスを乱す可能性があります。
また、睡眠時間が5時間以下だと肥満のリスクや糖尿病のリスクが高くなってしまいます。
●血糖値のコントロールがうまくいかない
●食欲を抑えるホルモンの低下
●食欲を増加するホルモンの分泌増加
●無意識的な行動量の低下
などなど様々な面でマイナスに働きます。
睡眠が充分かどうか判断は以下の3つのを指標にしてみてください。
①寝起きがスッキリしているか
②日中の眠気がないか(午後14時ごろは生理的な眠気)
③カフェインで誤魔化してないか
もちろん日によって違いはあると思いますが、毎日のようにこのような状況であれば、ほぼ確実に睡眠に問題があると言えます。
その場合は睡眠を改善するようにしましょう。
睡眠改善のポイント
睡眠を改善するためには、あたらしく何かやることも大切ですが、無駄なことをしないこともとても重要です。
そのポイントについて解説します。
睡眠時間の確保
仕事や家事、育児で大変な方も多いと思いますが、時間は有限で皆平等です。
そのため、睡眠時間が短くなっている人は時間を捻出する工夫が大切になります。
●無駄にスマホをいじる時間を減らす
●テレビを見る時間を減らす
●筋トレの時間を減らす
●家事の時間を減らす
→食洗機を使う、お掃除ロボットを使う、冷凍食品を使う、お弁当の配達を使う、ベビーシッターの利用
●仕事時間のコントロール
などなど、できることをできる範囲で行いましょう。
まずは時間の捻出をすることが最優先です。
その上でなかなか時間が取れない場合は昼寝を有効活用しましょう。
昼寝のポイントは3つです。
①昼寝の時間は12時から15時の間を目安にする
②なるべく横にならず5分から15分くらいの時間にする
③昼寝する30分から1時間前にカフェインを摂る
ただし基本は睡眠時間の確保です。
前提を忘れないようにしてください。
睡眠の質改善
睡眠の質を改善するためには、睡眠の質を高める工夫と、睡眠の質を下げない工夫の両方が大切です。
ただ、多くの人は睡眠の質を下げるようなことをしています。
ぜひご自身の生活を振り返って改善しましょう。
●日中に適度な運動をする
●生活のリズムを作る(早寝早起き)
●寝る1時間前からスマホやパソコンを見ない
●寝る直前に食事をしない(2〜3時間前)
●15時以降にカフェインを摂らない(1日1杯〜2杯)
●過度な飲酒
●お風呂に浸かる(42℃以上は注意)
●寝る前にティースプーンのはちみつ1杯(夜間低血糖対策)
→夜中に目が覚める、歯ぎしりなど
●寝る前のリラックス
→内臓ヨガしてください!!!笑
食事
おそらく多くのダイエッターが求めているのは、何を食べれば痩せるのか、何を食べなければ太らないのか、糖質〇g、タンパク質◯g、脂質◯g食べれば良いかなどだと思います。
また、どんな食事なら自律神経が整うかだと思います。
結論から言えば、そんなものはありません。
がっかりするかもしれませんが、僕はそう思います。
ただ、食事において意識した方が良いこと、なるべく避けた方が良いものはあります。
それを解説していきます。
食事で意識すべきポイント
食事については難しいことを考えずに一汁三菜を意識しましょう。
一汁三菜は昔から言われている食事です。
バランスを良くすることが大切で、〇〇をこのくらい食べた方が良いというのは難しいです。
ただ、糖質は150g/日、たんぱく質は1.0~1.2g/体重1kgを目安に摂れると良いと思います。
ベースのラインとして、このくらい栄養素を摂っておいた方が良いということは知っておいてください。
また、毎食一汁三菜は難しいと思います。
朝忙しい時や時間ない場合はTKGがオススメです。
どうしてもダイエットを意識していると糖質を避けがちですが、主食を食べた方が満足感が高まります。
糖質はエネルギー源にもなるので、仕事や家事や育児の活力にもなります!
避けた方が良いもの
基本的に禁止食品は作らない方が良いです。
その上で避けた方が良いものとして、人工甘味料があります。
人工甘味料は、カロリーがなく、血糖値も上げないと言われていますが、腸内環境を乱す原因となります。
人工甘味料によって腸内環境が乱れると、血糖値が乱れてしまいます。
血糖値は食欲をコントロールする大きな要因となるため、食欲が乱れて食べ過ぎにもつながります。
食べ過ぎてオーバーカロリーになれば太ります。
また、インスリンの分泌も増えてしまうため、脂肪が蓄積しやすくなります。
運動
自律神経は、呼吸を調整したり、心臓の拍動を調整したりします。
もし、体力の低い人が運動をすると、体力がある人と比べて呼吸が大きく乱れたり、拍動が速くなったりします。
そのため、体力の低い人の方が自律神経に負担をかけてしまいます。
経験ある人もいるのではないでしょうか?
・少し早歩きをすると呼吸が乱れる
・階段を登ると息が上がる
・自転車で緩やかな坂道を漕ぐと辛くなる
運動は消費カロリーを増やして痩せるではなく、体力をつけて自律神経への負担を減らすという観点がオススメです。
運動はウォーキングから始めて、余裕がでてきたらジョギングに移行すると良いかと思います。
運動方法
●心拍数110前後を維持できる負荷で運動
→慣れてきたら時間を少しずつ伸ばすか、強度(スピード)を上げると良いです。
心拍数が110前後であれば、自律神経に対して適度な負荷となります。
なので、自律神経を意識した運動であればこれくらいを指標にすると良いと思います。
自覚的な運動強度としては楽だな〜と感じるくらいが目安です。
意識して取り組んでみてください!
ストレス管理
現代はストレス社会と言われており、ストレスを抱えている人が本当に多いです。
ストレスを0にすることはできませんが、自分なりに発散する方法を持っておくことは大切になります。
ストレスは交感神経を緊張させます。
慢性的なストレスを抱えた状態になると、常に交感神経が緊張してしまいます。
その結果、自律神経のバランスを乱すことにもつながります。
また、慢性的なストレスによってストレスホルモンの分泌が長期化すると、食欲も乱れてしまいます。
慢性的なストレスで食欲が強まり、食べ過ぎてしまえば太る原因となります。
さらに、食べ過ぎは内臓に負担をかけるため、それによって自律神経が乱れてしまうことも考えられます。
【ストレスコントロールに関する解説動画】
ストレスコントロールについて
ストレスコントロール法
●腹式呼吸(鼻から3秒で吸って口から7秒で吐く)
→内臓ヨガを組み合わせるのがオススメ!
●運動を週に合計1時間増やす(生活の中で活動量を増やす意識)
※現状運動量が多い、運動しないと不安という方は別な方法がオススメ。
●自然と触れ合う
⇒木が多い公園に行く
⇒自然のある場所にでかける
●楽しいことをイメージ、好きな人を思い浮かべる
●不安なことを紙に書き出す
などなど、ご自分に合った方法を試してみてください!
終わりに…
内臓は身体の表面的な不調に関わることがあります。
それらがもちろん内臓ヨガで全て解決するわけではありません。
疑わしきはまず病院で検査をして、異常を確認すべきです。
しかし、そういった検査でも全く問題ない場合は、数値に現れないレベルで
内臓が不調を起こしているのかもしれません。
そんな時は内臓ヨガをぜひやってみてください!
内臓ヨガで心と身体をリフレッシュして
辛い症状が少しでも楽になれば嬉しいです。
内臓ヨガは内臓をケアするための1つの手段として有効だと思います。
僕はこの内臓ヨガをもっと広めていきたいと考えています。
●内臓ヨガをやってみたい方
●内臓ヨガに興味を持ってくれて一緒に学びたいという方
ぜひご連絡ください。
1人でも多くの方が内臓ヨガに興味を持ち
内臓のケアを意識することが当たり前な社会になると良いなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?