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藤田さんちのステーショナリー、そしてインク沼

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集めている文房具、画材、インクをご紹介しています。 様々な色合いのものから、相手をイメージして選んでいくのがインクの一番好きな楽しみかたです。
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2023年1月の記事一覧

備中想色 せとうち夜想 うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は瀬戸内海の静かな夜を切り取った黒青。 うさぎや 備中想色 せとうち夜想生まれが愛媛、育ちが岡山だったので、小さい頃は何度も瀬戸大橋を使って行き来していました。 晴れた日のバッと広がる感じも、曇りや雨の静かな感じも、真夜中のライトアップされた幻想的な感じも、一通り見てきたかなと思っています。 やはりライトアップされた瀬戸大橋はキレイで、遠くまで光のラインが連なっていく光景は今も強く心に残っています。 このイ

備中想色 備中国分寺の夕焼け うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は夕焼けを切り取った色彩。 うさぎや 備中想色 備中国分寺の夕焼け備中国分寺は、岡山県総社市にあるお寺で五重塔が有名です。 総社はそこそこ近いので、行ったことがあるような、ないような。 五重塔も見たことあるような、ないような。 小さい頃に見てるかもですが、「備中国分寺だ!」という認識で見てないので、めちゃくちゃふわっとしています。 思い出話?はさておき。 色はこんな感じです。 夕焼けという言葉を聞くと、赤み

備後彩雲 神辺の紫陽花ロード うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は道いっぱいに咲き誇る紫陽花の紫を拾ったインク。 うさぎや 備後彩雲 神辺の紫陽花ロード『因島のはっさく』『尾道の石だたみ』に続く、『備後彩雲』第3弾最後のインクは『神辺の紫陽花ロード』。 ラベルから風情と歩いた時のワクワク感が伝わってきます。 ちなみに「神辺」は「かんなべ」と読みます。 色はこんな感じ。 先日ピオーネを取り上げましたが、あちらより紫らしい紫をしていますね。 濃淡に関わらず、色味が安定してい

備後彩雲 尾道の石だたみ うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は石畳のグレー。 うさぎや 備後彩雲 尾道の石だたみ『因島のはっさく』に続いては、広島尾道の石畳の景観をイメージした『尾道の石だたみ』。 ラベルは曇り空なのか雪化粧なのか。 グレー1色で物語を感じさせるデザインが好みです。 色はこんな感じ。 濃すぎず薄すぎず、扱いやすいグレーをしています。 自分の目にはやや緑や青っぽい色がちらつきますが、 基本は純粋なグレーという感じ。 案外似た色のインクなかったので、活

備後彩雲 因島のはっさく うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は明るい柑橘の黄色のインクです。 うさぎや 備後彩雲 因島のはっさく因島は広島尾道市に属する、瀬戸内海の島の1つです。 因島発祥とされるはっさくが有名で、因島の観光協会のサイトでも食の1つとして、大々的に取り上げられています。 色合いはこんな感じ。 生成りの紙に黄色のインクなので、読みやすいようにテキストでも書きますね。 スキャンで少し色みがずれていますが、実際はもう少し赤みがかった柑橘のフレッシュな黄色

備中想色 ピオーネ うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 本日もうさぎやオリジナルインクのご紹介。岡山の名産品の1つであるあの果物の色彩。 うさぎや 備中想色 ピオーネ岡山はぶどうの産地で、ピオーネやシャインマスカットなどを生産しています。ピオーネの生産量は全国一。 以前は種あり / 種なしで、種なしの方を「ニューピオーネ」と呼んでいたのですが、最近は種なしが主流になったため「ニューピオーネ → ピオーネ」になったそう。 色合いはこんな感じ。 取り込んだらだいぶ紫っぽ

備中想色 倉敷白壁 うさぎや -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 1月2日~5日まで実家に帰省していまして、毎度のように地元の文房具屋『うさぎや』さんへ遊びに行きました。 いわゆるご当地インクをたくさん作っていて、50色を超えるラインナップがあります。(販売が終わった限定色含む) 今回は7色新たに迎えたので、順番にご紹介していきます。 うさぎや 備中想色 倉敷白壁岡山の名所の1つ、倉敷美観地区。 そこに立ち並ぶ白壁のインクがこの『倉敷白壁』です。 色合いとしてはこんな感じ。