備中想色 倉敷白壁 うさぎや -藤田さんちのインク沼-
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
1月2日~5日まで実家に帰省していまして、毎度のように地元の文房具屋『うさぎや』さんへ遊びに行きました。
いわゆるご当地インクをたくさん作っていて、50色を超えるラインナップがあります。(販売が終わった限定色含む)
今回は7色新たに迎えたので、順番にご紹介していきます。
うさぎや 備中想色 倉敷白壁
岡山の名所の1つ、倉敷美観地区。
そこに立ち並ぶ白壁のインクがこの『倉敷白壁』です。
色合いとしてはこんな感じ。
ほんのり赤みがかったダークグレー。
「白壁でグレーとはこれいかに」という感じですが、「紙の白を漆喰に見立てて、なまこ壁の平瓦(黒い部分)をこのインクで表して白壁にする」と捉えると納得がいきますね。
このインク、1点だけ残念な点が。
やや水分多めで、厚めの紙でもたっぷり付けて書くと裏写りします。
ガラスペンよりは、万年筆やつけペンの方が向いてそうですね。
地元の風景を思い起こさせてくれる素敵な1色でした。
身近なご当地インクは、記憶や体験とリンクして語れるので、他のインクでは出せない話ができて楽しいですね。
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