雨の日の過ごし方
2023.6.8【167限目】
この頃になると、子どもたちは進級して2ヶ月が経ち、学級での生活にも慣れて、生活態度や学習態度も少し緩みがちになってきます。
子どもたちの生活の様子を見ていて、姿勢が悪くだらりと座っていたり、机の上が散らかったりしていると要注意です。
学校生活や学級の決まりなどをもう一度確認し、ルールを守ることを指導して、安心して集中できる雰囲気を作ることが大切です。
遊びからルールを学ぶ
雨の季節になり、外遊びもなかなかできません。エネルギーがあまっているので、ローカを走って滑ったり、ふざけてぶつかったりすることもあるので、この時期は子どもたちと雨の日の過ごし方などを話し合っておくことが大切です。
遊びは一定のルールがあり、それを守るから楽しいので、ゆるみがちの雰囲気がある時は、遊びを通してルールを守ることを学ぶ時間にするときがあります。
教室で楽しめるゲーム
① 「リーダーをさがせ」
教室の机イスを後ろに下げ、前で円を作り円の中心を向きます。
役割:リーダー(円の中の一人でサインを出す人)
オニ(リーダーを見つける人)
遊び方:オニを決めて、ローカに出て、中を見ないように待つ。
最初は教師がリーダーになって、お手本を見せます。
☆リーダーは、次々と色々な動きをします。(手をたたくから始まって、手を挙げたり、下げたり、踊ってみたりなど)そのたびに円のみんなは、リーダーのまねをします。
オニは手をたたいたら教室に入ってきて、動きが変わる時に、誰がサインを出しているのかを見つけて、リーダーの名前を言います。当たれば、リーダーが次のオニを決めて、その子がローカに出ます。
前回オニをした子が、リーダーを決めます。(名前を呼ばないで、オニに気が付かれないように指差しをして、それを皆が確認します。)
2回目のゲームが始まります。
皆が手をたたいたら、オニが教室に入ってきて、円の中心に立って、誰がサインを出しているのかを見つけて名前を呼びます。間違っても3回までは名前を呼ぶことが出来ます。
このゲームは、みんなでリーダーのサインに注目し、オニに見つけられないように、リーダーと同じ動きをするスリルが面白く、一体感があるので楽しいです。
時間が来れば、区切りで終われるので、チャイムが鳴り予定の時間が来れば、ゲームを終えることが出来るので、よくこのゲームを楽しみました。
① 宝さがしゲーム
・色紙を配り、一人一羽の鶴を折ります。そしてそれを集めておきます。
・AチームとBチームにグループ分けをします。先攻後攻を決めます。
・Aチームが先行の場合。Aチームが一人2羽の鶴を、教室の色々なところに隠します
その時Bチームは、教室の外に出て中を見ないようにします。
・準備が出来たら、Bチームが入ってきて折鶴をさがします。制限時間5分。それまでに全部見つかれば終わります。(見つけた折鶴の数を数えます)
・見つからなかった折鶴をAチームが回収します。
次は、AチームとBチームが交代して同じことをします。多く折鶴を見つけた方が勝ちです。
ルール
・隠す場所は、机の中やランドセルの中などの個人のものの中や、先生の机のまわりには隠さない。
・Aが捜している時にはBチームは座席に座って見て楽しむ。
・探している時に動かしたものは、元の場所に戻す。
このゲームの面白い所は、隠す楽しみ、探す楽しみ、探している人の様子を見て楽しむ。そして勝ち負けがあるというところです。
③ 少人数、班単位で遊べるゲーム
トランプ・百人一首・カルタなど、遊び方を考えると多人数でも遊べます。
④ 昔遊び
1年生では、昔遊びを生活科で学習しますので、各教室には、けん玉・お手玉・おはじき・ダルマ落とし・コマなどがあります。
また、【13限目】の「道具作りとゲーム」の中で、雨の日にも楽しい遊びとして、「皿回しの作り方」を紹介しています。(参考にして下さい。)
読書のおすすめ
ゲーム以外でも、雨の日に外で遊べない時こそ、じっくり読書をするのもいいと思います。教師の読み聞かせや、子どもたちから、読んでいる本や気に入った本を紹介してもらうのも、楽しい時間になります。
気持ちが緩みがちな6月にこそ、遊びを通してルールを守ったり、みんなで一つの遊びを楽しんだり、本を読んでゆったりとした時間を楽しむこともいいですね。
【今週のけい先生】*担当:夫(父)
本日、所属ゴルフクラブでの月例コンペ、レディース杯に朝早くから出かけました。ラウンド終了間際に雨が降り出しましたが、曇り空で、風邪もなく快適にラウンド出来て、スコアもハンディ+1オーバーで回れたと、久しぶりに、笑顔で報告を受けました。
今日は、noteの原稿入力の為、夕食は、私(夫)が担当し、ベーコン+シーフード+チーズいっぱいのドリアを作りました。これも久しぶりに美味しく出来ました。けい先生も美味しいと言って食べていました。
【編集担当より】
ふと、雨で外で遊べない時の休み時間が思い出されました。小学生の頃は、なんでも遊びにするもので、低学年の頃は、牛乳キャップを上履きでひっくり返す遊びをよくしていました。(あれなんという名前なんでしょうか)
ちょっとした通貨みたいになっていて、家で牛乳をとっている子が幅を利かせていました。特に、学校の牛乳キャップよりも一回り大きいキャップを持っている子が強くて、牛乳キャップ$を荒稼ぎしているような様相でした。
たしかちょっと行き過ぎて規制されたようなこともあったような気がします。面白いこと程、目立ちすぎると規制されるものですね。それでも工夫して、新たにより面白いやり方を探していたように思います。
”やんちゃをまじめに 遊びをクリエイティブに”
以前所属していた企業のクレドの一部だったかと思いますが、好きな言葉でよく使っています。やるなら本気で遊びましょう。仕事じゃないんだから、遊びで手を抜くのは、嫌いです。
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