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こだわって こだわって こだわって

まだまだ足りない。それでも、

11月25日 日体大記録会 
14'53"48

全治半年。二度目の股関節唇損傷。
その手術して以来、長く遠ざかっていた自己ベスト。
去年から止まっていた時計が再び動き出した。

決して満足できる結果ではないし
練習の力を100%出し切れたとも思っていない。
(当日のスローなレース展開、ピークアウトしていた自分の状態等)

そもそも本来ならばあの日は10000を走って
チームの全日本駅伝関東選考への出場に貢献しなくてはいけなかった。

そんな中で5000mのレースを走った。
だからこそ自己ベストは最低条件。14分台も最低条件。
0合目から1合目に進んだに過ぎない。

ただ1ヶ月前の復帰レースでは
15'46"75
1分弱タイムが縮まった。

自分にはまだまだ伸びしろがある。
今回感じた手応えと悔しさ、そのすべてを12月23日の記録会のぶつける。

継続

レースの結果云々よりも
質の高い練習を継続して積めていることに大きな意義があると思っている。

紋別での最後のポイントで肉離れ。
あの時は胸が張り裂ける思いだったが
そこから復帰して以降、ポイント練習は全て完遂している。

ここまで練習が継続できているのは去年の春シーズン以来。
大体3ヶ月練習を積めると、身体の内部が変わる。
筋肉や呼吸器といった各部位ではなくて、もっと総合的なイメージ。

逆にそこが足りないと、頭と身体との間で誤差が生じる。
復帰過程はその感覚の誤差をすり合わせていく作業が大切になる。

そしてもう一つ。
練習が積めると自信が「生まれる」。
自信が「作れる」ではない。

自信を作ること自体は思考でカバーできる。
ただ作り上げた自信はフェイクで、心のどこかに拭えない不安があるが故に都合よく作り上げた自信でその分を補おうとする。
自分自身これまで何度も経験した感覚。陸上競技に限らず。

本当の自信は根拠のある過去からしか生まれない。
そして今回のレースでは生まれた自信を胸に走れた感覚がある。

この先望む結果を掴み取るために
真の自信を心に据えてスタートラインに立ちたい。

そのためには何が必要なのだろうか。

こだわる

「こだわりを持って毎日を生きる事」
これがハリボテではない真の自信を生み出す。

・普段のjogで16km走ること

・怪我をせずに走っている誰よりも長い時間をかけて補強練習を行うこと(故障中)

・血流が巡り辛い体質を踏まえて週に4回以上銭湯に行くこと

・寝る前にキリートレモン(クエン酸1000)とリポDを飲むこと

・ビタミンB、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、BCAAを摂取すること

・授業内で質問があった時は積極的に発言をすること

・毎日100ページ以上小説を読むこと

・練習日誌、日記、次の日のスケジュールは手書きで記すこと

・ライオンズ関連のニュースはくまなくチェックすること

・「挨拶」と「ありがとう」を大切にすること

・ヘアケアで髪の毛のキューティクルを保つこと

・香水はシャボン系、柔軟剤は3種類を配合して使うこと

・ロッカーや靴箱などは2,7,17番を選ぶこと

etc…

私のこだわりの一部。
比較的ライトなものを抽出した。

分かりやすいもの、願掛け的なものまで色々ある。
ただ自分にとって無意味なものは一つもない。

ただ練習をこなすだけではなく
こだわりを持った日々の中に練習を組み込む。
これはもちろん陸上に限った話ではない。

速く走ることに目標を据えるなら
それに繋がるこだわりを構築する。

将来ジャーナリストになりたいなら
それに必要なこだわりを毎日実行する。

たまに忙しいなって思うときはあるけど
それは充実してるってことで
この上ないくらいに幸せな毎日だと胸を張って言える。

こだわりを作るには

「何のためのこだわりか=目標」
「その目標はどうしたら達成できるのか=思考」
「思考に基づいてどのような挙動を取るべきか=行動」

この目標→思考→行動というプロセスを積み重ねる。
その継続が唯一無二のこだわりを作っていく。

最近は

「自分のことは好きか?」と聞かれた時、悩んだ。
自分を心から好きでいるためにこだわりを持って毎日を生きている。
その自負はある。

だから基本的には好きである。
基本的には。

家族以外には一度も話したことは無いかもしれないが
一つ非常に大きなコンプレックスがある。

それが原因で何度も自己嫌悪に陥ってきた。
ただそれで終わってたら何も始まらない。
それを補うために、沢山のこだわりを作ってきた。

しかしマイナスを補うために始めたこだわりが
いつの間にか自分にしかないプラスを生み出していた。

これが最近の自分。
コンプレックスで一喜一憂することもだいぶ少なくなった。
ごくたまに親に泣きながら電話したりするけど。

こだわりを持って生きる事で自信が生まれる。
すると自分を好きになる。
そしたら色々なことが上手くいくようになる。
例え面倒でもこだわって選択した行動は必ず自分の糧になる。

自愛して

自分に愛情を注いでいる人は人にも愛情を与えられる。

人が10人いたら10人分の価値観があって
それは十人十色の経験や環境で、唯一無二のものになっていく。

だからこそ他人からどう見られるか
好かれるか嫌われるか
それを自分の考えるままにコントロールすることなんて不可能。
持ってる価値観が違うから。

そんな不確実な判断基準が
関わる人が増えるたびに自分に降りかかる。

その全てに合格しようとするのは不可能だし
第一にそんな必要はない。

自分のこだわりが構築する生き方を良いねと言ってくれる人
ディープな部分で共鳴し合える人
そういった存在は必ずいる。そして大切にする。

でも何よりも大切にするのは自分自身。
自分のことを誰よりも近くで見ていて
日々の頑張りも全部知ってる。

周りの目を気にして自分を裏切ってはいけないし
同調圧力なんてしょうもないものは無視したらいい。

自分の本当のこだわりを貫いて毎日を生きて欲しい。
そうすれば自分を信じられるようになって、自分のことが好きになる。

と信じている。

結局

こだわりは人それぞれで
目指すものが違うからこそそれは当たり前。
そこに優劣は一切ない。

ただ自分に嘘をついてこだわりを捨てるのは簡単なことなので
他人の生き方にぐちぐち小言を言う暇がある人は自分のことに集中して

自分だけの人生なので。愚直にこだわり続けましょう。


次は島田君です。
年末の記録会お互い頑張ろうね。

よろしく!





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