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2020年 買ってよかったもの

はじめまして、中川政七商店の緒方と申します。
中川政七商店について詳しくはこちら

この度、noteさんにお声がけいただき「2020年買ってよかったもの」のお手本?記事を書くことになりました。

ツラツラと書いていたら、超長文になってしまいました・・・ので、お手本とは認識せずに頂ければ幸いです笑


今年はコロナの影響もあり極端に外に出る機会が減り、今までのように足を棒にして色んなお店をはしごして買い物をするというような事はありませんでしたが、特殊な状況だったせいか、自分の買い物にひとつの大きな傾向があることがわかりました。

当時は特に意識はしていませんでしたが、買ったものを眺めながら振り返るとコロナ禍における私の買い物の特長は「SNSとともにあった」ということがありました。
他律的で偶発的な消費行動がほとんど占めていた。

着心地がいいTシャツがほしいなと思ったらSNSで友人に教えてもらったり、また別の友人が「これ最高!」とSNSにあげていたケーキを発注してみたりなど。

急遽始まった在宅勤務に対応するために自宅のデスク周りを整備しなければならない、、というようなソリューションとしての買い物も、SNSで見かけたGo Andoさんのデスクをスッキリさせるマガジンを頼りに買い集めたり、嗜好やエンターテインメントとしての買い物は友人との繋がりがキッカケだったり道標だったりそれ自体が目的だったりということがコロナ禍における私の購買行動の特長の1つとしてありました。

考えられる理由は大きく2つで、
1つは上記した友人との繋がりへの意識。

特に意識はしていませんでしたが、こうして眺めてみると図らずも突入した在宅勤務で普段よりも「繋がっている感」を潜在的に求めていたのかも知れませんとは思います。

「このあいだ教えてくれた○○買ったよー!最高だった!」
「おおー!本当に買ったんだ!ありがとう!そうなんだよ、アレ本当にいいんだよ!コロナが明けたら一緒に○○しよう!」
というような会話は、確かにいくつかしましたし、その会話自体がありがたいし、救いがあった。持つべきものは友ですね。

2つめはコロナ禍で1経営者としても日々様々な判断をしなければならない事が多く、脳の容量的にも時間的にも「買い物を楽しむ」という状況下になかったということ。
インターネットもネットストアも普段はよく使うのですが、コロナ禍においては買い物のための検索はほとんどしてない気がします。
これは今日時点でも未だにそうです。


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私は、良いものが買えて、それを身に着けたり使い始めた時に感じる「無敵感」が好きです。

キャリアでは一貫して小売業に携わっていますし、買い物を通じて得られる無敵感の中毒者と言ってもいいのかもしれません。

自分の身の回りを心底気に入ったものばかりで構成したい。
これは自分のためにあるものだ!と思えるものを少しづつ選び取って生活に加えていきたい。

その活動を通じて「自分らしさ」を確かめたり、軌道修正したり、より強くしようとしていたんだと思います。
ですから、嗜好型の買い物の場合は便益だけを見て購買に至るということは少なく、ブランドが持つ背景やスタンスも非常に重要なポイント。
どれだけカッコいいジャケットでも共感できないスタンス(理念)のものは「自分らしさの強化」にポジティブな要素を追加してくれないので、どうやったって購買意欲が湧きません。

となると、自分にとって改めて、買い物というものはなんなんだろうなと言うと「こうありたいと願う自分」と「そこに到底届いていない自分」のギャップを埋めるための、良く言えば努力、悪く言えば足掻きでしょうか。

もちろんこれだけで購買行動の全てを説明できるわけではないですが、基本的に嗜好型の買い物とは自分らしさのためにあり、大いなる自己満足であると少なからず考えていたところ、コロナ禍で自分の購買行動が「自分で自分らしさを選び取る(完全自己完結)」というものから「繋がりをベースとした情緒的なものを重視していた?」という全く意識してなかった1つの仮説を自分に問いかけることができたのは貴重な考材ですし、人間ってのは相変わらず面白いなと思うわけです。
自分のことなのに、いつまで経ってもわかりやしない。

まぁ、色々と不安だったんだと思います(雑
これからも頑張っていきましょう。

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というわけで、前置きが長くなりましたが、以下からが本編です。

大きく衣食住のカテゴリーに分けてみました。
「食カテゴリーは必要だったんだろうか?」と思いつつ、1つどうしても紹介したかったので強引に混ぜてます。

「衣」カテゴリー

冒頭で少し触れましたが、SNSで友人にオススメを聞いて買い物をしたという話です。

コロナの影響で自宅にこもっていた時「気持ちいいものに包まれて気分良く過ごしたい(仕事したい)」というマインドになりました。
これまで着心地が悪いものばかり着ていたかと言うとそうではないのですが「着心地」を最優先したことは少なかったかもしれません。
持っているズボンもほとんどがスキニータイプでしたが、今は殆ど履いてません。GRAMICCI最高です。

そして、他者との交流がWEB会議中心となったので、派手な色柄は避けて清潔感があるものがいいと思い、結果「白色無地(ポケット付きが望ましい)で着心地がいいTシャツを買い集める」ことにしました。
※ポケット付きがいい理由は、マスク入れたいからです

目標は、平日5日間のローテーションを
「着心地がいい白のポケットTシャツだけ」×「全部違うブランド」
で組むこと。

とはいえ、色んなお店を見て回って触って確かめることができなかったし、WEB検索で探しても着心地について確信を得るのはなかなか時間がかかりそうだと思い、ファッションに対して造詣深い友人が多いので、Facebookでこのように問いかけてみることにしました。

たくさんのオススメを教えていただき、自分が今まで買ったことないブランドだけで色々買ってみました。
オススメを教えてくれた皆様、ありがとうございました。
全部を買うことはできなかったのですがお許しくださいませ。

<買ったブランド一覧>
①handvaerk
②norikoike
③SUNSPEL
④KASHALLY
⑤Fabric tokyo
⑥ALL YOURS
⑦10YC
⑧BARNS
⑨MARGARET HOWELL
⑩ZOZOオリジナルマルチサイズ
⑪Graphpaper(Tシャツは初購入)
⑫NORTH FACE(Tシャツは初購入)
⑬nano universe(Tシャツは初購入)


Tシャツを選ぶに当たり重要視するポイントは以下の通り。
①素材感
②タフさ
③シルエット
④着心地
⑤価格
⑥縫製などの細部
これらのバランスで買い物を決定する、というのが普段の私です。

今回は色々買った中から、特定の切り口で尖っていた何枚かご紹介します
完全な独断と偏見です、予めご容赦ください。

着心地がいい部門 第1位
KASHALLYのCREW NECK T-SHIRT

カシウエアの作ったTシャツということで、着心地に関しては期待していたのですが、想定通り最高でした。
シルクのようなカシミアのようなスベスベ感にテロっとした繊細な生地感。太めのリブによる重みも手伝ってシルエットがストンとキレイに落ちるところもポイント。
ただし着丈は私の理想よりは短めだったので外着になることはなさそう。
贅沢な家着(在宅勤務着)となってしまった。
また、繊細さのトレードオフで、タフさにはあまり期待しないほうがよさそうな予感はあり。

ポケットTシャツではないので要件は満たしてないのですが、あまりに着心地がいいのでローテーション入り。

メンテナンスフリー部門 第1位
ALL YOURSの「着たくないのに、毎日着てしまう。 Tシャツ」

商品名が全てを語っています。着る前は「またまた〜笑」と思っていたのですが、着たあとはこれがよくわかる。

朝起きて、なんだか、つい選んじゃうんですよね、、、快適だから。

細かい鹿の子?サッカージャージのような質感のTシャツが超高機能になったようなTシャツ。
シワはつかないし、すぐ乾く、匂いもつかない。糸の織り方も普通のTシャツと明らかに違う。そのせいか、着脱時はちょっとだけ勢いが必要(ストレスを感じるほどではない)。
商品設計としてとにかく唸らせられたポイントは上記機能を高水準で持ったまま、元々ハリの強い生地に絶妙な厚さを持たせることで、着た時にTシャツのシルエットがピンとあり続けてくれるところ。
これにより、シルエットが纏う高級感はグンと高くなっています。

ただし、近づいてよーく見てみると素材は細かい鹿の子感と書いた通り、凸凹はしていますし、ナイロン混特有の光り方もあります。また、着心地はとにかくサラッとしているんですが、ハリ感の犠牲で少しゴワッとしている感じもあり(ゴワッと書くと不快なイメージかもですが、そうではないです)。
ただ「しっとりなめらか」を求める人には合わないかと。
ある意味KASHALLYの真逆。

余計なことはゴチャゴチャ考えずに済む、タフに使えてかっこいい白Tシャツが欲しいと言う人がいたら迷わずコレを勧めます。夏の暑い日には本当に重宝しました。

ポケットTシャツではないので要件は満たしてないですが、夏場では最も快適だったのでローテーション入り。あったかくはないので冬は出番減るかも。あと、ポケットTシャツ作って欲しい(笑)

費用対効果部門 第1位
nano universeの「SHELTECH ポケットTシャツ」

某アウトレットモールに立ち寄った時にふと目に止まって触ってみたらコットンのTシャツに猛烈にストレッチが効いたような素材感が気になって買ってみたTシャツ。確か1,500円くらいだったはず。ポケットもついてる。

今ZOZOで検索してみたら1,760円でした(全サイズ完売)。
ポケットTじゃない方は公式サイトにまだ残っていそうです。

Mが残ってたら4〜5枚買っておきたかった・・・というくらい費用対効果は抜群。

この「SHELTECH」がミソなのだろうか?
サイトの説明文を引用すると

「太陽と遊ぶ」というコンセプトのもとSHELTECH®は誕生しました。それは炎天下の中でも涼しく自由に動き回ることができる素材。【1.遮熱 2.接触冷感 3.吸水速乾 4.軽量 5.紫外線防止】の五つの機能全てを備えています。

とのこと。

といいつつ、上記5つのポイントよりも抜群に気に入ったポイントは、着心地がコットンのようでいてかつ、圧倒的にストレッチが効いていて、これがとにかく快適。

またサイズ感において私が最も重要視している着丈もまさに求めていた長さということもあり、今回一番気に入ったのはコレ。ポケットも付いてるし。
1500円でこれなら費用対効果は抜群。3,520円だと一晩悩む気がしますけど。
せール価格で在庫が残ってたらあと4,5枚買っておきたかった。

来年の夏のセールはnano universeに駆け込むことに決めました。
今年のものと全く同じ仕様で発売してください笑

書き終わってから気づくのもなんですけど、セール品だったので費用対効果第1位というのはおかしいですね。
私が払った金額ベースで判定してました・・・書いた文を消すのももったいないので、このまま次に行きます。 

エレガント部門 第1位
Fabric Tokyoの「クルーネックTシャツ」

ツルツルした着心地もよく、生地も高級感があり、シルエットは最も私好みでした。
Tシャツのサイズというのは異常なほどに奥が深く、その点で言うとZOZOオリジナルのマルチサイズTシャツは身幅も着丈も選べるという画期的な仕組みで本当に素晴らしいと感じました。
※今見たらページは見えなくなっていました

ただ、身幅や着丈が選べたらエレガントになるかというとそうではないというのがシンプルな形だからこその奥深きTシャツの世界。
つまり、私の体型にとって最高だった、という評価なので誰しもにとってそうかと言うとそうではありませんが、生地も高級感がありますし、基礎シルエットが美しいのである程度、人を選ばずエレガントさを享受はできるかと。

唯一にして最大の難点は首周り。
恐らくモックネックTシャツの型と同時に開発したため、首周りの設計を2種で分ける時間的な余裕がなかったか価格設計の壁に当たったのかなと推察します。
ほとんど伸縮しないため着る時と脱ぐ時の大変さは1位。
これにより「着たくないのに毎日着てしまう」には、なり得ず。
「勝負Tシャツ」的立ち位置で理解した方がいいかもしれません。

逆に言うとヨレにくい首周りという事にはなるのでそちらの価値を優先したのかも知れない。COMME des GARCONSのパルファムJEWELのTシャツの首周りが一切伸びなくて、着る時大変だったのを思い出しました。

ハイメゾンのTシャツと言われてもわからない品質。
でも、首周りが解決しない限り、ローテーション入りすることはないでしょう。勝負の時はよろしくお願いします。あと、ポケットTシャツ作って欲しい(2回目)


以上です。
超私的見解でかつあえて特定の切り口で1枚選ぶと、、という視点なのでこうゆう結論に至ったのですが、総合評価で並べ直すと様相は変わりますし、前提としては「私個人の好み」ですのであしからず・・・


なお、
①素材感
②タフさ
③シルエット
④着心地
⑤価格
⑥縫製などの細部

これら全てを考慮した総合評価で1枚選べと言われたら
マーガレット・ハウエル」のTシャツが1番商品バランス良かった
です。気持ちいいしカッコいいし丁寧。

今までなんとなくご縁がなかったブランドの1つだったのですが、人気のワケが少しわかった気がします。

なお、私が買ったTシャツの商品ページは完売?につきもうありませんでしたのでECのリンクだけ貼っておきます↓

最後に、今回色々買って完成した在宅勤務の平日5日間ローテーションを発表します。

月曜日)ALL YOURS サラッと行きたい月曜日
火曜日)nano universe リラックスして望みたい火曜日
水曜日)handvaerk シットリしているのに軽快な水曜日
木曜日)MARGARET HOWELL 柔らかく体にフィットする木曜日
金曜日)KASHALLY ひたすらにシットリスベスベな金曜日


本文で言及しませんでしたがhandvaerkはKASHALLYに近い質感にサラ感追加。お値段はKASHALLYの半分なのでコスパよし。シルエットはかなりボックスシルエットなので私の好みではなく、外着にはならなさそう。

なお、土日の定番は中川政七商店の鹿の刺繍Tシャツです[PR]

正倉院宝物の「麟鹿草木夾纈屏風」(りんろくくさききょうけちのびょうぶ)の鹿をモチーフにした刺繍がポイントのTシャツです。
今期から鹿の刺繍の縫い方や糸の選定を更に煮詰めて、バージョンアップしました→刺繍の解像度が上がった、というように捉えて頂ければ。

また、鹿の刺繍を通常よりも少しだけ中央に配置する事で、カーディガンやジャケットを着ててもチラ見えするようにしている所もポイントです。


・・・・・・・・・・

買い物の面白さはこうゆうところに詰まっているのですが「高いものが自分にとって最高なもの」かというと、そうではないというところ。
こだわればこだわるほどそれにマッチするものは少なくなり、だからこそ、それを探すことが楽しくなる。
「ものを買う」という行動に「ものを探す」という側面が入り、宝探しになってくるからです。極論ですが、買い物というものは「(求める宝を)見つけるまでの過程が最も楽しい」所の1つなんですよね。

そして「高いTシャツを判別する方法」と「自分が気に入るTシャツを判別する方法」は必ずしも同じではないのですが、余談として高いTシャツの見分け方を書いておきます。

高いTシャツの見分け方

①天然素材のみで作られている
ラベルを見れば書いてあるはずですが、わからない場合は光に透かして見るといいです。透けたら合成繊維です。
また同じ天然素材でもスーピマコットンやスビンコットンなど多様な高級種が存在しますがこれは生地をパッと見て判別できるのはプロだけです。
気になったら、ECサイトでその商品のページを見てみましょう。高級コットンを採用しているなら明確なストロングポイントになるので訴求しないはずはありません。記述がない場合は組織に問題があります。

②縫い目がまっすぐである
大量の布地を一気に裁断すると歪みますので、真っ直ぐであるということはそれなりに手間をかけて裁断しているという証拠です。
ちなみにBARNSのように吊り編み機で作った丸胴と呼ばれる、脇に縫い目がないものもあります。これは袖をつけるのも高等技術が必要でかつ、そもそも吊り編み機自体がもうヴィンテージしか残ってないので貴重です。空気をよく含む織り方でもあるので暖かい。スエットなどで特に重宝する織り方。ループウィラーなどはまさにこの製法。

③シルエットがある
先述した通りTシャツのサイズやシルエットはとても奥が深く、しっかり設計されたものは必ず意図としてのシルエットがあります。直線だけで構成されているTシャツは安い確率が高い。

④縫製が丁寧である
神は細部に宿るの言葉通り、縫製に手間暇をどれだけかけているかは重要です。ものによってはすくいとじという縫い目を隠す徹底した作りにしているものもあります。

⑤シワに強い
布地を掴んだり引っ張ったりした時に跡が残らないTシャツはいいTシャツです(化繊のものは除く)。良い糸と良い織り方をしている証拠。

と言いつつ、今回選んだ尖り系Tシャツは全て化繊混です(笑

こうした知識は知っておくと役に立つかもしれませんが、ファッションで「役に立つ」を考えても特に意味はないです。
自分にとってどんな意味があるかで選ぶことが大事。
ありたい像や生き様があり、そこに向かって手を伸ばす行為をどのように表現するのかが全て。



10YCの「バンドカラーシャツ」

上記したオススメTシャツ教えてくれ投稿で教えてもらったブランドのひとつ、10YC。

Tシャツも良かったのですが、シャツシリーズが本当に素晴らしい。
シワを気にしなくてよく、すぐ乾き、着心地がいい。
※コロナ禍において私はメンテナンスフリーな機能を欲していたのかもしれないです=楽が一番

襟付きのシャツよりもバンドカラーシャツの方が最近は好きで、まず白色を買い、続けてネイビーも買おうと思ったのですが定番品はボタンの色が白だったので「ちょっとカジュアル過ぎるな」と悩んでいたのですが、問い合わせフォームに「ネイビーボタンの物も作って欲しい」とダメ元で聞いた所なんと対応していただけることに。

「こんなことまで対応してくれるのか!」と心底感動したのでSNSにあげたい衝動に駆られたのですがそれをキッカケに様々なイレギュラー対応依頼がブランド側に入ってしまうと困らせてしまうだろうな、いや、考えすぎかな・・・などと思いつつ自粛していたらブランド側がペロッとtwitterにあげたので「いいのかいーー!笑」と思いながらリツイートしました。

10YCの皆様、本当にありがとうございました。

定番の、白ボタンバージョンはこちら↓

YURAIの「01 木瓜/Mokkou Ring - Blue gray」

私が惚れ込み、勝手にエバンジェリングをしている、工芸技術を活かしたプロダクトブランド「YURAI」による、伊万里焼の技術を活用した陶磁器のアクセサリー。
桔梗皿、木瓜皿、六角皿など、縁の形状をデザインに落とし込み、お皿とジュエリーとの間の曖昧な境界に遊び心を持たせています。

指に触れる内側の部分は釉薬がついてないので、サラッとした質感で、夏場でも金属アクセサリーと違い不愉快感ゼロ。

色と質感もこれまでの指輪と一線を画す存在感で、身につけていると「それどこの?」とよく聞かれます。
※陶器製なので金属の指輪より圧倒的に欠けやすいという点には注意が必要

工芸をベースにしたものづくりという意味で中川政七商店と重なる部分も多々あり、今後が楽しみなブランドの1つです。

minoのニットポンチョ「nico」

良質・豊富な湧き水に恵まれ、250年ほど前から絹織物の産地として栄え続け、衣服が着物から洋服に変わる過程でニット産地へと変化を遂げた一大産地、新潟県五泉市のニット会社サイフクによるニットポンチョブランド「mino」の商品。

nicoシリーズは、長方形のニット地の両端に2個のスリットが入った、羽織タイプのポンチョ。

仕事しながら、肩がけ的にストールやショールを使うことはよくあったのですが、タイピングしたり立ったり座ったりしている過程でズリ落ちてくるのがストレスでした。
nicoなら手を通す穴があるのでその心配がなく、とても快適。

出退勤時はマフラー・ストール的に使い、オフィスについたら肩がけとして、コンビニにちょっと外出する時はカーディガン的に使う、など、穴が2つあいてるだけでこんなに使い勝手の幅が広がるのかと目から鱗な体験をした商品。

素材違い、色違いなど、色んな種類がありますのでよかったら是非。
nicoの商品一覧はこちら

私が買ったのはこちらのネイビーです↓

3.1 phillip limの「ボンバーシャツジャケット」

ハヤカワ五味さんが着ていた3.1 phillip limのニットがかわいいなと思って以来、気になるようになったブランド(これまでは全く興味なかった)。
その時のCookieの影響か、コロナに入ってFacebookで何度かブランドサイトの広告にあたり、サイトを見に行ってみた時に衝動買いしたジャケット。

1アクセントある服が好きなので、フェイクレイヤードやフェイクプリントには目がなく、昨年モデルゆえセールで半額だったこともあり、即購入。
パターンが美しいのと、ストレッチ素材だったのでとても着やすい。
※到着するまでストレッチ素材だと認識してなかった

他にもかわいいアイテムが多かったので、今後3.1 phillip limは継続的にチェックしていこうと思ってます。このスニーカーも欲しい。けどなかなか高い・・・

今期モデルはこちら↓
セールじゃないと結構なお値段・・・

「食」カテゴリー

ロイヤルホストのロイヤルデリ

世の中に高級なレストランや食事は多々あれど「これが自分にとってのソウルフードだ!」というものは、気軽に手を伸ばせる身近にあるもの。
私にとってはロイヤルホストがまさにそれ。
これまでは、だいたい2週に一度は行っていたんですが

コロナに入ってからは当然行くことができてませんでした。

これはそんなロイヤルホストのカレーなどが自宅で食べられるデリサービス!

欧風ビーフカレーも!↓

あのジャワカレーも!↓

自宅で食べることが可能!夢のようなサービス!

というわけで、ロイホ不足で精神に異常をきたす前にこれを食べて自我を保つということを行っておりました(?)
ロイヤルグループの皆様、素晴らしい商品とサービスをいつもありがとうございます。

「たかがファミレスでしょ?」なんて一言では到底片付けられない高みに到達しているレストランです。調理や商品開発のみならず、その他各部門がそれぞれに狂気を身に纏ってないとあのレストランは構成できません。ホールスタッフのオペレーションの美しさだけ取ってみても異常なレベルです。

↓鳥羽さん、それ、わかります。

「住」カテゴリー

MOEBEの「フレーム」

↑実際の設置状態@自宅

コロナ禍で在宅勤務が続きふと孤独感に襲われ、目に入る範囲に癒やしが欲しくなり、Etsyで大好きな映画「Fantastic Mr.Fox」のAshの絵を購入。
届いてから「額がないと飾れない」という当たり前のことに気付き、色々検索を重ねた結果、ミニマルなデザインが魅力的なMOEBEというブランドのフレームに行き着き購入。
絵が浮いているかのように飾れるのがお気に入り。

AshかわいいよAsh。

ハイモジモジの「Workers box」

自宅はオフィスほどデスク周りが整ってないので書類の保存がかなり散漫となってしまい、必要な紙を探し出すのがとても面倒になってしまってました。

どうしたものかと思っていた所、タイミング良く、狂気的な文具マニアである友人、文具ソムリエール菅未里がWorkersBoxの紹介記事を公開
読了後、即購入。

案件ごとに書類をまとめられるので検索性がとても上がりました。
棚に収めた状態の見た目もとても良いので大満足。

Meadの「ブラックマーブル コンポジションブック ノート」

手で書いてモノを考えることがとても多いのでノートは必需品なのですが、いつも使っているノートではない何かがふと欲しくなり購入。

理由はKurt Cobainが使っていたノートだから
この記事による紹介です

もう、それだけです。
使い勝手は、弊社でも取り扱っている大成紙器のPAD NOTEの圧勝なんですが、長期の在宅勤務でとにかく少しでも身の回りでなにかしらのテンション上げが必要だったんです。

以下は自社製品なのでサッとご紹介します。
※本当に良い物だと思っているのですがこの記事はnoteさんの企画なので既に鹿の刺繍Tシャツを紹介してしまっている上にさらに自社製品を長々語るのは抵抗がありにて汗


THEの「THE UNBREAKABLE GLASS CLEAR」
最強の使い勝手であるTHEのTHE GLASS。それのアンブレイカブル版、要は壊れない。
Tritan(トライタン)と呼ばれる、全く新しい耐衝撃性プラスチック素材を採用したもの。落としても割れない。
ただ、私のようにそそっかしくない人は是非ガラス版をお買い求めください。
グラスで水の味は本当に変わりますので。

ガラス底面の刻印も美しい。



中川政七商店の「洗える綿麻スリッパ」

スリッパって意外と「これだ!」というものが少ないカテゴリーの商材なのですが個人的にはスリッパ探しの旅がこれでついに終わりました。
履き口広めで綿麻のサラッとした質感、型崩れしないし洗える!そしてなんと言っても色味が最高に良い。


中川政七商店の「インテリアのようなカーペットクリーナー」
木と真鍮の組み合わせの作りでパッと見これがコロコロだとは思われません。
サッと気になるところを掃除できるのでコロコロを愛用されている方は多いと思いますが、見た目がどうにも難ありな物がほとんどなので、棚の中に仕舞うのですがそうすると「気軽にサッと掃除する」という特性が1アクション分、犠牲になって本末転倒になる問題をデザインの力で解決。

おまけ:近々買おうと思っているもの

ニトリの「くっつけられるマグネットヒーター」

机下に貼り付けて使える暖房。
自宅が暖房効きづらい構造ということもあり、冬場の在宅勤務をどう過ごすかという悩み(恐怖)に対して、まずはこれを試してみようかなと思ってます。

欲しいなと思っているけど躊躇しているもの

Atmophの「Atmoph Window 2 Wood」

世界中の風景を見せてくれる窓の形をしたスマートディスプレイ。
在宅勤務の癒やしとして心の底から欲しい。
が、お値段がそれなりにするので、現時点は思いとどまっています。
→思いとどまった結果が上記で紹介したAshの絵です

欲しい・・・とても欲しい・・・

以上です。


「お手本記事」とは名ばかりの超長文&駄文ですいませんでしたm(_ _)m
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。


この記事は、noteの公式お題企画「#買ってよかったもの」の参考作品として、note社の依頼により書いたものです。
詳しくはこちらのリンクより。

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