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ランチの点心、テンションのままに
こんばんは、今日もご覧いただきありがとうございます。
お腹が空いたお昼12時。カレーパンの風が吹き、店先に恋をしたのが幸せな時間だったと思えた今日である。
今日の食日記
点心を食べにいくといつも大変だ。
もちろんいい意味で。
点心をこよなく愛して早1年(正直いつから愛していたかなんてのは忘れてしまったのだが、愛が深まったのはこの1年と記憶しているため。どうでも良いか)。
宇都宮に餃子を食べに行って、帰り家の近所の餃子に寄った溺愛ぶりは記憶に新しい。
横浜中華街で食べすぎた点心旅(勝手に命名)だって、餃子に魚のすり身団子(正式名称が出てこない。悔しい)、小籠包に大根餅等、何個食べても何回食べても美味しいが蘇り、油断をしては足を踏み外してしまいそうな一途な恋のようなものだった。
Love点心を両手で持ってランチを食べに行きたい。
だがしかし、ランチタイムとあってはラーメンセットだの炒飯セットだの、小籠包が名脇役のように飾られて3つとか6つとか、さりげない盛り付けに足らないよ!と大袈裟に突っ込んでしまいそうになる。
そんな点心をランチに、の結論解として、点心は好きなもの頼みまくろうぜ、だ。
つまりランチセットという“お得”をサラリーマンのランチタイムではないので!と休日をアピールしながらメニューをめくり、あれもこれも頼んで分け合ったら点心欲は120%満たせるというわけだ(我ながら最適解だと思う。満足満足)。
兄弟でランチをするとなって、その点心欲を満たしてやろう!と精を出した。
理由は簡単。
・お金を持った姉がいる(←最低)
・いつも1人が多い僕が誰かと食を分け合えるから
極めて良い理由だと決めつけ、念願の鼎泰豊に行くことにした。
今日のお店
いつか台湾にも行ってみたいと思い続け、行列の鼎泰豊に憧れていた学生時代、名古屋駅にできたと聞いて嬉しいような寂しいようなやるせない気持ちから、結局名古屋駅では食べない!と意地を張っていた名店についに上陸した(兄弟、末っ子という身分にあやかろうではないか)。
相変わらずの人気ぶり。
席を待つ中僕が宣言したのは、今日は特別。好きなもの好きなだけ食べよう!(内心払う気は無いが、、と企んで)だ。
まあ払う気がないことくらい姉は承知しているからか、薄笑いを浮かべていたことをよく覚えている。
30分の果て、ジャスミンティーがお出迎えしてくれて、心がほっこり温まる。ささやかなホスピタリティに食卓が和む。
人が多く活気があって、元気が出るのが点心だ。
気合いの注文はあっさりと決まり、これこれこれ!と勢いで頼んでいった。
しわしわの青菜炒めはその分旨みとニンニクの香りがしっかりと閉じ込められている。食べるたびにジュワッと溢れる旨みに箸が止まらない。
来た。今日の主役。君は脇役なんかじゃないぞ。
ぷるぷるの小籠包。
まず蓮華でゆっくり割って肉汁を楽しみ、薬味とタレで調整をとのこと。
ここはいぬ舌(猫舌の反対を勝手にそう呼んでいる)の僕、そうは言っても口の中で弾ける肉汁を楽しみたいんだ、と気合いの一口丸呑み。
噛んだその瞬間に熱々の肉汁がこれでもかと溢れ、喉まで大洪水。
喉越し旨味を頂くと、頭は点心のお花畑。多幸感が広がる広がる。目を閉じると宇宙だ。
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豚肉ともち米の焼売なるものを。
炭水化物×炭水化物はあまり得意ではないが、焼売の小ぶりさがちょうど良かったのか、もっちりとした歯応えと出汁の旨味、艶やかな生地がプリッとしていて新しくもあり、流石点心の名店と思う味わいだった。
流石にお腹は満たされないよな、となんだかんだ海老の炒飯と牛肉麺(にゅうろうめん)を通過でオーダー。
ぷりぷり海老とふわっと卵が軽い炒飯は絶品。
生姜を感じるエキスと醤油のあっさり、そして牛肉のコクのある旨みと出汁がコクが深く喉を潤す(何倍でも飲めるスープ)。
ほろほろの牛肉に赤みが少し、上質な肉質と油加減にほっぺもとろけた。
金額は知らない。払っていないし。
とにかく点心をこよなく愛した点心好きなだけランチは、幸せで贅沢の一言。
いつまでもそんな食の選択をしていきたいなぁと、兄弟で過ごす時間にも、将来の結束を密かに誓った。点心レストランで。
美味しいひと時に、ごちそうさまでした。
では、また次回。
今日のお店:鼎泰豊(名古屋市中村区 JR名古屋高島屋)
終わり文(「美味しいひと時に、ごちそうさまでした。」の後)
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