マガジンのカバー画像

医療とテクノロジーの交差点にて

10
運営しているクリエイター

#日記

医療とテクノロジーの交差点にて【第9話】プログラミングすれば人類最高知能に対抗できる説

医療とテクノロジーの交差点にて【第9話】プログラミングすれば人類最高知能に対抗できる説

台風で予定なくなり引きこもり中、トア・ルドクターです!

本日のテーマは「モンティホール問題」という、知るひとぞ知る数学の奇問です。まずは問題について簡単に説明します(Wikipediaの引用)。

【モンティ・ホール問題】
「プレーヤーの前に閉まった3つのドアがあって、1つのドアの後ろには景品の新車が、2つのドアの後ろには、はずれを意味するヤギがいる。プレーヤーは新車のドアを当てると新車がもらえ

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第8話】統計学は最強の学問であるのか?

医療とテクノロジーの交差点にて【第8話】統計学は最強の学問であるのか?

どうも、トア・ルドクターです!

今回のテーマは、統計学を含めた解析手法の意義についてです。
「統計学は最強の学問である」という本が数年前に流行りましたが、ここ数年でデータサイエンス関連の本・pythonを用いた解析手法の本などが急増しています。理由としては、2012年にジェフリーヒントン教授が率いるグループが画像認識の制度で人間を超えたとか、2015年にDeepMind社(Googleの系列企業

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第7話】プログラミングで解析したDNA鑑定の精度

医療とテクノロジーの交差点にて【第7話】プログラミングで解析したDNA鑑定の精度

どうも、トア・ルドクターです。

本日のテーマは、犯罪捜査におけるDNA鑑定です。犯人特定における決定的証拠と思われるDNA鑑定ですが、その精度は実は絶対的なものではありません。この意外な事実をプログラミングを用いて解き明かしてみよう、というのが本記事の内容です。

以下が、現在用いられている代表的なDNA鑑定法です。

① STR法
② Y染色体STR法
③ MLP法
④ SLP法
⑤ ミトコン

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第6話】プログラミングで自作する実用アプリ(1)NEVER-NOTE

医療とテクノロジーの交差点にて【第6話】プログラミングで自作する実用アプリ(1)NEVER-NOTE

どうも、トア・ルドクターです。9月も終盤に差し掛かり夏の終わりを感じますね。最近、新潟で小畑健展が開催されたことに伴い『DEATH NOTE』の新作読み切りがジャンプ+で公開されました。『DEATH NOTE』は小畑健の華やかな作画も含め、個人的に好きな漫画ランキング7位くらいです。それはさておき、今回は『DEATH NOTE』ではなく『NeverNote』という自作アプリについての記事です。アプ

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第5話】競技プログラミング物語(1)バイトリーダーの苦悩

医療とテクノロジーの交差点にて【第5話】競技プログラミング物語(1)バイトリーダーの苦悩

こんにちは、トア・ルドクターです。
みなさんはバイトリーダーに憧れたことありますでしょうか。世界中のアルバイト達に尊敬される対象であるとともに、遍くアルバイト達のシフトを司りし存在です。僕はエンジニア・ラウンジ・パーティ運営・塾講師など様々なバイトをしましたが、実際、バイトリーダー的な存在がいたのか記憶にございません。

前置きはさておき、今回もAtCoderの問題解説になります。暫くは競技プログ

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第4話】競技プログラミングのススメ

医療とテクノロジーの交差点にて【第4話】競技プログラミングのススメ

どうも、トア・ルドクターです!
今回の内容は「競技プログラミング」になります。

競技プログラミングとは?
制限時間の中で数学的な問題をプログラミングを用いて解いていき、解答時間と獲得点数により順位を競う競技(コンテスト)です。複数回のコンテストの成績をもとに各人のレートが定まりランク(色)付けされます。一般に最上位ランカーは赤色なので「レッドコーダー」と呼ばれ、エンジニア界隈では一目置かれる存在

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第3話】プログラミング初心者が学ぶべき3つのポイント

医療とテクノロジーの交差点にて【第3話】プログラミング初心者が学ぶべき3つのポイント

どうも、トア・ルドクターです!
今回はプログラミング初心者を対象に、プログラミングの基本的かつ大切な考え方について解説しようと思います。というのも、『小難しい記事を書いても中級者以上の方には需要がなく、しかも下調べ・推敲といった労力を要するのでコスパが悪い。一方で、初心者向けの記事は簡単に書けるわりに、案外ニーズがあって宣伝になりそう』という打算的な目論見があるからです。

それでは、大きく3つの

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第2話】Pythonプログラミングの小技(1)ラムダ

医療とテクノロジーの交差点にて【第2話】Pythonプログラミングの小技(1)ラムダ

どうも、トア・ルドクターです!
本記事は、医療とテクノロジーの交差点にてプログラミングを学ぶ医師の自己満ブログですが、建前的には以下の3つの目的があります。

(1)記事内容に関してエンジニアの諸先輩方からフィードバックを頂くことにより、自分自身の成長につなげること
(2)初学者である自分が勉強の実態をリアルに公開することで、これからプログラミングを学ぼうとする人の一助になりたいこと
(3)エンジ

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第1話】医者なのにプログラミングを勉強してみた話

医療とテクノロジーの交差点にて【第1話】医者なのにプログラミングを勉強してみた話

はじめまして、トア・ルドクターです!

都内で医師として研鑽する傍ら、独学でプログラミングを学んでいます。第1話の本記事ではまず「医者なのになぜプログラミング?」という部分に言及し、順を追って説明しておきます。リスクマネジメントの観点から素性が割れる情報は載せられませんが、まずは簡単な自己紹介から!

【著者プロフィール】
都内で医師として研鑽する傍ら、独学でプログラミングを学ぶ26歳。趣味は『ギ

もっとみる