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20年先の世界の未来予測からぼくらが2020年何をしていくか考える
世の中にはいろいろな未来予測がある。ぼくらは普段のニュースで断片的にテクノロジーの進化や、年金問題や高齢化社会について聞いてはどうなるのか考えたりしている。
会社でも中期的な会社の計画を作ることがあったり、自社の製品やサービスが置かれた業界のトレンドについて調査をしたりすることでぼくらは未来に触れている。
そんな未来予測もいろいろなものがあり、商売のために自己都合的に解釈して部分的に予測している場合も多く、なかなか全容が掴めないことも多い。
人間は想像したことを実現するといわれている。なのでテクノロジーを使うことで空を飛べるようになったり、今では人工知能まで開発するに至っていて、SF映画やアニメーションの世界が徐々に現実のものになっている。
ぼくはそんな未来予測が結構好きでいろいろな予測を読んだりする。かなりの数の本を仕事柄読んだが、だいたいどの本も共通で描いている未来というもの点はある。
そんな未来予測をぼくは自分の年齢を横軸に書いて未来がどうなるのかいくつかそういった大きなトレンドを抜粋して手帳に書いている。
今日はぼくが大事だと思っている技術的な進化と社会の予想される変化についてシェアしたい。就職先の検討や、投資先を検討したり自分の会社の未来を想像するきっかけとなればうれしい。
■ 技術的な進化① 今から10年後
今23歳の人は33歳、今35歳の人は45歳になり、50歳の人は60歳になるころ、どんなテクノロジーがぼくたちの生活に溶け込んでいるだろう。
・ロボットの進化はさらに進むが二足歩行に人間的なロボットではなくて、用途限定型のロボットが普及する。掃除用や運搬用などのロボットが活用されるシーンが増える一方、人間をサポートするようなロボットが増える。例えばパワードスーツや医療ロボットなどが該当する。
・ドローン、EV、衛星の開発も盛んにおこなわれる10年となる。衛星は途上国も続々と開発を進めて自国の通信インフラの増強などが行われるようになる。EVは走行距離や価格の問題もあって爆発的には普及はしないが今後も開発は続き新たなエネルギーの利用方法などが開発されることで一気に普及する可能性を秘めている。
・ウェアラブル端末は腕時計型やメガネ型はこの時期に開発が終了して完成系になる。メガネ型は工場や外での作業、組み立てなどの分野で進化をとげて人が複雑な作業を簡単にできるになる。高精細のディスプレイやホログラムの技術はこの時期にさらに成長を遂げる。
・IoT、ビッグデータ解析、クラウドなどの技術は今まで以上に進化していくが、AIについてはまだ発展途上で全能的なAIではなく機能限定型のAIが普及しはじめながらさらに進化が進んでいく時代と言える。
・医療業界にもデジタル技術は多く活用されるようになり、特に未病や早期発見の分野で進化を遂げる。途上国の発展により急速に豊かになる途上国で先進国の病気が増加する。例えばがん、うつ、糖尿病などが増える。医療技術では再生医療の分野がさらに発展したり、先天性疾患を克服するような治療方法の開発が進むといわれている。がんと精神疾患が2大やまいとなるといわれている。
■技術的な進化② 今から20年後
今25歳の人は35歳、今35歳の人は55歳になり、50歳の人は70歳になるころのテクノロジーはさらに一段階飛躍していることが想像される。
・ロボット技術がさらに発達して日常的な生活の中でも見かけるようになる。ペッパー君が進化するイメージだが、警官や介護といったサービスを行うドローンが普及しだす。ドローンも自動操縦技術が進化することで警備などで利用される。EVは20年度には自動操縦が普及期に入り新車の半分以上がEVになる可能性がある。
・航空技術も発展し貨物輸送などは無人で飛行する貨物機が登場し物流の発展に大きく貢献する。宇宙開発も進み、このころになると火星に向けて有人宇宙船が行き来したり、月で研究開発が行われるなど、宇宙がより身近なものになっていく。
・人工知能は大きく発展を遂げ、企業経営や政治など様々な意思決定で使われるようになる。人の感情も理解できるようになるといわれている。デジタルツインの技術が発展することで人間は仮想空間に自分のアバターを再現してデジタルでの生活に関する研究もさらに進む。
・量子コンピューティングの技術が進化し通信技術が格段に上がる。リアルタイムでデジタル上に再現することが可能になり、現実とデジタルの垣根はほぼなくなる。不老不死の概念で脳さえ維持しておけば永遠にデジタルの中で生きられるというような今ではSFのようなことが本気で実現する可能性がある。
・老化に対する研究が進み老化を防いだり減速させる技術が発達する。認知症についても治療法が確立されるという予測もある。健康寿命の増加についても研究が進むが一般的なものになることがまだないといえる。
■社会の変化① 今から10年後
今22歳の人は32歳、今35歳の人は45歳になり、50歳の人は60歳になるころ、どんな社会的な変化が起きているか。
・世界的な人口増加は継続しながら生活レベルもあがっていくため世界の資源は引き続き枯渇していく。。食料や資材、エネルギーの消費は爆発的に増えるがテクノロジーの進化でどれくらいそれらを賄えるかが課題となる。
・エネルギーについてはスマートグリッドという効率的な送電方法が開発され、エネルギーについては再生可能エネルギーがさらに普及していくことが期待されている。世界中で都市化が進む。アメリカはシェールガス、シェールオイルが出ることから再生可能エネルギーの進化は遅くなるといわれている。
・食料問題では中国が穀物輸入国になり穀物を作る新たなエリアが成長を遂げる。日本は相変わらず食料輸入国ではあるが6次産業化が進み新たな輸出ビジネスとしてmade in Japanが成長を遂げる可能性がある。そういったことは一部のことであり、地球全体で考えると水と食料は不足していく。
・働き方改革は迫られながら企業と個人の関係が変化していく。高齢者はさらに増加し社会保険料が増加することで税金負担が増える。職場でも中高年が職場を失いフリーター化する。女性やテレワークなどの活用が進む一3K職場などは人気が出ずどれだけテクノロジーの進化でカバーできるかが課題となる。
・日本は明るいニュースは減り、欧州も分断化などの影響で没落が進む。一方で新興国はさらに成長を遂げGDPでもかつての先進国を追い抜く国が出てくる。アメリカは相変わらず覇権を握り、それに対する中国という2強体制が続くと予想されている。
■社会の変化② 今から20年後
今20歳の人は40歳、今35歳の人は55歳になり、50歳の人は70歳になるころどんな社会にぼくらは生きているのだろうか。自分の子供たちはどんな社会で生活をすることになるのだろう。
・食料不足が深刻化する。水不足も同様に深刻な問題となり、こういった少量や水を理由とした戦争が起きる可能性がある。
・シェールガスやシェールオイルが枯渇するという予測も一部ではある。石油の枯渇についても何年も言われては新しい油田が発見されるなど信ぴょう性はいまいちだが枯渇する可能性は引き続きある。一方で核融合や超効率的な送電技術や、宇宙太陽光発言システムも発展することでエネルギー問題が解決している可能性もある。
・このころになると世界人口はピークを遂げて増加が止まる可能性がある。高齢化が世界的に進む。世界でこの時期最も栄えるのはインド、中国、アメリカ。東南アジアも発展はしていくが日本や韓国、台湾のように高齢化が進み同じような課題に直面することになるがそれまでに日本のような高齢化で先を行く国がどうなるかを見極められるので何等かの解決手段をとっている可能性もある。
■さいごに
このようにいろいろな未来の予測が考えられるがぼくらの生活はどうなっていくかを考え続ける必要性はさらに高まるといえる。これらの予測はぼくがいろいろな本を読む中で極めて個人的にピックアップした断片的なメモなので信ぴょう性やエビデンスが不十分な内容であることはご理解いただきたい。
明るい未来がくると信じたいしぼくらの手で未来を明るいものにしなければならないがどうしても悲観的な見方が優勢になっている印象を受ける。
人間は想像する未来を作り上げるという冒頭の考え方を忠実に考えるならば、悲観的な未来を想像するのであれば悲観的な未来しか待っていないことになる。楽しく明るい未来が待っていることを信じて利他の精神でこれからも生きていきたいと思う。
今の職場で抱えている悩みや苦しみは2019年の間には消えることはなかった。2020年に新たな選択肢に出会えれば転職をするかもしれないし、どこか別の場所へ移住するかもしれない。今の生活は続くわけではないし安定というものは存在しない中でよりより選択ができるように、今に縛られないように気を付けたいと思う。
人類が不幸になるような出来事がおきたり、誤った選択をしないように祈りつつ、自分ができることを日々やっていこうと思った一日だった。
keiky.
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