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育児書を読んでも子育てがうまくいかないわけ
子育てがうまくいかないと悩むママがよく言う言葉。
「わたしが子どもと向き合わなかったから」
「子どもともっと向き合っていたら、こうならなかったのに」
うん、うん、わかった。
じゃあ、どうやって子どもと向き合っていく?
ということなのです。
この世の中には育児書があります。
スキルもたくさんあります。
だけど、スキルを学んでも
うまくいかなくいことがあります。
なぜ、スキルを学んでもうまくいかないのでしょう?
それはズバリ!
目的が子どもを
コントロールすること
なっているからなんです。
アイタタタ・・・ってなっているひと、
いるかな?
子どもだけじゃなく、
そもそも
他人はコントロールはできません。
自分のこころですらコントロールが難しい
時があるのに・・・
そう考えると子育ては
めちゃくちゃ子どもコントロールしたくなる
ものなんです。
コントロールもいくつか種類があるので
全部が悪いわけではありません。
例えば、子どもが危険な選択や失敗を
避けられるよう、親が行動をコントロールすることが
ありますよね。これは適切なコントロールです。
今回伝えたいは
子どもそのものを変える為に育児書などの
スキルを学んでも効果はでませんよ
というお話です。
「子どもの話をそのまま受け止めたのに、わがな行動が続きます」
「Iメッセージを使って伝えたのに、言うことを聞きません。」
「子どもの本音を引き出す方法を教えてください」
うん、うん、わかるよ、ほんとに。
これ、それだけ 困っているのですよね!
子どもが、じゃなくて
親が!
子どもの話をそのまま受け止めようと努力した
目的は、わがままな行動を止めたいから。
なんで止めたいの?
わたし(親)が困っているから。
子どもが言う事を聞くように
Iメッセージがいいと聞いたらからやってみた。
なぜなら子どもが言う事を聞いてくれないと
わたし(親)が困るから。
子どもの本音を知らないとわたし(親)
が不安だから知りたい。
これを総称すると
つまり
子どもが 思い通りにならなくて、大人が困ってる
ということなんですよね。
子どもが 自分の期待通りな結果を残してくれないので
親ががイライラしてるんです。
ちなみにわたしも20歳になった次男を見ていて
「お前、はよ仕事行けよ!」と言わないけど
見ててイライラしますからね。
子どもの本音を知りたいという相談も
多いのですが、それだけ子どもの本音が
わからなくて、もどかしく感じちゃうんだと
思います。
わかります。
でも、いくらスキルを学んだところで
子どもだってその日の気分や体調だってある。
スキルが通用する日もあれば、しない日もある。
なんならまったくスキルの効果が
見られないこともある。
大人だってそうだけど
気持ちの折り合いをつけるのに
時間がかかることもあると同じように
子どもだってそうなのですよね。
怒りや悲しみを 一瞬で消し去る魔法が
あったらいけど、それができるなら
とっくにわたしもやっているし、
それをひとに広めていると思います。
だけど、子どもの気持ちは 子どものもの
だから、親が何とかできるものではありません。
子どもが なんとかするのを 待つしかないのですね。
じゃあ、わたしたち大人ができることって
何なのでしょう?
それは
「待つこと」
「寄り添うこと」
これだけです。
そして付け加えるなら
子どもはなんとかする力があると信じること。
そして
大人がすることは
なんでそんなにわたしは子どもの本音を知らないと
不安なのかな~
という自分のこころを見てあげること。
そこに親としてではなく、
ひととしての成長ポイントがあるのです。
子育てが教えてくれる
自分の為の成長ポイントです。
ひとは鏡です。
子どもも鏡です。
そうやって見ていくと、たいてい 課題は
自分の中にあるんですよね。
だから、子どもと向き合うよりもっと、
自分と向き合っていく方が大事なことなんです。
その為に「自分を知る」こと。
その視点がひとをぐんと成長させてくれるのだと
わたしは思っていますし、
自分を知っていけばいくほど
子育ては楽になっていくのは事実なのですから。
ちなみに、子どもをコントロールしないように
することを頑張らないでくださいね。
親業をやっていると必ずコントロールは出てきます。
大事なことは
コントロールしようとしている
自分に気づくこと
これ一択です。
これに気づけば、やめられます。
葛藤も生まれますが、やめられます。
いや~、子育てって
ほんと日々学びですよね!