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カルボナーラ系パスタへの思い⑥
前々回、前回と、私の中での ”レシピ基準”、ポリシー、考え方についてお伝えしてきた。まとめると、以下となる。
[point1]生クリームを使わない
→ 起源のローマスタイルに従う。少なくとも私は基本的に使わない。
[point2]パスタは「リガトーニ」を使う
→ 起源のローマスタイルに従い、気合い入れる時はコレである。
→ スパゲットーニ等の太いロング、他の大ぶりなショートは使う。
[point3]チーズは「ペコリーノ・ロマーノ」を使う
→ ローマだし!混ぜてもいいけど、ペコリーノ・ロマーノは外すな。
→ 調理ごとにチーズおろしでおろす。
[point4]肉は「パンチェッタ」を使う
→ 自分でつくる。簡単・低コストでつくれる/用途広いので常備する。
→ 日本肉製品の悲哀?添加物や化学調味料などの排除が可能となる。
(※ ベストは、”豚トロ”部分でつくる「グアンチャーレ」らしい。)
(※ 特に言及してこなかったが、ベーコンでつくると別物だと思う。)
[point5]ボウルの中でパスタソースを絡ませる
→ 「卵をダマ状に固まらせてしまうリスク」を最小化する。
→ 私の選択であり、目的に沿えば手段はこれに限らずOKである。
→ なお、私は濃厚さMAXにするため卵黄だけ使う派である。
[point6]黒コショウをたっぷり振りかける
→ 濃厚さとのバランスのため。多すぎでしょ、ぐらいでよい。
→ 直前に、荒く挽くべし。私はすり鉢で潰す。
ぐちゃぐちゃ、うるせえなあ!(笑)
・・・私もそう思うが、私の思いを綴る記事なのでご容認されたい。
あと、加えて言及するとすれば、半生の卵黄を食すわけなので、やはり卵は良いモノを使わないとダメであろう。卵かけご飯や、釜玉うどんが美味しい卵、といったところか。
余談だが、「釜玉うどん」って、さしずめ「ジャパニーズ・カルボナーラ」ではあるまいか。卵に熱々うどん放り込み、生醤油、だし醤油、あるいは魚醤なんぞ垂らしてガーっとかき混ぜてトロリとさせてすする。特にうどん好きというわけではないが、うどんを食べる時はシンプルな釜玉か釜揚げが好きである。
カルボナーラも含め、パスタもシンプルが最高だと思う。ちまたのパスタのレシピを見ると、とかく具材を入れたがる傾向があるように感じる。再び漫画「美味しんぼ」に登場してもらう。
「日本人好みのスパゲッティ」というお題で「至高のメニュー」(海原雄山)と「究極のメニュー」(山岡士郎)が対決する話を引き合いに出している。対決に勝ったのは、至高側の「ニンニク・スパゲッティ」「トマトソース・スパゲッティ」という簡素なスパゲッティであった、という賛否両論のやや強引なストーリーだが、私は概ね賛同する。
(私はこれらに類するパスタを、素うどんならぬ”素パスタ”と呼んでいる。「素パスタへの思い」については、また別なシリーズで書くことにする。)
そして、カルボナーラを思い出してほしい。(名前の由来から必須ではあれど)調味料の一種である黒胡椒を除けば、カルボナーラの材料はたったの3種類なのだ。シンプルだからこそ飽きがこない、料理の鉄則かと思う。
さて、瞬く間に1300字超えたので。次回に続く。写真入りレシピでも書くかな。