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自分で自分の機嫌をとる

中高年のおじさんや老人、むすっとして機嫌悪そうな人、見渡すと周りにいませんか?
英語ではgrumpy old man と言います。不機嫌をばらまくおじさん。です。

更年期の女性(私か!)もホルモンバランスの乱れ(と言っておこう)でイライラが募っている人多いです。因みに男性にも更年期、あるそうです。
そんなことを言い出せば、生理中の女子とか、思春期の子供たちとか、マタニティブルーの新米ママやら。ホルモンバランスの乱れで苦しむ人はいっぱいですが、ホルモン、侮るなかれです。
ホルモンバランスについては食事とか運動とか自分でできる身体のケアを、できることはしておく、として。

心のケアは、どの年齢にも必要なことです。

両親に思いきり愛されて育ち、ちょっとしたことで凹んでも、すぐに元気になれる人もいれば、愛情を受け取れないとか、愛情をもらってないかも不安、とか、愛されることを素直に受け取れないとか、怖いとか、育つ過程で身に着けた歪んだ捉え方、(当事者にとっては歪んでいるとは思ってない)愛着。見捨てられ感を持って育つ人もいます。そうして、そんな中で自分で自分のセルフイメージが出来上がります。

「親の期待通りにできない私は、ダメな子」
「私なんかが人に好かれるわけがない」
「努力しても、どうせ誰もわかってくれない」

心の奥底でつぶやいてきた自分自身のセルフイメージが、さらに、自分の思考を作ります。

こんな例え話はどうでしょう。想像してみてください。
電車の中で前に座った男性(女性)が瞬きもせずに自分をじーっと見ている。
「何見てんのよ?」と怒るのか?「どうしたのかな?私何か変かな?」と不安になるか、「あら、私そんなに魅力的なのかしらん?」とほほ笑むか。
あなたならどんな反応すると思いますか?

もちろんその相手の人が自分の好感度高い人か、嫌いなタイプなのかで反応も違うと思いますが。さあ、自分だったらいつも、どんな反応してますか?

オチはその方は盲目で何も見えない方でただ、前を向いて座っていただけ。

事実は目の前にいる人が前を向いて座っている。です、

反応は自分のものですが、心がそう反応する前に自分の思考が動きます。その時に見えるのが自分の思考癖です。自分がいつも大丈夫かどうか、心配になる人、自分が大好きな人、自信のある人、いっぱいいっぱいで、余裕がない人。。あなたはどうですか?

自分のセルフイメージを上げるといいよ、とよく巷で聞くのは、そういうことです。セルフイメージが高いのに、不機嫌をばらまく、なんてことはそうそうにありません。だって不機嫌でいるのは自分のセルフイメージにはない、ですから。

誰だって人間ですから、不機嫌にはなります。

子供の情動教育をする時に、泣きわめく我が子をあやす、ということをします。気持ちを寄り添わせて「あら~痛かったね~よしよし」とか、「怖かったね~、もう大丈夫よ~」なんてなだめます。

それを機嫌を自分で採れない人はやってほしいのです。
「あー私、辛かったあ、、よしよし」「またわかってもらえなくて、悲し~」でも、そんな風に感じている自分に、よしよし。ってなだめてあげて欲しいのです。寄り添って、「わかるよ。そうだよね。。」って。

不機嫌をばらまく老人はさみしいのかもしれません。口をへの字に曲げている電車の中のおじさんは自分の業績が上がらず、苦しんでいるのかもしれません。でも、人を責めたり、不快にせずに自分の機嫌を自分でとれる大人になれば本来大丈夫なはずなんです。

大人になり切れてない子供な老人や中高年にならないよう、自分で自分の機嫌をとりましょう~~





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