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パフェ
『憧れの銀座4丁目かどのパフェ 父と娘の至福の時間』
私は生クリームが苦手。
幼い頃からケーキより饅頭、大福が好きだ。
祖父母のおやつやおつまみ(奈良漬やスルメ、糠漬けなど…シブい子供だった)を食べていたので、クリームが苦手になったのかもしれない。
40歳を過ぎて、いちごのショートケーキを2口くらい食べられるようになった。
最近のクリームはさっぱりしている、と思う。口が歳を重ねたからかなぁ。
今更だが、パフェを食べるかわいい女子になりたい!(50歳に近いのに⁉︎)
年に数回届く、銀座和光の『チャイム』。
季節のパフェを写真で見ているだけで、北関東に住む私は満足していた。
「きれいだね〜。食べてみたいな〜。」とつぶやくと、甘いもの大好きな父(76歳)の顔が輝く!
「よしっ! 行って、食べてこよう!」
鶴の一声で銀座へ行った。
流行り病で上京することがなかった2年間。
久しぶりの銀座にワクワクしながら、父と2人で店内に入る。
お客様は女性だけ。
パフェを2つ注文した父は、店員さんに優しい笑顔を向けられて嬉しそう。
届いた時、父は目をきらきらさせて「きた!」と小声で私に伝え、まるで幼児の様だ。
パフェの美しさに見惚れていたら、父はさっさと食べ始める。
「いただきます。う〜ん、幸せ〜💕」
想像していたよりも、いちごがさっぱりとしていて、クリームも少なく、ピスタチオが甘さを抑えてくれているようで、とても食べやすい。
あっという間に完食してしまった。
この2年間、自粛生活してきたご褒美のパフェ。
まだまだ油断は禁物だけど、たまには許してください、神様。と心の中で呟きながら、至福の時を父と2人で過ごした。
父が元気でいる限り、2人でパフェを食べに行こうと約束した。
皆さんも甘いもので至福の時間を過ごしてくださいね。