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電力供給の強靭化
グリーンレジリエンスの地域コミュニティの具体例として、
原口さんから電気と通信がキーワードに挙げられています。
2018年台風21号の関西地方、
胆振東部沖地震による北海道のブラックアウト、
2019年台風15号による千葉県中心とした関東地方など、
自然災害による大規模停電が相次いでいる中、
電力会社に頼らない地産地消の電力を求める声は高まっています。
たしかに災害時に確実に確保できる電力ほど頼もしいものはありません。
スマホが1台あれば、
情報収集、SOS発信、安否確認、クレジットカードや銀行の手続き等、
即座に災害対応が可能になります。
電力システムの仕組みを上手に利用
マイクログリッドや分散型電源は、
既存の送配電網が張り巡らされている日本にとって
必ずしもメリットばかりではないことも学ぶ必要があります。
また、間もなく(2020年4月~)、発送電分離が行われます。
生まれ変わる電力システムの仕組みを
地域や組織で正しく利用するプラットフォームや政策を吟味した上で、
地域コミュニティーの電力供給の強靭化を実現することが重要です。