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【今日の短歌】春に降る雨 三首
☂春時雨(はるしぐれ)
春時雨 傘持ちて行く 花のみち 帰りは降らず 空仰ぎ見る
(はるしぐれ かさもちてゆく はなのみち かえりはふらず そらあおぎみる)
【解説】
傘をさして花を眺めながら歩いた道も帰りにはやんでいます。春のしぐれはそうしたものなのでしょう。
☂春の長雨
山見れば けむりて白く裾引いて 春の長雨 木々を育てん
(やまみれば けむりてしろくすそひいて はるのながあめ きぎをそだてん)
【解説】
山が雨で裾を白くけむらせているようです。春の雨で木々は元気に育っていくのでしょう。
☂花の雨
桜花 またひとつ咲く花の雨 心待ちして あちこちと見る
(さくらばな またひとつさくはなのあめ こころまちして あちこちとみる)
【解説】
一雨ごとに桜が開花してゆきます。満開を心待ちにしながら、あのつぼみこのつぼみと眺めています。
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