【ばあばのさりげない日々】見上げれば春そして足元にも小さい春が・・・🌼
所用あって道を急いでいたが、空き地に咲く木瓜の花に目をうばわれた。
なんて愛らしいのだろう。
思わずスマホを向けていた。
春の訪れは突然のようにやってくる。
温かい風をうけて歩く道のあちこちに、気がつけば春が満ちていた。
🌼目の前に春
梅の花が盛りを終えて、桜にバトンをわたす前に、出番を迎えるボケの花。なんとも愛おしい花色と形にひかれる。
低木なので、梅や桜のように華やかさにはかけるが、そこがまたいい。
早春を知らせるのに少し、はにかみながら咲いているようだ。
🌼足もとにも春
ブロック塀のすき間から、けなげに咲くスミレも春がきたよと教えてくれる。
土があるとも思えないような所から、可憐な花を咲かせている。
か弱いと思うなかれ、生命力は偉大なり!
これくらいの根性を持って生きないと、きれいな花は咲かせないのだろう。
夏には丸く白い花を咲かせる「シロツメクサ」3枚葉のクローバーも勢いをまして、緑が鮮やかになっている。
4つ葉はないかとのぞいてみたが、これだけあると分からない。
時間があれば探していたかもしれないが、写真だけであきらめた。
春といえばタンポポのイメージが強いが、よく見るタンポポはセイヨウタンポポ。
外来種で、環境省の指定要注意外来生物に指定されていると言うが、愛らしい姿からはイメージできない。
でも、コンクリートの電柱のすき間に根を下ろしているところは、力強さを感じる。
花言葉の「別離」は、綿毛を飛ばす姿からつけられたみたい。
🌼咲きほこる木蓮
白木蓮が満開で、あまりの美しさに思わず「オー」と声がもれた。
気だかさを感じさせる真っ白な花は、背の高い木一面に咲き誇り、春をひとり占めしているかのようだ。
隣に咲く紅い椿の花が、ゆく冬を惜しむように、モクレンに寄り添う。
空の青、ハクモクレンの白に、椿の紅と葉の緑。
こんなに美しいコントラストを描き出す自然に圧倒されてしまいそう。
近くには紫木蓮の木もあり、沢山のつぼみを付けていた。
こちらも開花が楽しみだ。
青い空に紫の花々が咲き乱れるのを想像すると、またこの道を歩かずにはいられない。
見上げる空に春が咲き、足もとにも小さいけれど春が来ている。
順を追うように、自然は春の贈り物を恵んでくれるのだ。
もう少しで「桜」が春本番を知らせてくれるだろう。
日を追って暖かくなるこのごろ、日本中が桜色に染まるのが待ち遠しい。
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