【#今日の短歌】故郷ことばで短歌3首
「こころの声」
叶わへん 夢持ってても ええやない 夢持ったまま この世去っても
(かなわへん ゆめもってても ええやない ゆめもったまま このよさっても)
【解説】
高齢者が夢を持つことの難しさを、痛感することがよくあります。こころの声が故郷のことばで私に語り、励ましてくれます。
「今日も頑張る」
しんどいと 言うてしもたら 戻れへん 口に出さんと 今日も頑張る
(しんどいと ゆうてしもたら もどれへん くちにださんと きょうもがんばる)
【解説】
「しんどい」と言葉にしてしまうと、本当に疲れがどっと吹き出してしまう。だから口には出さず、明るく頑張れば、しんどさもどこかへ行ってしまいます。
「神戸」
行かれへん 神戸の街は どうなっとん? コロナすんだら きっと帰ろ
(いかれへん こうべのまちは どうなっとん ころなすんだら きっとかえろ)
【解説】
コロナ感染症が広がる前、友達に会いに神戸に帰る予定でした。しかし、行く方も来られる方も高齢者、じっと我慢してLINEのやり取りだけです。
「コロナが終息したら会おうね」が合言葉になっています。
無性に故郷「神戸」が恋しくなることがあります。
生まれてから40年近く過ごした場所です。
死ぬまで神戸を出ることはないと思っていました。
人生は分からないものです。
福岡の玄界灘から、遠く瀬戸内海を思い浮かべるこの頃です。
最近は神戸弁で会話することは、ほとんどありません。
でも頭の中で、自分に語りかける言葉は、故郷のことば「神戸弁」。
短歌も故郷ことばで浮かんでくるので、そのまま表してみました。
♬最後までお読みいただき、ありがとうございます。♪
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