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【金融教育】小学5年生に百万円を渡したら伸びた能力
貧乏人は実をとり、お金持ちは種を撒く
投資家の間でよく言われている訓戒
今、1円にもならなくても、将来大きな実を結ぶ種を撒く….
息子は今、高校1年生です
小学生からフィナンシャル教育、お金の教育をどうするか?は、やはり我が家でも大きな課題でした
富裕層には各家庭の『帝王学』があります
現代は技術革新や社会の変化が速く、従来の「安定した企業で働く」というキャリア観が崩れつつあります
我が家でも幼い頃から『アントレプレナーシップ教育』をしてきました
*帝王学(ていおうがく)とは、君主や指導者が持つべき資質や統治の哲学、リーダーシップの在り方を学ぶ学問や思想のこと
*アントレプレナーシップ教育とは、起業家精神を育むための教育のこと
一度サラリーマンになると、なかなか起業できなくなるように
「雇われる側の労働マインド」は出来るだけ身につけない方が、ある意味効率がいいからです
一度でも潜在意識に刷り込まれると、そこから抜け出すのに多くの時間を要します
息子の場合は将来の夢の一つが、起業しノマド生活をすることなので
幼少期から就職を視野に入れず、起業するための家庭教育をしてきました
ある日、YouTubeのリベ大で「子供に最高の贈り物」という動画を見つけました
⚫︎大学までのお小遣い100万円を渡すこと
⚫︎ジュニアNISAに積み立てて、息子自身が管理すること
を開始しました
投資家の村上世彰さんが、小学生の時にお父さんに大学生までのお小遣い100万円を貰って投資を始めたのは有名な話です
各家庭、様々な素晴らしい金融教育をされているかと思いますが…
我が家ではこれを実行してみて、高校1年生までにどのような能力が伸びたのか?をご紹介しようと思います
稼ぐ子供になる前に器を作れ
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①『当事者性を育てる』
フランスの教育は『主体性』と『当事者性』を育てるそうです
私は何ごとにも
当事者性、『自分ごとにする』
ということこそ!重要だと思っています
どんなに自己啓発本を読んだりアドバイスを受けても、人ごとに捉えていては現実は1ミリも変わりません
私が言葉を集めて自分に融合させるのが好きなのは、現実が変化するから
自分ごとにして行動することは、人生において『飛行機の飛ぶ角度』が変わるようなものです
お金の勉強と言っても人間は忘れる生き物なので、丸暗記では全く意味がありません
『お勉強』ではなく『学び』であること
お勉強では義務教育でのお金や、最近注目されているアートという科目が増えただけに過ぎないのです
『富裕層と一般人の違い』
⚫︎危機意識と当事者意識…凡人はずーっとSNSを観ている
⚫︎俯俯瞰的思考か局地的思考か?
⚫︎Giver精神か?Taker精神か?
ジュニアNISAですが、小5の息子に自己管理させました
重要なのは、お金の教育を自分ごととして
『体感することで何を学べるか?』
だと思います
②『見えないものを見る力、信じる力を育てる』
富裕層は、95%の観測できないものや思考の仕方を大切にしている
この世界は
目に見えるものが2割。見えないものが8割
現在の科学で解明されているものは、この世界においてまだ1割も満たしていない…
現実は、見えない分からないものだらけということです
おそらく私達が生きている間は…
この世界で1番大切なものは
『時間』である
『投資の勉強』とは、正解を知ることではない
問題を作ること
その問題を誰よりも先に解くこと…
我が家では独学で『未来学』を学んでいます
未来を知ることは、自分の人生の選択の判断材料にもなりますし
夢へと向かう宝の地図にもなります
『投資に1番必要なことは未来を予測する力』
社会の人々を幸福にするために、「将来どういう問題を解決すれば良いか」を想像して自分で答えを導き出すこと。その為の努力をしている企業を見つけて投資する
『まだ他人が見出していないものに価値を見いだす』
投資に1番必要なことは、未来を予測する力です
見えない世界こそ稼げる
思考で稼げ!ということです
ものごとを『マクロ』と『ミクロ』で見たり、『具体』と『抽象』を高速で往復するスキルなど…
見えないものを自由に見たり思考するスキルは、この先も重要な武器になると思います
なぜなら…
世の中には『計算式では解けない問題』がたくさんあるからです
世界はいよいよ見えない世界に突入する
あなたが今朝飲んだサプリメントの効果も人間の感覚では捉えられませんし、瞑想や睡眠などもそうです
facebook創業者のマーク・ザッカーバーグが、母校ハーバード大学の卒業式で語った有名なスピーチがあります
『夢が非現実であるほどライバルは減る』
『量子力学的思考』
Appleの携帯も、私たちの身近にある家電も
誰かが非現実なものを想像し、形にできると信じて
それを現実にしたから… 今、ここに存在するのです
「形のないもの」に目を向ける
知的価値は物的価値に勝る…
また、目に見えないものこそ大切だったりもします
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③『複利の力を体感する』
成功は時間差でやって来る
富裕層は波乗りが上手
私は息子に好奇心の種を撒き散らしています
まだ高校生では理解しにくい自己啓発本なども、生活の中で会話に落とし込み分かりやすく説明する
『環境』の中にある無意識が、彼の『人間性の土台』となり、『思考の土台』となり、『人生哲学』となる…
そして、成長し自分で本を読めるようになった時
既にそれが自分の中に蓄積されていることを知ることで、自己肯定感が更に上がるように願っています
真実は自分の目で確かめるべき
『クリティカルシンキング』
ユダヤ人の教えに、『親や先生の言うことは信じるな!』というのがあります
一見、矛盾しているようにも思いますが…
鵜呑みにせず、真実は自分の目で確かめよ!ということです
お金についてだけではなく
学校教育、私がこれまで成長の過程で会話してきたこと、自身で読書などで得た知識などの常識を疑い、検証しながら探求の根を伸ばしていく
その過程で得た知識や経験が『複利』となって細胞分裂していく…
それを今、息子は少しずつ… やり始めているように感じます
先日のドバイ留学でもロシア人の友達を作り、日本で報道されている戦争の現状についての認識の違いを色々話してくれました
私の家庭教育においても
「親からインストールしたことが、本当に正しかったかどうか?社会に出て自分の目で確かめなさい」
「自分が親からやって貰って良かったと思う教育を子供に施しなさい」と、日々息子へ伝えています
*クリティカルシンキング(批判的思考)とは、単なる感情や直感に頼るのではなく、論理的・客観的に物事を分析し、根拠に基づいて判断を下す思考方法のこと
「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」
アルベルト・アインシュタイン
『自分に投資するとはどういうことか?』
結局、ジュニアNISAは
5年生で与えた100万円と貯めたお年玉などが雪だるまとなり
5年間で2倍弱の、国立大学へ行けるくらいの投資金額となっています
息子には世界一周の夢があります
積み立てたお金をそのまま老後まで置いておくのか?
大学生で1年間の戦略的休学をし、貯めた資金で行くのか?
その権限は息子にあります
先日、「最近の子供は物欲がない」という記事が目に留まりました
欲しいものがバーチャル世界に移行しているというのです
物欲については息子が小学生の頃から言われていましたが…
ふと… 息子に重ねてみると…
物欲は小学生の頃から確かにありませんが、貪欲に『体験』にお金を使いたがります
海外旅行、坐禅、ヘッドマッサージ、お寿司の専門学校に行きたがる…
とにかくなんでもやってみたがり、抑えるのが大変なほどです
アフリカに行きたいのも、貧しい暮らしをこの目で見て実際に体験してみたいというのですから…
引き止める理由が見つかりません 笑
一部で言われているように
ジュニアNISAで積み立てたお金をこのまま置いておけば、もしかしたら老後の心配はいらないのかもしれません
でも、「それ以上に自分で稼ぐ!!」という揺るぎない自信があるのなら…
自分の時間と経験に投資するのも良い選択でしょう
息子は迷うことなく…
まずは学びたい学部がある目指す大学に入り、2年生で世界一周するのを
とても楽しみに計画しています
そのためには色々なシーンで『仲間』を作ること!
大学生で起業する為にも仲間は必要です
ありがたいことに息子は、人種を問わず友達がとても多いです
一人っ子なので私には分かりませんが…
懇談会などで担任の先生によく褒めていただきます
人一人の能力には限界があります
もしコミュニケーション能力が高いのであれば、大事に伸ばしてあげたい重要なスキルです
『少ない資金で投資するのではなく、投資される側になれ』
お金以外(経験・知識・人間関係)の資産を持っていれば
何度お金を失っても
自然とまたお金を運んできてくれる…
フィナンシャル教育は『情報』を『意味のあるもの』へと変換してくれます
大切なのはお金そのものを学ぶことではなく
お金を運んできてくれる『自分自身の器』を育てることなのかなと思います
百万円を渡してどんな能力が伸びたか?
まだまだその過程ですが… 息子の場合はこんな感じに育っています
簿記やフィナンシャルプランナーなど、実際に役立つ資格の獲得はこれからでしょう
一例ですが、誰かのきっかけや参考になれば幸いです
またお会いしましょう♪
ケイと
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