男性にもある「生理」の悩み。行動が喜ばれる3つのポイント|ゴミ捨て編

「どうしていいかわからない」と、男性も「生理」について悩んでいる。「生理を楽にする方法をお伝えする講習会」を開催してから、男性とも「生理」について話す機会が増えたことで「生理」に悩んでいるのは男性も同じだとわかりました。

男性の「生理」の悩みは

改めて言うのもなんですが、男性には「生理」はありません。ジェンダーフリーや、LGBTQという人権に関わる大切な話題ではなく、生理現象として半数近くの人(=男性)には「生理」はありません。

でも「生理」がない男性にも「生理」は関係あるんですね〜。男性の「生理」についての話を聞くようになり、女性の私は改めてそのことに気付かされました。

そして男性の「生理」の悩みは女性の「生理」の悩みと違うものの、深刻度でいえば同じくらいなのだと感じるようになりました。

前回までにnoteでお伝えした男性の生理の悩み

1|自分ごととして理解できない

2|男性にも生理は身近な存在

今日は3つ目の悩みと、パートナーが生理でつらそうな時にスマートに当たり前のようにしてほしい「ゴミの捨て方」についてお話しします。

男性は生理の疑問を誰に聞く?

自分は「生理」にならない男性ですが、男性が生活していく上で「生理のある女性」とたくさん接点があります。「俺にはないから知らないよ」とはとても言えないくらい、日常生活の中で、幅の広い関係性の「生理がある人」と接しています。

・パートナー(妻・恋人)が生理
・家族(母姉妹)が生理
・同僚(上司・部下・取引先・客)が生理

自分には「生理」がない男性が「生理」を意識するのは、身近な人が「生理」の時、それも「生理」でつらい時が多いのではないでしょうか?

・奥さんがもうすぐ生理でつらいって言ってる
・娘が生理痛の薬を飲んでる
・部下が生理休暇をとると連絡してきた

身近な人が生理でつらそうな様子を見たらほとんどの男性は思いますよね?「つらそうだな〜」「何かしてあげられることないかな〜」
そして何をしてあげればいいのかを考えるために聞きたくなりますよね?
「どんな風に痛いの?」「どうれくらいたったら治るの?」

お腹をくだす痛みや風邪の喉の痛みなどは、男女関係なく経験がある人が多いので、大体の想像はつきます。

でも男性にとっては絶対に体験できないのが「生理」の痛みや苦痛です。
でも同時に「生理」とはとってもナイーブな問題。聞き方ひとつで大問題に発展しかねません。
ましてや「生理」でつらい時の女性はホルモンバランスが不安定でイライラしたりしがち。聞き方を間違えたら

「どんな風に痛いかって?とにかく痛いんだよ〜〜」
「どれくらいたったら治るかって?そんなの私が知りたいわ!」

と怒らせることは簡単に想像できます。

そして男性は寡黙になります…。不用意なことを言って地雷だけは踏むまいと。

そして「生理」に対する男性の疑問は置き去りのままになり…。
いつの間にか「生理」に恐怖心さえ芽生えることに。

でもそんな悲しく怖かった過去の経験はおいといて、これからは家で生理で辛そうなパートナーを見たらスマートに当たり前のように家事をするチャンスだ!と思いましょう(笑)

生理中はホルモンバランスが不安定でどうしてもイライラしたりしがちになる女性にとって、スマートに当たり前のように家事をしてくれたら、心身ともにとてもとても救われるのです。

やってみようゴミ捨て

ゴミ捨てといえば、色々ある家事の中でも男性の担当であることが一番多い家事かもしれません。

「言われなくても俺やってるし!」と思ったそこのあなた!

いつも俺!今日も俺!!

という精神が大切です!

スマートに当たり前にゴミ捨てをするための3つのポイントをお伝えします。

ポイント1|ゴミの日は夜にチュック「明日ゴミ出さなきゃ〜」とつぶやく

「もうすぐ生理なんだな〜」「今生理中だな〜」とわかり、「いつものことどけど、明日も忘れずにゴミを出すぞ!」と思ったあなたにまず気をつけてもらいたいこと。それは「タイミング」です。

夜「ゴミ捨て表」(今はスマホでチェック?)を見ながら「明日は燃えるゴミを出さなきゃな〜」と独り言をいう。

近くにパートナーがいることを確認してくださいね。
そしてかすかに聞こえるくらいの音量で言ってください。
あくまでもパートナーには「独り言」として聞こえることが大切ですので、ゴミ捨てではこの「前日の夜の独り言」が最大のポイントになります。

ポイント2|トイレの生理用品のゴミも捨ててくれると嬉しい

ポイント2つ目は「女性が見ているところ」です。
こうしてくれたらさらに嬉しいなという、女性の喜ぶポイントです。
家中のゴミと一緒にトイレの生理用品のゴミまで捨ててくれると女性はとても嬉しいです!

生理用品を捨てる時には2つだけ注意点があります。

1|ビニールに入れてキュッと縛る
2|キュッと縛ったゴミを、ゴミ袋の真ん中や中が見えない袋に入れて、ゴミ袋の外から生理用品のゴミが見えないようにする

これができたら完璧です!「毎月毎月どうしてこんなつらい目にあわなきゃいけないんだ〜」と痛みや体調不良で苦しんでいる女性の気持ちを少し和らげてくれるでしょう♪

万が一カラスに突かれても大丈夫!ギュッと縛ってね。

ポイント3|終わったらサラッと去る

ポイント3つ目は「終わった後にどうするか」です。
ここがもっとも大切なポイントです!
あなたの「ゴミ捨て」が「喜ばれる」か「地雷」になるかはこの終わり方によります!
何も言わずにその場をサラッと離れましょう!

生理の不調からいつも通りに動けない時、女性はみんな多かれ少なかれ自己嫌悪を感じています。
「生理なんだから動けなくてもしょうがないでしょ!」とか「私だって好きで痛いわけじゃない!」とか堂々と不調を訴えていても、本当はそんな状況の自分を責めて自己嫌悪中なんです。

そんな時には身近な人の「行動」思いやりを持った「行動」が気持ちを楽にしてくれます。

きっとゴミ捨てをした人からしてみたら確かめたいですよね?

「他に捨てるものない?」
「ついでにリサイクルのゴミも出そうか?」

でもパートナーが生理中の時はそこはグッと我慢です!
「スマートに当たり前のように家事をする」と心の中で唱えながらサラッとその場を離れましょう。

ヒーローはサッと去るから、かっこいい余韻が残る?

僕流のやり方教えてください

3回目となるこの「スマートに家事をやる」シリーズ。40代半ばの3人の子供のママさんに「生理で辛い時に旦那さんにしてもらいたいことありますか?」と取材をした内容をご紹介しています。

取材した私としては「サラッと去ってほしい」と何度も言われていたのが、とてもリアルでツボでした(笑)近々「ゴミ捨て編」も書きたいと思っています。

これからもこのnoteでは経血トレーナーとして「生理」に関することを、色々な方に取材したことを書いていきたいと思っています。

ぜひこのnoteを読んでくださった方にも「生理」に関する俺流、私流を教えていただきたいと思います。

個人的になりやすい生理のことを一緒に話せる場所にしていきたいと思っていますので、コメントお待ちしています。



motomoto(株)私たちについて
「生理」の意識を変える「ちょっとした習慣」。
当たり前に過ごしていた月経の不調や煩わしさを解消するひとつの選択肢として「経血トレーニング」があることを広めたいと思っています。
「経血トレーニング」はとてもシンプルな解決方法の一つです。
簡単に習慣づけられることを目的として「煩わしい」「難しい」を排除した、誰でも自然と身につけることのできるトレーニングだと私は考えています。あなたの生活サイクルの中にちょっとした工夫で生理への苦手意識を変える事のできるきっかけの一つであってほしいと願っています。

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