Think Visual (Kinks)
野矢茂樹著『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』10章、11章と読んでいるのですが、延々と続く屁理屈(ごめんなさい)に付き合うのがつらいです。
野矢氏、そしておそらくウィトゲンシュタインともに論理がとても混乱しています。
「Aはpと信じている」「Aはpと考える」「Aはpと語る」という場合の人物Aは対象ではない、というのです・・・(野矢、234~235ページ)
「思考し表象する主体は存在しない」(野矢、230ページ:『論理哲学論考』からの引用)というのはそういうことではない!!!
全く話がずれています。
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今回の記事の上にある写真は、昔、よくわからないままお店にあったものを買ってしまったものです。たまに懐かしくなって聴いてます。
Kinksは、Tink Visual~Phobiaの時期を除いたそれぞれの時代のベスト盤CDを合計4枚持っています。オリジナルアルバムで持っているのはなぜかこのThink Visualだけです・・・
あまり売れなかったCDだけに内容も地味です・・・だからといって決して悪いアルバムではありません。
How are you?
別れた奥さんに対する複雑な気持ちが歌われています。(もっとも、全く別のシチュエーションを想像することも可能ですが。)
もうしばらく会ってないね・・・こちらはなんとかやってるよ。
君は前と同じような失敗をしてるんだろうね、僕に似て・・・だからこそまだ僕の友人なんだよ。
君は君の道を歩んで・・・そのうちまた道端でばったり出会うかもしれない。その時はHow are you?って挨拶するよ。
・・・といった内容でしょうか。別れた相手に未練たらたらな気持ちになるのは女性よりもむしろ男性なのでしょうかね? (もちろん人によるでしょうが) あるいは余裕かましてるだけかもしれません。
別れた相手はどういう気持ちなのか分かりませんが、もし 「余計なお世話よ!」と思ってたら身も蓋もありませんね・・・
このアルバムで他に好きな曲は、Working at the factoryかな。ロックの原点みたいな気持ちを思い出すかのような(だけど結局は別のfactoryで働いているようなものだった、という皮肉も・・・)。
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