河野 圭 -Kei Kawano-

総合内科/感染症診療/感染制御/医学教育 General Internal Medicine/Infectious Disease/Infection Control/Medical Education 総合内科チーム立ち上げとモデル作りとGeneralism全国拡大が目標

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新型コロナウイルスワクチン関連の情報まとめ 2021/2/11 22:00追記

自らも新型コロナウイルスに関する情報を発信をしようと何度か考えてきましたが、 自分の業界でさえそんなに名も知られず、地位も権威も信頼もそんな無いので、あんま価値もないし、同じような内容になるよな、と思い、 私ができることとして、 そもそもワクチンに関して正しい知識が、一般の方も医者を含めた医療者も十分に持ち合わせておらず、かつ日本はワクチン後進国と揶揄されているという大前提の上で、 何も考えずもしくは意図を以て、偏った思考・思想へ持っていこうとする、センセーショナルで利益誘

    • サイトメガロウイルス 核酸検査

      定量的NAATは、健常者および免疫不全者の両方からの検体におけるCMVの検出および定量に選択される方法論となっている。 一般に、CMV検出のためのNAATは、異なるプライマーセットを用いたDNAの定量PCR(qPCR)増幅が主体である。CMV RNAの増幅に基づくNAATsベースのアッセイも、固形臓器移植および造血幹細胞移植患者の両方のモニタリングに利用されている。 CMV RNAの検出は、血液のqPCR増幅を用いた検査よりもCMV複製の適切な指標であると提案された。なぜなら

      • VGI 血管グラフト感染 治療(体腔内メイン)

        Wilson WR, Bower TC, Creager MA, Amin-Hanjani S, O’Gara PT, Lockhart PB, et al. Vascular Graft Infections, Mycotic Aneurysms, and Endovascular Infections: A Scientific Statement From the American Heart Association. Circulation. 2016;134: e4

        • Campylobacter ureolyticus

          分類 Phylum:Proteobacteria Class: Epsilonproteobacteria Order: Campylobacteraceae Genus: Campylobacter Species: Campylobacter ureolyticus 説明 Campylobacter ureolyticusは、以前はBacteroides ureolyticusと呼ばれていたが、2010年より変更された。 C.ureolyticusは、食中毒の原因

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        新型コロナウイルスワクチン関連の情報まとめ 2021/2/11 22:00追記

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          BCG症

          膀胱癌に対するBCG膀胱内注入療法による、BCG症。 膀胱結核とは異なるため、届出はできず。 膀胱癌のBCG膀胱内注入療法では、副作用としてBCG菌が粘膜下層に肉芽腫を作ることがある。 BCG菌はウシ型結核菌を継代培養して弱毒化したワクチンであり、結核菌PCRで陽性を示すことから、尿の結核菌PCRが陽性となることがある。 日本BCG研究所、結核研究所でヒト型結核菌とBCG菌の鑑別検査が可能である。 治療終了後も培養またはPCRで長期に菌が認められる場合は、症状がなくても

          糖尿病・血行不良患者の骨髄炎

          糖尿病患者における骨髄炎は、一般的に足に多く、手にはあまり見られない。このタイプの骨髄炎がもたらす経済的影響は甚大で、四肢の切断はあまりにも一般的である。2014年、米国における糖尿病性足潰瘍の管理にかかる推定年間コストは90億ドルから130億ドルであった。糖尿病患者の15%から25%が生涯に渡って足潰瘍を発症する。そのうち24%が軟部組織感染症や連続性骨髄炎を発症する。糖尿病性足部感染症の発症には、いくつかの要因がある。神経障害、血管機能不全、高血糖は、最終的に皮膚潰瘍の発

          糖尿病・血行不良患者の骨髄炎

          恥骨骨髄炎

          マンデルから 恥骨炎は、恥骨結合の感染症である。婦人科手術の初期には、合併症として認識されていた。初期の報告では,抗菌薬に反応せず,培養で回収された「非ウイルス性細菌」のため,この疾患は感染性でないという誤った推測がなされた。 本疾患は,Marshall-Marchetti-Krantz式尿道穿孔術,長期カテーテル留置,鼠径ヘルニア手術,経膣分娩,前立腺癌に対する前立腺切除術や放射線治療などの泌尿器科および婦人科手術の様々な術後において発症する。黄色ブドウ球菌、腸球菌、大腸

          Corynebacterium striatum

          Mandellより C. striatumは、臨床ラボにおいて、より一般的に分離されるコリネ型細菌の1つである。他の非親油性発酵性Corynebacteriumと同様に、C. striatumは過去に微生物検査室で高い誤同定率を示し、研究者は詳細な再検査で多くの分離株がC. amycolatumであることを発見してきた。 C. striatumはどこにでも存在し、健常者や入院患者の皮膚や粘膜に定着している。歴史的には、C. striatumは日常的に種まで同定されることは

          Corynebacterium striatum

          一過性(肛門)直腸痛、尾骨痛(症) -Proctalgia fugax, Coccydynia

          主にUptodateから。 Proctalgia fugax疫学: 一般人口の4~18%が罹患していると推定される。しかし、患者の17~20%のみが医師に症状を報告している。一過性直腸痛は18歳から87歳までの成人患者で報告されているが、通常は30歳から60歳の個人が罹患する 。男性に比べ女性に多くみられる。 病態生理: 散発的で一過性のものであるため、その病態生理を解明することは困難だが、肛門括約筋の痙攣、陰核神経の圧迫、神経障害などが関与していると考えられている。

          一過性(肛門)直腸痛、尾骨痛(症) -Proctalgia fugax, Coccydynia

          予防接種の基礎講座集

          予防接種の基礎講座の良き資料集がアップされています。 国立国際医療研究センター(NCGM)予防接種基礎講座 2021年度開催(2021年8月21日~22日) ワクチンで予防できる疾患 免疫のシステムとワクチンの働き ワクチンの種類とその構成物 予防接種後の有害事象対応 有害事象の報告 予防接種の間違いを予防するための工夫 ワクチンの在庫管理 国の政策とスケジュール/健康被害救済制度 接種スケジュールの再調整・個別因子 事故防止のための環境整備・スタッフ

          予防接種の基礎講座集

          新型コロナウイルスワクチンの正しい情報を得るために

          新型コロナウイルス(特にワクチン)に関して、 幅広い層を対象にした、信頼性が高い情報を提供しているプロジェクトや記事がかなり集約されてきました。 これらだけで、安全な情報を得て、安心するに十分かと。 ぜひご活用を。 ・新型コロナウイルスワクチン公共情報タスクフォース×medical note https://medicalnote.jp/covid19-vaccine/ ・こびナビ https://covnavi.jp ・コロワくん https://corowakun-su

          新型コロナウイルスワクチンの正しい情報を得るために