ネパール26日目:観光VISA延長申請、日本山妙法寺、床屋
12月02日(月)
今日も7時前には起きてポカラのペワ湖の湖畔で朝食を。前回も書きましたが、ミルクティーとパンが定番になっています。さて、パンの値段ですが売り子さんは最初100NPRと言ってこられ、ちょっと高いと伝えると、「じゃいくらなら買うの?」ってことで、50NPRといって私は納得していました。でも近くにいた地元の人に聞いてみたら、ああいうパンはだいたい30NPRだよって。まあ自分が納得できる価格で買えたのなら良いのだと思いますが。
さて、今日はVISAの滞在延長申請のため、ポカラにある入国管理局(Immigration Office)へ。ホテルから徒歩35分程の距離にあります。ポカラについて2日目にこの辺りも歩いていたり、地図を見たりで地理感覚を得ていたので、なんなく営業時間開始時に裏のゲートに到着。恐る恐る鍵のかかっていないゲートを開いて敷地内に入っていきました。
入国管理局の建物の中に入るとすでに数名の方が申請をしている様子でした。私の前には2名ほどの人が申請手続きをしていましたが、デスクにいた担当の人に滞在延長申請が必要みたいなのですがと伝え、パスポートに貼ってある観光VISAのシールやカトマンズ大学からいただいた受入承諾書などを見てもらい確認。
私の観光VISAの滞在許可日数は30日間のもの。実際の期間はVISAのシールに記載があり、11月8日から12月8日まで。実は入国は11月7日の夜11時頃だったのですVISAは11月8日から有効のものが発行されていました。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、11月8日から12月8日をカウントすると31日あります。そうなのです30日の観光VISAは実際のカウントだと31日有効のようでした。このあたりはしっかりと公式の情報を確認していただくことをお勧めします。
といっても、私のネパール出国日は12月9日… カトマンズ大学からの受入承諾書で何らかのディスカウントなどの措置はないか聞いてみましたが、特別な措置はないとのこと。延長申請をしてくださいと笑顔で返答されてしまいました。
その延長申請は、この部屋にあるパソコンからでも掲示物に掲載されているQRコードを読み取って自分の携帯からでも申請が可能と言われたので、QRコードを読み取って自分の携帯で必要情報を入力し、ものの5~10分程度で難なく申請完了。そんな入力作業を進めながら私の前で申請していたヨーリッパかアメリカから来ていた方が何となく支払いに戸惑っていたので、「支払可能紙幣ってネットに書いてある限りだと、クレジットカート不可、ネパールやインドの紙幣での支払い不可って書いてあったよね?」と話しかけたら、「そうそう、俺もネットでその情報見たんだよね」という返答。何を戸惑っていたかというと… 実はネパールの紙幣でしか支払いができないという事実。どうもこの情報はカトマンズ国際空港の入国管理局での支払いに限る情報っぽかったです。この辺りの情報も公式の情報をお確かめいただくことをお勧めします。
申請料は基本的にアメリカドルで設定されているため、ネパールの紙幣で支払うとなると為替変動もありそれ相応の金額を支払う必要があるため、部屋にはドルとネパリ・ルピーの為替が掲載してありました。15日の延長申請料は45US$。当日は1US$=134NPR。6069.60NPRが申請料となっていました。細かすぎる金額は繰り上げみたいで6070NPRをネパール紙幣で支払って、パスポートを預け10分程度待っていたら、延長許可期間が掲載された新しい観光VISAのシールが貼られたパスポートが返却されました。ということで本日最大の課題は難なく解決!
そのあとはアンナプルナ山脈をペワ湖越しに見るため、ペワ湖の南側にある山の上にある日本のお寺へ行くことに。いつもどおりInDriveでバイクを配車しました。片道15分ほど料金は150NPRという参考金額でライダーが来てくれましたが、ライダー到着後、帰りにお客さんが見込めるところではないので、倍の金額が必要と交渉を持ちかけてきました。確かに私がそのライダーの立場なら、この交渉は必須です。私の目的もこの山の上にある日本のお寺からアンナプルナ山脈の写真を撮影することが目的で終わり次第ポカラの市街地に戻ってきたいと伝えました。行きの移動が15分くらい、お寺滞在が20~30分程度、帰りの移動が15分くらいと考えると、単なる倍の金額ではフェアではないと思い、500NPRで交渉したところ成立しました。最終的にはしっかりガイドっぽいこともしてくれたり、写真も撮影してくれたりと親切にしてくれたので、プラス100NPRをお支払いしたところ、喜んでくれました。
さて、この日本のお寺からの眺望は確かに素晴らしいものでした。他にも多くの来客がありここからのペワ湖越しのアンナプルナ山脈の風景を楽しんでいました。この寺院は日本山妙法寺というお寺で藤井日達という日本の僧侶が建立したそうで、シャカムニ・ブッダの遺骨が収められている重要なお寺とのことでした。実は後日ルンビニへ行って分かることなのですが、シャカムニ・ブッダの生まれたMayadevi Templeの正面にある日本山妙法寺の方が大きく、ポカラのお寺と兄弟関係のようなものとのことでした。
このお寺からの風景も楽しめ、帰路は売店でネパール・コーヒーが売っていたのでその売店で立ち止まり品定め。ネパールでコーヒー豆が育つことを知らなかったので聞いてみると、もともとは日本人の方がコーヒーの苗を持ち込んでこのあたりで育てて、商品化したとのこと。その方は今はカトマンズへ移動してしまったので、この店のネパール人店主が引き継いだというお話でした。お店の外には大きな鉢が一つあり、コーヒー豆がしっかりと育っていました。もちろん、コーヒー豆をお土産に買って帰りました。
色々と満足してホテルまで戻ってきました。大体この時点で12時頃だったと思います。ランチを食べたり、ホテルの周辺のお店を物色したりして過ごしました。
それでも時間に余裕があったので、先日から気になっていた床屋へ行くことにしました。徒歩で30~40分くらいと少し距離はありましたが、先日、通りかかった時にローカルな感じでとても印象が良かったので行くことにしました。前回はお客さんがたくさんいて待ち時間があり断念したのですが、今日は誰もいなかったので着くなり席に座らせていただき早速、ヘア・カットとヒゲ・トリミングの値段を再度確認し注文!ヘア・カットは150NPR、ヒゲ・トリミングも150NPR!日本円で330円くらい!安い!!
それでどんな髪型にしようか、どう伝えるのが良いかと思い、「ネパールのトレンド・ヘア・カット」みたいに画像を携帯で検索し、自分の好みの髪型を見つけて、「こんな感じのネパールで流行ってるっぽいのにしてください。横や後ろはバリカンで刈ってもらって、上の長さはこのままでいいけど、ちょっとスキバサミでボリュームを減らしてもらいたい」とジェスチャーや実際にスキバサミを指差して伝えたところ、ご快諾。しばらく様子を伺っていたら、耳の上3cmほどのところにバリカンで線を入れ始めました。「あれ?ちょっとやりすぎじゃない?もしかして伝わってない?」と困惑しましたが、もうすでにカットしてしまっていたので、どうしようもありません。しばらく様子を見ていたら上手に軌道修正してくれて、すごく満足の行くカットとヒゲのトリムをしてくれてとてもすっきりしました!
その後、この床屋さんが明日のルンビニー行きのバス停に近かったこともあり、乗り場の確認などをして徒歩でホテルまで帰り明日のチェックアウトと移動の準備をしてゆっくり過ごしました。