電話応対と掛けて車の運転と解く
電話応対とはこういうもの、とそれぞれに思っているものがあります。電話が苦手、うまくいかない、という場合、自分で決めた業務内容にこだわりすぎてしまい、お客様や会社と噛み合わなくなっていることがあります。
そこで、無意識に作り上げてしまった枠をリセットしてもらうために、電話とは関係ない例を使って説明することがあります。(以前に何度か、電話応対をスポーツになぞらえたのも、そのひとつです)
今回は、電話応対を高速道路の運転になぞらえます。
前(自分の進む方向)だけを見て運転する
高速道路に乗ってしまったら最後、出口を降りるまでは後ろを振り返ってはいけません。
しまった、さっきの出口で降りたかったのに!
そこのパーキングエリアに入りたかったのに!
そんなこともあるでしょう。
それができればもっと早く目的地に着き、より楽に運転できたのかもしれません。でも、それはできなかったのです。
あなたは今、ハンドルを握り、車は走っています。
名残惜しそうに後ろを振り返ったその瞬間、事故る確率は、いや増します。
バックミラーでもう戻れないことを確認したら、次の標識を見逃さないようにしっかり前を見ましょう。
<休憩コーナー>
その心は
出口とは終話です。パーキングエリアとは保留です。ハンドルは流れの主導権です。
あぁ、あそこで終話できたのに、あそこでやっぱり保留して対応を確認すればよかった、そんな後悔にとらわれることもあるでしょう。それ以外にも、相手の意図を図りそこねたり言葉選びに失敗したりと、できるものならやり直したいということがたくさん起こります。
でも、後悔も反省も、今している暇はありません。ひたすらお客様と問題解決だけを見据えて、最後まで主導権を握り続けてください。
そして電話がどうにかこうにかにでも終わったら、じっくりと反省し、次に生かしましよう!
それでは、また。
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