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“先手を取る”プレー原則の浸透に見る双方向型のゲームモデル運用。レアル・マドリー好調の要因をポジショナルプレーの観点から紐解く
こんにちは。 国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、レアル・マドリーの今季前半戦の分析記事を寄稿しました。 筆者は現在関東サッカーリーグ1部のエリース東京FCというクラブでテクニカルコーチを務めていますが、今回の記事は特に、レアル・マドリーを分析する上で現場に立つ指導者としての視点を多く取り入れることができたと感じています。 具体的には、サッカーの戦術記事などでよく目にする“タイミング”や”テンポをコントロールする”などといった表現への解像
プレーパターンの指示は「一度も出していない」。エリース東京FCを関東2部優勝へ導いた、山口遼監督率いる若き指導チームの挑戦
こんにちは。 国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、筆者がテクニカルコーチとして所属しているエリース東京FCの指導チームを取材していただいた記事が公開されました。 今季、エリース東京FCは関東2部リーグに所属していました。地域リーグはその上に関東1部リーグがあります。リーグ戦が終わると地域CLという各地域リーグ1部の上位チームが集うコンペティションがあり、そこでの過酷な連戦を勝ち上がった1チーム(入れ替え戦に勝利すれば2チーム)のみがJFLへ
“バルベルデ・システム”の継続と“ロドリゴ・システム”への再構築――辿り着いた完成形は連覇にあと一歩届かず。レアル・マドリーのシーズン総括と来季の展望
こんにちは。 国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、今季のレアル・マドリーの総括および来季の展望をまとめた記事を寄稿しました。 カタールW杯の開催によりイレギュラーなシーズンとなった今季。昨季終盤に確立し、劇的なCL制覇を成し遂げた“バルベルデ・システム”の継続の道を選んだカルロ・アンチェロッティ率いるチームは、カゼミーロ退団の穴を新加入のオレリアン・チュアメニが見事に埋めたことで最高のスタートを切ることに成功しました。 しかしそのチュアメ