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スタジオジブリ映画『千と千尋の神隠し』を見て

今回は日本のアニメ界、映画界に歴史を残した『千と千尋の神隠し』の魅力をたっぷり紹介させていただきます🎞

監督はみなさんご存知、宮崎駿さん。日本の歴代興行収入2位、アカデミー長編アニメ映画賞受賞、観客動員数2300万人以上という偉業を達成した映画です🏅

声の出演は、柊瑠美(千尋)、入野自由(ハク)、夏木マリ(ゆばーば)、神木隆之介(坊)、内藤剛志(千尋の父)、沢口靖子(千尋の母)と豪華すぎるメンバーです。


鈴木敏夫プロデューサーによれば『もののけ姫』などで大成功しているにも関わらず、期待値は低かったとのこと☂️

いろいろ言われながらも、大成功を収めた『千と千尋の神隠し』。その魅力を、自論ではありますが、分析してみました。(特にこの作品の解説の記事が多いのもあって、シーンの演出に絞って好きに書いてます🙇‍♂️)


『千と千尋の神隠し』の制作のきっかけ

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宮崎駿監督の友人である奥田プロデューサーの当時10歳だった娘さんをモデルにしたと言われています👩(ちなみに千尋の父のモデルが奥田プロデューサー、千尋のお母さんのモデルはジブリのスタッフさんの一人)

当時、少女を題材にした映画はジブリではまだやっていなかったのもあって、初の試みとなりました。

美しくて可愛いヒロインではなく、探せばいるような10歳の少女を主人公にしたのは、単純な成長物語ではありません。両親に会えず、働かないといけない厳しい状況の中、そんな中でこそ少女に眠っていた能力溢れ出るような物語が作れるのではないか🌿


普段からジブリ関係者の子供と接しながら、そんなことを宮崎駿監督は考えられていました。実際、この物語に関して宮崎駿監督は「僕は彼女たちに『大丈夫』、あなたはちゃんとやっていける』と本気で伝えたくて、この映画を作ったつもりです」とコメントされています。


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鈴木敏夫さんによれば、湯屋(夜に動く湯屋自体の勤務形態のモデルは、実はスタジオジブリそのもの)の物語にしたのは、鈴木さんのキャバクラ好きの友人から聞いた話を宮崎監督にしたというのがはじまりだそうです🌤

その友人から聞いた話では、実はキャバクラで働く女性の中にはもともとコミュニケーションがうまくとれない、内気な子もいて、仕事の時は頑張って振る舞っているんだよ。

鈴木さんのその話を聞いた宮崎監督は、そういった物語にしようと決めました。


実際にやっているように描く❕

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このシーンでは宮崎監督はスタッフを集めて議論するほど、手間がかかっているシーンの一つです💦


ハク(竜)が傷を負って、上から落ちる所なのですが、宮崎監督は落ちる所はヤモリを、落ちる瞬間は青大将をイメージしてほしいと指示出されています🐍

宮崎監督によれば、実際にヘビが木から落ちるところを見たのもあって、このような演出になったそうです。

ここではハクの口を千尋が開けようとしているのですが、犬の口の中に直接入れるように描かれています。口を無理やり開けると、歯茎をしっかりと出しているようなところも、実際に監督が犬を飼った時の経験を元に書かれています🐶



〈声の出演者も実際にやっている?〉

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このシーンでは千尋の母が勝手にチキンを食べているシーンなのですが、実際に千尋の母役の沢口靖子はチキン(噂ではケンタッキーフライドチキン)を食べて演じられています🍗



〈音もリアルに‼️実際にそこにいるように〉

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音響のスタッフの方達もプロ意識なのか、実際の音にとてもこだわっています♫

湯屋の温泉が流れる音は、スタッフたちが実際に草津温泉に行き、音を録音して使っています。

さらに画像のように、千尋たちが働いている所の効果音は、旅館にも行って実際の音を拾ってきています。


さらに千尋が乗ってきた車の音でさえも、同じ車種を用意してまで録音しています。

まとめ

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今回は大ヒット『千と千尋の神隠し』の一部分ではありますが、魅力を紹介させていただきました。

本当に素晴らしい作品で、文章で表現するのがもったいない感じるほどです。映画館でも上映されていましたが、何回でも見たくなる作品です。

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