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「いかに生きるか」を示してくれる先人たちの叡智/『人を導く最強の教え『易経』 「人生の問題」が解決する64の法則』

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。 今回は、『人を導く最強の教え『易経』 「人生の問題」が解決する64の法則』。本書の編集を手掛けられた、日本実業出版社の神村優歩氏に見どころを伺いました。

『易経』

難解といわれながらも、経営者やリーダー層がこぞって愛読する『易経』。
京セラ創業者の故・稲盛和夫氏をはじめ、医師や研究者、スポーツ選手など第一線で活躍する方々が『易経』に学び、その教えを実践してきました。

なぜ『易経』は、それほどまでに支持されるのでしょうか?

「三千年の時を経て語り継がれる『易経』には、決してブレないものがあります。その教えをしっかり理解し、正しい手順で実践すれば、人生における悩みや迷いが消え、自分の軸が見えてくるからです」

そう語るのは、『人を導く最強の教え『易経』』の著者であり、易経研究家の小椋浩一氏です。『易経』の教えを人生やビジネスで活用してきた実践者であり、現在は、その教えをもとに、次世代リーダーの育成などにも力を注いでいます。

●そもそも『易経』とは何なのか?

『易経』は四書五経のひとつで、その内容が洞察力や直観力を身に着けるのに適した書であることから、古代中国の君主が盛んに学んだ帝王学の書です。しかし、「巨山」に例えられるほど難解な書物であるため、存在自体は知っていても、実際に内容を知っている方、ましてや、その内容をビジネスに活用している方は少ないのではないでしょうか。

そこで本書は、『易経』に書かれた64の教え1つひとつを分かりやすくかみ砕き、たとえ話やビジネス理論を用いながら解説しました。いわば「教養と実践としての『易経』」本です。

それぞれの教えはコンパクトかつ、現代のビジネスパーソンにもわかりやすい内容になっているため、サクサク読み進められますが、目次をご覧になり、気になったテーマから、あるいはパッと開いた教えから、1日ひとつのペースで読むのもおすすめです。

また、「自問自答の書」と言われている『易経』らしく、それぞれの教えに関連した「問い」を設けました。ぜひ、『易経』の教えを自問自答しながら、深く身にしみ込ませてください。

●『易経』が教えてくれたこと

では、担当編集として、とくに心に響いた教えを1つご紹介しましょう。

「艮為山(ごんいさん)」
……山のように動かないのが一番の時。進むばかりでなく止まることも学べ、の意。

何かを成し遂げなくてはならないと思う時、行動を起こすことばかり考えてしまいがちですが、『易経』はそれをたしなめます。「単なるその場しのぎの行動ではなく、長期的に
成長するためにも止まることが大切だ」という教えが、私の考えを改めてくれました。

確かに私が起こそうとしていた行動は、「今をただ乗り切ればいい」という間に合わせの行動だったかもしれない。「止まる」のはこわくても、「長期的に見れば止まるのが最善策かもしれない」と、「行動し続けるのが必ずしも得策とはい...

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