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デザイナーになるには1|なる前に知っておきたいこと

こんにちは。グラフィックデザイナー6年目の穂花です。

毎週土曜はデザインの話。今週からはデザイナーになりたいと考えている人に向けて、実際になってのメリット、デメリット、マインド面で必要なこと、金額面をリアルに書いていきます。

かなりボリュームが多くなりそうで3週?に分けます。ラストはおすすめのなり方のルートをシェアする予定なので気になる方はぜひフォローお願いします🙏

自分は実際にデザイナーになってから人生間違いなく一変しました。

自分は独学でなったわけではなく、デザイン事務所から制作会社フリーランスなど一通り経験して大手案件もやってきているのでかなり現実味があると思います。

今日はそんな中でなる前には絶対知っておいてほしいことを6つ紹介します!


なる前に知っておきたいこと


1.デザイナーは誰でもなれる

まず迷っている人に言っておきますが、誰でもなれます。

無免許ですから「デザイナーです」と言って仕事を受注して納品一回でもすればデザイナーにはなっています。

なるのがこんなに簡単ならさっさとなんでもいいので受注してまずは一個納品してみてください。

最初は無料でやるのがいいでしょう。友達経由でもらってもいいし、モニターを募ってみてもいいし。

無料であるからプロじゃないとかそういう声は無視です。

なぜならこの職業、ある程度技術の習得に時間がかかるからです。おそらくmac触ったりしたことない方だったら、尚のこと時間かかります。
特に初心者はイラレ必須スキルのパスというツールに大苦戦します。

悩んで時間をロスするくらいならまずはやってみましょう!

2.センスの有無は考えても無駄

Photo by Brooke Lark

また、よくセンスがないかもとセンスに自信がなくて踏み出せない人がいますが続けていてめちゃくちゃ思うことがあります。

センスがどうとかという話ではなく、この業界結局好きという気持ちで自分の好きなものを極め続けたやつが勝ちます

賞を取ったりされている方みんなそうです。正直「え〜なんでこれが?」みたいなものもあるのですが、賞を取っている方に共通することは迷いながらも妥協せず、自分が良いと思っているものを突き詰めていることです。

それがセンスにつながっていきます。だからあまり有無にいじいじするのは意味がないです。

不安な気持ちは分かりますが、迷ってるくらいならさっさとやってみて合うかどうか確認したほうが人生後悔ないと思います。

↓それでもセンス気になる人は下記をドウゾ


3.10年後に残るデザイナーは1/8。でも無駄にならない

少しでも気があるならさっさとやってみようとすすめるのは、やってみたけども「デザイナーを辞める」人たちを実際にたくさんみているからです。

私は専門学校に入ってクラスがちょうど40人いたのですが、「10年後には5人もいないだろう」と衝撃的なことを担任に言われました。がこれは誇張でもなく、実際今6年目ですが続けているのはもう10人程度になっています。それくらい愛がければ厳しいのが現実です。

しかし、辞めたとて無駄にならないと断言できます。

デザイン業務の中で身についた「デザイン思考」を活かして他分野で活躍している人もたくさんいるからです。

デザイン思考とは、ユーザー目線に立ち、分かりやすく興味を持ってもらえるように伝えられているかどうかを考えることです。

実は意外に他分野のことをしているときにこのデザイン思考が身についてることに気が付きます。

例えば私のnoteですが統一感があるのは、私がそのように写真を選定したり、ブランディングの方向性を決めて作成しているから。

他にもお店を開いたり、イラストを描いたりするときも、「これはユーザーから見たらどう映るのか」客観的に見て売上につなげていくことができるようになります。

昨今会社に属すことが安定ではなくなってきていて、自分でファンを獲得しなければならなくなっています。

このようにデザイナーであることを辞めたとしても、この過程で必須のスキルになってくるので100%無駄にはならないです。

4.自分の好きなことはできない

よくデザインとアートは違うという話がデザイン業界いると出てきます。

これ正確にいうと間違いなので別の機会で深堀しますが、それは一旦置いておいてこれの言いたいことの趣旨としては「必ずしも自分の好きなことができるわけじゃない」ってことです。

よく「自分の好きなことができていいよねえ〜」って言われますが、自分としてはニアピンなイメージです。

お客さまがやりたいことを視覚化する仕事なので必ずしも毎日自分の好きなことができるわけではありません。
視覚化する際に自分の好きな表現だったらそれはもう楽しい仕事になりますがそうでなければめんどくさい瞬間もたくさんあります。

また、お客さまに自分の提案を却下されることもたくさんあります。「自分のやりたいことができる」と思ってると結構ズシンときますので、必ずしも自分のやりたいことができるわけじゃないんだな〜とは思ってた方がいいです。

5.自分の好きなことは別途極めた方がいい

Photo by rocknwool

4と矛盾したことを言いますが、「やりたいことができない」とか「やりたいことを放棄していい」という意味ではありません。

実際に私が経験したことですが「やりたいことはできない」という意識でいると本当にやりたくない仕事ばかりになっていってお金のためだけに食べていくようになります。

そうすると自分が本当は何が好きだったのか、どんなデザインがしたかったのか、全くわからなくなっていきます。実際それで挫折して辞めた人たちもたくさんみてきました。

2で触れたように、デザインでのし上がるなら「自分の好きなことを妥協せずに極める」ことが必須です。

自分が何が好きでどういうデザインをしていきたいのかを常に大切にし、別途自主制作をしていくなどしていった方が、将来本当に好きな仕事だけで食べていけるようになるでしょう。

6.初期費用、ランニングコストがかなりかかることは覚悟する

デザイナーは誰でもなれるとは書きましたが、初期費用を投資するだけの財力はまず必要です。

★必須
・macbook
 スペックについてはまた別の機会で紹介しますが40万くらいはみてるといいです。20万代だと遅くて仕事にならないです。
・Adobeソフト
 プランによりますが全て使えるプランだと今は月々7千円越え。今BLACK Fridayで11/29まで50%オフなので買い時です。
・書体ソフト
 フリーソフトだと見栄え落ちますのでクオリティ追求するならモリサワくらいは入れてほしいです。年間今約5万かな?
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あると便利
・モニター/キーボード/マウス
・カメラ
・ipad

詳しくは自分で見積もってほしいですが、大体ざっと必須でも50万は飛びます。

ちょっとやってみようという気持ちであればmacbookのレンタルという手がおすすめ。こちらは月々2万〜ほどで高スペックが借りられます!
この手で行くなら初期費用はまずは10万から〜になりますかね。

ただ、書体代、ソフト代合わせて年間ランニングコストとしては20万弱はとんでおります。それをカバーし続ける売上力はほしいところです!


本日は以上となります!
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次回はデザイナーになってのメリット、デメリットです。業界のリアルを深堀りします。お楽しみに!


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彗(kei)グラフィックデザイナー
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