桜の下、永遠の約束をしよう を読んで
まさかまさかのTwitterのトレンドに『折原みと』の単語を見つけることがあるなんて。
何か良からなぬことが起こったのか思い、調べてたみところ『ぶらり途中下車の旅』に折原先生が出演されたから。
これがトレンド入りの理由らしい。
よかったと安心したけど、慌てて先生のアカウントをフォローしました。
こんな理由でフォローしてしまい先生には申し訳ないですが、同士がいるはず多分。きっと。
そして先生のアカウントから『桜の下で会いましょう』を令和版にリメイクした『桜の下、永遠の約束をしよう』が発売されるとのお知らせが!
これは早速買うしかない。予約して自宅に届いたその日にページをめくりました。
が、この日は1ページしか読めなかったです。
さっそく読もうと、開いたページの懐かしい文章をみて涙が出てきて止まらなかったので。
夢中で折原先生のティーンズハート文庫を読みふけっていたころを思い出して懐かしくなり、
そして、本を手放してしまったことが当時の自分に対して申し訳なかった。
そんな思いがたった1ページであふれてしまいました。
日を置いて、改めて読みました。
子供のころは、美桜と同じ目線でいろいろなことを考えていた。
大人になった今は、私が彼女の先生だったら?おじさんだったら?友達だったら?
彼女にどう声をかけるのだろうか?
そんなことを考えてました。
子供のころになかった視点に大人になった今になって気が付けるなんて。
感情面については子供のころから成長していない。そう思っていたのに。
子供のころに好きだった作品を通じて自分の一面を知ることができたのが嬉しかった。
話の内容については折原先生が令和版!とおっしゃるように、細かいところが変わっています。
前作の内容を詳しく覚えていなくてもここは令和っぽい!と思えるところがあり、読んでいて楽しいです。
そして、出てくる西暦や和暦を見て。。。あ、そうよね。そうだよね。となりました。
自分が生きていた時代を昔と表現されるこの感情にはまだ慣れない。
友達の子供が気が付いたら成長していた時に抱く、喜ばしいのに複雑な気持ちになるのに似ています。
子供のころの自分と対面し、大人になった自分に驚き、素直に物語に没入し、
読み終わるころには顔がぐしゃぐしゃになってしまったけど、最後には優しい気持ちに包まれる。
折原先生の作品の読後の優しい気持ちに包まれる感じが子供のころから大好きでした。
この気持ちになりたくて子供のころは折原先生の本を買って何度も読んだ。
そんな気持ちを思い出しました。
この懐かしい気持ちに本を通して再び出会えてうれしかった。
これからは、本の背表紙を見るたびにこの気持ちを思い出せるのかと思うとうれしくなりました。
『桜の下、永遠の約束をしよう』
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