不二家のネクター探し#2(完) (11/2)

 本日、遂にネクターを自販機で発見した。場所は、たまたまぶらりと寄った、大学のとある寮の中の自販機で、そこには割と昔ながらの自販機が残っていた(形としては残っているが、もう在庫補充がされておらず、機能していないものも中にはあったが)。そしてその一角に、佇んでいたネクターは、皮肉にもこの前見過ごしたボトルタイプ(正確には形状がボトル型で、素材は缶と同じアルミ)であったが、それすら希少性が高いことが、最近の調査で分かったから、迷わず購入した。120円。世界一良い買い物だと思う。
 所謂缶タイプ(円柱形)のものは、また気が向いたらスーパーなどによって見てみたいと思う。以下、少し実際にネクターを飲んでみた感想を述べる。

美味い

 美味い。ネクターは言わずもがな、桃味のジュースであるが、そこらの”桃味”とは格が違う。次元が違う。比較できる領域にいないのだ。特徴としては、圧倒的にその果汁含有量だろう。一般的な果汁ジュースが、だいたい数パーセントなのに対し、ネクターは驚異の23パーセントである。それゆえ、一口目の衝撃が物凄かった。月並みの表現にはなるが、とにかく濃厚なのである。日本アルプスやそこらの、高原を貫くハイウェイに謙虚に佇む道の駅にしか売っていないような、濃厚な桃ジュースだった(それも500mlで350円はしそうな、である)。

 これからも、ここまでのクオリティを持ったジュースを全国各地で(見つけられるかは分からないが)楽しめるという贅沢を噛みしめて、時々ネクターに舌鼓を打っていきたいと思う。ネクター探し、これにて完。

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