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無意味な「英語の聞き流し」

英語を聞き流すだけで、英語が上達する

皆さんも、この言葉を聞いたことがあると思います!

この「英語の聞き流し」には、効果はあるのでしょうか…?先に結論を言ってしまいます。

極めて「限定的」な効果しかない…

私は「英語の聞き流し」が全て無意味だとは思いません。しかし、一部の限られた条件でのみ、効果的です!

この記事を読んで、無意味な「英語の聞き流し」を避け、ぜひ効果的な英語の学習につなげて下さい(^_^)


音に慣れる

よく「子供のうちに、英語に触れさせることが良い」と言われます。これは英語の音に慣れるためには、効果的です!

なぜなら、英語には日本語にない音が存在し、それらの音は大人になるほど聞き取るのが難しくなるからです(>_<)

しかし、それ以上でもそれ以下でもありません。「英語の聞き流し」だけで、話せるようになったりはしません…

あくまでも、英語の音に慣れるためであれば、効果はあるでしょう!


成長 = 出来ない→出来る

成長とは、出来ないことが出来るようになることです。これは、英語の上達においても同じです!

知らない単語→知る、覚える
発音できない音→発音できるようになる
文を早く読めない→早く読めるようになる

では、「英語の聞き流し」においての上達とは何でしょうか?

聞き取れない音→聞き取れるようになる
知らない表現→理解できるようになる

これが「英語の聞き流し」においての上達です。


出来ない→出来ない

しかし、「英語の聞き流し」では、「出来ない→出来ない」ということがよくあります。

音が聞き取れない→聞き取れないまま、進む
知らない表現→理解できないで、進む

出来ないことは、いわば「成長のヒント」です!「英語の聞き流し」では、その「成長のヒント」を見逃してしまいます…

このように、出来ないことを出来ないままにすることは、非常にもったいないことです(^_^;)


ロシア語の聞き流し

私はロシア語が全くわかりません。例えば、私が今日から毎日ラジオでロシア語を聞き流し続けたとします。

「1日目」 ×&#%$@*-? → 理解度0%

何もわからなくても、聞き流し続けます。

「1か月後」 ×&#%$@*-? → 理解度0%

成長がなくても、聞き流し続けます。

「1年後」 ×&#%$@*-? → 理解度0%

おそらく、こうなります…(笑)

ここで言いたいことは、上達には「出来ない→出来る」をなるべく増やすことが大切、ということです!


精聴と多聴

英語のリスニングは2種類あります。

じっくりと丁寧に聞く→精聴(せいちょう)
なるべく多くの英語に触れる→多聴(たちょう)

それぞれの適正レベルは、こう言われています。

初心者→精聴を多く
中上級者→多聴を多く

ロシア語が全くわからない私は精聴をし、基礎からじっくりと丁寧に理解していく必要があります!

一方で、中上級者はそれまでに学んだ知識やスキルをもとに、次々と新しいことを理解していくことが出来ます(^_^)


注意点

中上級者は「英語の聞き流し」を通して、様々なことを学ぶことが出来ます。

この地域の人は、"R"の発音に似たような癖があるな
この2つの単語を繋げると、こんな意味になるのか

このように、他の部分が理解できていると、それをもとに新たなことを学ぶことができます^^

しかし、注意点が1つあります!

一度でわからないことも多い

中上級者であっても、知らないことは一度で理解できないことも多く、それを聞き流してしまったら「成長のヒント」を見逃してしまいます…

「英語の聞き流し」は、中上級者にとっても成長の妨げになってしまう可能性があります(>_<)


まとめ

「英語の聞き流し」は、音に慣れるためには有効

成長 = 出来ない→出来る

聞き流しでは「出来ない→出来ない」になりやすい

初心者は→精聴、中上級者→多聴

中上級者も「成長のヒント」を見逃しやすい

「英語の聞き流し」は、限られた条件で限られた効果しかありません。つまり、効果的に活用するのが非常に難しいです…

それでも「英語の聞き流し」で学びたい!という方は、使い方に注意しながら学ぶことをおすすめします!!

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