【絵本】『パンダ銭湯』~我が家の不器用な父と子~
白黒の大きな体に、垂れ目模様の愛らしいお顔が人気のパンダ🐼
去年、上野動物園に双子のパンダの赤ちゃんが生まれ、再びパンダブームを巻き起こしましたよね。
そんなパンダに、ある「秘密」があったのです。
その秘密が隠されているのはこちらの絵本、『パンダ銭湯』です。
パンダの親子が向かった先は「パンダ銭湯」。
受付には「パンダ以外の入店は、固くお断りしています」との貼り紙が。
そんなところに足を踏み入れていいものか心が揺らぎましたが、そぉっと覗いてみることにしました。
脱衣所に入るパンダの父と子。
服を脱ぎはじめたと思ったら、なんと…白黒模様の「黒い部分」を脱いでるじゃありませんか!
え!?
あの黒って模様じゃなくて服だったの!?
私は我が目を疑いました。
そして、顔の「黒い部分」まで…。
おっと、これ以上は黙っておいた方が良さそうです…。
皆さんも是非ご自分の目で、パンダの秘密を確かめてみてください。
***
銭湯といえば、先日うちの5歳の息子が銭湯デビューしました。
(正確にはホテルの大浴場ですが💦)
「ママとお風呂入りたいー!」
と、ごねられたのですが、5歳といったら女湯に入るには微妙な歳。
まぁ、いけるか?ギリOK?まだ人も少なそうだし一緒に入ってもいいかな?と迷っていたら、夫が
「パパと一緒に入るぞ」
不満を漏らす息子を連れて、男湯に入っていきました。
普段、滅多に一緒にお風呂に入ることのない二人。
大丈夫かな?それに、いつもと違うお風呂だし…。
やっぱり私と一緒に入った方が良かったんじゃ…。
なーんて不安は、お風呂に入るや否や消えてしまいました。
久しぶりの一人入浴タイム。しかも、めちゃくちゃ広くて綺麗なお風呂。サウナもある。
私はホテルの大浴場を満喫しました。
さっぱりとした気持ちで出ると、ちょうど同じ頃に夫と息子も出てきました。
「パパに洗ってもらったー!」
「🐘は自分で洗ったー!」
「暑いお風呂(サウナ?)には入らんかった!」
「明日もパパとだいよくじょう入る!」
と、息子は嬉しそう。
男同士、裸の付き合いをして仲を深められたかな?
***
一週間の入院を終え、一昨日夫が退院しました。
▽詳細はこちら
男親と息子って、普段はベタベタに甘えたり甘やかしたりという関係ではありません。
それでも息子は、パパがいる休日をとても楽しみにしているし、入院中は「パパに会いたい」「早く金曜日になってほしい。だってパパが帰ってくるから!」と恋しがっていました。
一方夫も、休日には息子を遠方の大きい公園に連れて行ったり、子ども向けイベント情報をチェックしたり、運動会のために望遠レンズをレンタルしたり。入院中のLINEもいつも息子の話ばかり。
なんていうか、二人とも不器用なんですよね。
面と向かっては言わないけれど、お互いのことが好きで想い合ってるのが、見ていて分かります。
***
退院の翌日、
「パパとお風呂入る!」と息子。
お風呂からは楽しげな二人の声が聞こえてきます。
顔を真っ赤にして嬉しそうにお風呂から出てきた息子と、まんざらでもないパパの顔。
父子の仲の良さがまた少しプラスされて…
我が家に日常が戻ってきました。
書誌情報
『パンダ銭湯』
作:tupera tupera
出版社:絵本館
発行年:2013年
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