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コクーン歌舞伎

コクーン歌舞伎を観に行った。今年初の歌舞伎。あれやこれやと追われている仕事の合間、先週の温泉同様に癒しだった。

今回のコクーン歌舞伎は鎌倉時代を舞台にした「天日坊」。10年ぶりの再演。孤児のお坊さんが、ふとしたタイミングで大出世できるタイミングを掴んでしまう。証拠を隠滅したりするんだけど、話が進むにつれて自分が何者なのかが分からなくなってしまう狂気と悲しみ。それを中村勘九郎が見事に演じていた。もちろん七之助の存在感も素晴らしかった。

脚本がクドカンなだけに、時に「マジかよ」が連発されて可笑しかった。

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最後の殺陣も見応えがあった。これから観に行く方は楽しみにしてください。

ここからは独り言。
勘九郎が人を殺める瞬間、「死」が過った。ゾワッというか、ゾクっというか体が震えた。恐怖より焦がれる感覚だった。