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映画「RRR」観ました

昨日の日曜、やっと観てきました。昨年末から気になりつつ観られてなかった作品です。まだけっこう人が入っていた。長時間の尺に躊躇しつつも、評判を無視できない方が多かったかと。
映画が終わり場内が明るくなったとたん、「はは」「ふふ」と、なごやかな笑い声が起こった。面白かったねーという、暗黙の一体感。
劇場を出ると歩きながら声が聞こえてくる。「スッキリした―」「あの薬草ほしいわ、万能すぎるーw」などなど。
本来はインターバルがある映画なのですが、3時間ぶっつづけでした。本編途中でこれからインターバルですよとお知らせが入るけれど、そのまま続けて上映されてました。そこのところで、えっ、日本では休憩なし?と焦った。離席せずに観られてほんとよかったです(尿意を感じてしまうと、映画どころでないものね)。
長さを感じない、という、噂はほんとでした。次々へとクライマックス。目を離すことができず、ダイナミックな映像にくぎ付けになる。
お話は単純。イギリス植民地時代のインド。英国軍にさらわれた少女を救うためにデリーに来たビーム。英国政府打倒の野望を秘めるラーマは、英国政府警察官となり機会を伺っている。この二人が互いの素性を知らずに出会って熱い友情を育むが…。ひとときも目が離せず、話がどんどん展開していく。最期のめでたしめでたしまで、まさに怒涛で物語が進んでいきます。
誰もが、ビームとラーマを応援せずにはいられない。この二人絶対負けないとわかっているから、気持ちよく安心してはらはらできるのです。ほんとのはらはらよりこれくらいのはらはらが、気持ちいい。
悪者がくっきりはっきりわかりやすいです。イギリス人兵士はどんどん殺されていく。絶対的悪のコマとして。イギリスでも上映されているのかなイギリス人はどんな心境かな…などと考えるのはきっと野暮…007と同じで、敵とされている存在は、アクションとドラマを楽しく見せるための仮想敵でもあるから。
誰でも3時間、アクションエンタメに楽しく酔いしれることができる。心がすかっとするのが映画の大事な魅力、って実感できます。
ジェニーの役どころ…誘拐された少女と共に暮らしつつそれを受け入れているような…なんか不思議です。イギリスと植民地との実際の関係などなど、様々な考察は観終わってからどうぞ。とりあえず観てみて!、の映画です。


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