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平和のためにも旅すべしの話

旅できる…国内でも海外でも…のは、穏やかな平和な時代があってこそ、なんだなあと実感するこの頃。
「平和だから旅できる」は、反対に、「旅するから平和」、ということでもあって。実際に触れてみて初めて、その地域の文化習慣を心で理解できる。情報は溢れているけど、理解したつもりになっているのは危険。情報収集のときには、どの人でもバイヤスがかかっているものだから。知らず知らず偏った情報のみを鵜呑みにするとか。
Youtubeチャンネルの李姉妹の最新回「アメリカで私は中国人と堂々と言えなかった話…3年ぶりの海外で感じたカルチャーショック!」で、改めて、視野を広げるためには旅って欠かせないなってつくづく感じました。
人との交流が少なくなると、どうしても頭でっかちにその国の人を理解した気になってしまう。“”ニュースの影響があって(アメリカ人が中国人とわかると)、自分の被害妄想で気をつけようと緊張していた。しばらくして慣れたけれども。個人の違いの方が大きいのだし”…その気持ちについての分析に共感しました。日本で暮らす中国人だからこそ、そうしたことに敏感で、かつ上手くわかりやすく言語化していると思う。
「その国の個人の人と接することなくニュースだけでその国を知っていると、国の関係が人の関係になってしまう」「中国に行かずに中国怖い嫌いという人の気持ちがちょっとわかる」…優しい。
海外に頻繁に行けていたときは、自分でも気づかないうちに視野が広がっていた。だから、「旅行って遊びで行くけれど、いい経験」うんうん。「旅行って自己投資の中で一番いい投資と思う」
“街並みを見るだけで価値観や視野が広がる。多様性を広げるのに旅でその地域の人に接するのは不可欠”…共感しかありません。
「3年ぶりにアメリカに行っても自分がこうなんだから、一度も中国に来たことがない人が偏見多いのもそうなるわって思った」…優しい。
国内旅行でも同じこと。その地域に行くだけで、多様性を学んだことになる。が…
以前、ある人に「福井行ったけど、ほんとなんもないことだね」と軽く言われたときはなんとも嫌な気持ちで。かといってその人の出身県をディするのは…ね。李姉妹が言うように“嫌なこと言われたり態度で示されたりすることもあるけど、それで心折れたらあかん。いろんな人がいるんだから”。
感染症流行で仕方なかったとはいえ、やはり旅は平和に不可欠なのです。

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