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コンビニの「素材」と「調理法」
またまた『ぶんしょう舎』の話をしますが、
アイデア=「何を(素材)」×「どうする(調理法)」
この考え方がとても重要だと。
常に「何を」×「どうする」に分解する癖をつけ、掛け合わせのパターンを考え続けることが大事だと学びました。
まずは癖をつけられるよう、意識しながら過ごすよう心がけています。
今日は自分の身近で気づいた事例を、ひとつ挙げてみます。
「コンビニを」×「スーパーにする」
めちゃめちゃローカルニュースなのですが、地元でこんな取り組みが始まりました。
コンビニの一角で、生鮮食品を販売しだしたというニュースです。
今では卵やサラダ用のカット野菜など、コンビニでも普通に売られています。でも「生鮮食品」と大々的に言うような感じではないのかも。
利用する駅なので実際にスペースも見たのですが、入り口すぐの2~3畳を使って、かぼちゃやキャベツが丸ごとドンっと置いてある。確かに少し、スーパーの食品売り場を思い出すかもという感じです。
これは「コンビニを」×「スーパーにする」、もしくは「コンビニで」×「(もっと)生鮮食品を売る」という分解なのかなと。
これがウケるかという部分は、正直「うーん」と思ってしまいます。が、それなりに利用者もいるあの駅の、土地柄的に理にかなったところはあるなと感じるのです。
・最寄のスーパーが離れた場所にある
駅を出てスーパーまでは、徒歩10分くらい。しかも線路を渡らなければならず、行くのを手間に感じることもある。家に帰るのにスーパーを通らないという道もあり、サッと買えると便利なところはある。
・老齢の方の利用もまぁまぁある
駅自体が、お年を召した方の利用も多い。ベッドタウン万歳。となるとやっぱり、ちょっと離れたスーパーに行くより、駅の利用と合わせて生鮮食品が買えると負担解消の面も少々あるのかも。
こう考えてみると、あの駅で「コンビニを」×「スーパーにする」取り組みは、納得できる部分もあります。
コンビニを、「どうする」か考える
コンビニって、仕組みとして「どうする」事例が結構ありますよね。
・×「カフェにする」=コンビニ独自のカフェメニュー展開
・×「宅配所にする」=宅配便サービス
・×「スムーズにする」=セルフレジ導入・無人コンビニ
という、便利化・ハイテク化を目指したものから、
・×「飲食する」=イートインスペース
・×「スーパーにする」=生鮮食品販売
といった、従来のコンビニのサービスから逆行しているように見えるものまで。
コンビニの「どうする」事例はおそらく今後ももっと出てくるな・・・・・・いや、自分でも思いつきそうだな。と、コンビニの「どうする」事例を考えてみました。
・×「ご当地化する」=ローカルのスイーツ店とコラボする
コンビニスイーツやコンビニカフェのクオリティは高い。同じクオリティのものが売ってあるのがコンビニの良さですが、地元のスイーツショップの商品とコンビニスイーツで簡単なパフェを作るとか。それ狙いでコンビニに来るお客さんを作るのもアリでは・・・・・・?
・×「クロークにする」=荷物の預かりサービス
就活とか、ちょっとした遠出とか、なんかついつい荷物の多いときってある。周りにちょうどよくコインロッカーとか無いし、預けるにもちょっとの時間でいい。そんな時にコンビニで預かれますみたいなことが、出来たらいいのかも。(逆にコンビニに預けるという不安感を持つ人もいるかな・・・・・・?)
これは自分では実践できることではないので、自分で実践できそうな、コンビニを「どうする」事例も考えてみました。
・×「買ってみる(食べてみる)」=レジ横商品を食べてみる
レジ横に置いてある、ちょっとした和菓子とかチョコとかあるじゃないですか。各コンビニで同じなのか、違うコンビニでも共通点はあるのか、価格帯は?、おいしいの?など。各コンビニをめぐって試してみる。
・×「作ってみる」=コンビニ商品の掛け合わせメニューを作る
ホットスナックのチキンを、ラーメンに乗っけてパイコー麺っぽくしたら美味しいとか。カフェメニューのコーヒー、実は○○の牛乳を混ぜると最強のカフェオレが出来るとか。コンビニにある(なるべくオリジナルの)商品を掛け合わせて美味しくする。
コンビニに売られているものを使って・・・・・・というのが圧倒的に多く浮かびそうですが、どこかを「定点観測する」とかも面白そうだなと思いました。
「癖づける」ことが大事
今日の昼食は肉まんだったのですが、待てよ、と。
肉まんを温めるのに推奨されてる時間はあるけれど、これもっと細かいベストタイムがあるのでは?逆に限界まで温めたらどうなる?
酢醤油ついてるけど、最強の調味料あるんじゃない?
肉まんを「何を」にするだけでも、掛け合わせる「どうする」が出てくる。
その後飲んだりんごジュース。めちゃめちゃ好きだけど、有名メーカーのものばかりで「ご当地りんごジュース」って飲んだことないな。そもそもりんごジュースって、そのまま飲むしかないもの?温めても美味しくなる方法とかないの?
りんごジュースを素材に、調理法が浮かんでくる。
「素材はそこらへんに落ちてるものを拾う」
とヨッピーさん。見渡しながら、何かないかなと思いながら過ごすだけで、ちょっとずつ癖づけできそうだなと感じました。
ただ、上で自分がつらつら書いたことって、おそらく先行事例がすでにある。だからこそ「鮮度」だったり、素材のパターン・調理法のパターンだったり考え続けなければならないのだ。
ひしひしと感じました。
好奇心と行動力で、素材をいくつでも見つけ出す。
同時にそれをどうするのか、調理法を多く持っておく。
まずは本当にこれからスタートだなと思っています。もっと意識して、習慣化できるようにします。