Keisuke Nishimura

Writer,Walker and Wanderer 福岡を・ラジオを・音楽を・本を書こう #福岡 #ラジオ #音楽 #本

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CDを買って音楽を聴く原体験は、SMAPだった

君は今すぐ 飛び立てるのさ 傷んだ愛を 迎えに来たんだ 今を今すぐ 見つめて欲しい その瞬間を 待っているのさ そう歌った後に、スーツに身を包んだ5人が順番にビルの屋上から、両手を広げてまさに「飛び立つ」。 中学生の時にみたミュージックビデオは、そのカッコよさに一気に引き込まれた。今も最後の部分を、鮮明に覚えている。 自分が初めて買ったCDは、『BIRDMAN ~SMAP013』だ。 『BIRDMAN ~SMAP013』を買うきっかけ 当時の同世代の中でいうと、決して

    • おめでとう

      いままで、今日はこの言葉を言われる側の日だと思って過ごしてきた。 盛大なお祝いをしてほしいとは思わないけれど、それでも家族や知人から言ってもらえると、ちょっと嬉しい。 歳を一つ重ねて、心機一転またやっていく気持ちになる、そんな日だ。 けれど、今年はそうじゃない。 自分がこの言葉を言う側の日になった。 きっと少し気にしていたのだろうけど、「この日しか空いてなかったんだよ。」と笑いながら伝えにきたとき、悪い気は全くしなかった。 晴れた空、今となっては着慣れてなさすぎる正装で、

      • 【福岡のお菓子】綱場町 焼菓子屋イビツ

        多くのお菓子屋さんがそうなのか、福岡のお菓子屋さんに多いのかは分からない。 ひっそりと佇むように、新しいお菓子屋さんが登場した。 博多区綱場町。 博多座やリバレインといったにぎわう施設は近くにあるけれど、1本路地を入ってしまえば静かな、昔の建物も残っているような印象の場所だ。 まさにそんなひっそりとした、路地を入ったビルの1階に、5月1日に焼菓子屋さんがオープンした。 焼菓子屋イビツ。 HPにはこんな風に書いてある。 本当によく見る雑居ビルのような外観なので、最初はここ

        • 本気で取り組んだ、人生のハイライトだった

          新しい作品から、1年ぶりの懐かしい感じがした。 阿部広太郎さんの著書『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』を読んだ。 この本は阿部さんの「選ばれなかった」経験を、主語を「君」にして振り返りながら進む。阿部さん自身が「君」に呼びかけるような、そして読んでいる自分も同時に過去のことを思い出してしまうような作品だ。 自分は阿部さんの主宰する講座『企画でメシを食っていく(以下、企画メシ)』を受講していた。この本に出てくるからということもあるが、読

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        CDを買って音楽を聴く原体験は、SMAPだった

          本物

          言葉は矢を放つように、いやもっと速く、雷に打たれるように瞬間的に心をつくものがいいのだと考えていたふしがある。それは曲がりなりにもコピーを気にするようになったり、HIP HOPの韻やパンチラインが好きだったりすることが、影響しているように思う。 つい最近、それが「違うな」というよりも「こんな捉えかたがあるのか」と感じる経験をした。今年の納めに少し書いておきたい。 「一生勉強」という言葉今年を振り返ると、(正確には2020年末からであるが)「ぶんしょう舎」と「企画メシ」の1

          別世界の入り口に立って

          会場の後ろのほう、真ん中の席に座って正面を見ながら、誰に言っているかも分からない言葉を反芻していた。 「そこ。そこのドアを開けて地上へ出たら、もう終わり。」 ずっと考えていたら、いざ本当に終わったときにさみしい気持ちになってしまうかもしれない。そう思っていたのだけど、実際はかつてない高速の卒業式とあっという間に時間が経った懇親会。そのあとは急いで食事に向かうという怒涛の展開で、何かを感じる暇もなく外に出てしまった。 道すがら話をする人も食事をしながら話をする人も、明るい話し

          別世界の入り口に立って

          Represent

          「すきな、あいする福岡のこと、これからも語り続けて」 「福岡のこと、めちゃくちゃ大好きなんですね」 こんなふうに言ってもらえることが、最近増えた気がする。とても嬉しい。 けれど、言ってもらっておいて本当に申し訳ないのが、その「福岡愛」にいまひとつ自覚的でないことだ。 いまひとつ自覚的でない「福岡愛」山口県で生まれ、岡山県に引っ越して過ごし、現在は福岡県で生活している。ここ最近やっと、この3県の中で福岡県で過ごした年月が最長となった。それでもまだ、福岡県で過ごしていない期

          「志」の話をしよう

          志す ある事をしようと思い定める。心の中に立てた目的・目標に向かって進もうと決心する。(コトバンク) 志すとは、どういうことなのだろうか。ずっとそれを考えていた。 「志す」を企画する企画メシ2021、第6回は「食の企画」。課題はこの「志す」に関することだった。 農業(漁業)を志す人が増えるために食べチョクができることを企画してください。 農業(漁業)を「志す」とはどういうことなのか。農業や漁業に興味が持てれば、「志し」ているのだろうか。実際に農業または漁業に従事する、

          「志」の話をしよう

          今いる場所から、これまでにないものへ

          「今までのかたの中で一番近しい感じがするんだよなぁ。何でだろう。」 他のかたを特別視してはいなかったと思うし、話してくださるテーマも(個別の体験や視点があるとはいえ)一緒の部分はある。それでも話を聴きながら、やっぱり近しさのようなものを感じたのは、柔和な感じの語り口からだったのか、画面越しに伝わる雰囲気からだったのか。 企画メシ第5回「本の企画」。課題は 「自分の中で絶対いける!」という確信の持てる本の企画をLINEグループ(事務局が作成します)に送ってください。 と

          今いる場所から、これまでにないものへ

          みなさんの普通と、対話がしたい

          4時30分起床、風呂に入り目を覚ます。 5時30分出発、電車に乗り目を閉じる。 6時30分到着、朝食をとり準備をする。 7時00分始業、いつもの仕事が始まる。 16時00分終業、いつもの残業が始まる。 17時00分終了、少しだけ街をブラつく。 18時00分出発、満員電車に乗って帰宅。 23時00分就寝、うつぶせで明日を待つ。 自分の生活の「普通」。時間に前後はあれど、この「普通」の生活を数年送っている。 さて、8月24日からパラリンピックを音で観戦。果たしてそれは自分にと

          みなさんの普通と、対話がしたい

          段取りすること、仕掛けること

          段取りをするのが好きだ。 大学生の頃から、集まって遊んだり飲み会をしたり、小旅行に出かけたり。そういう時には大抵段取りする側を任された。仲の良い友だち同士だと、「まぁこいつから話が回ってくるんだろう」という空気が既にあり、自然と自分が買って出るようにすらなっている。思えば小中学生の時にもそんなことがいくつかあったかなと、元々性に合っているものなのかとも思う。 今回の企画メシ、課題は「チームの企画」。自分がまずしたのは、チームのFBグループを作ることだった。みんなが入ってく

          段取りすること、仕掛けること

          フィルターの話をしようと思う

          教師になることを志した時があった。大学では社会科教育について学び、教育実習に行ったり、実際に授業をしたりもした。もともと教科としての社会は好きだし、かなり漠然とした言い方になるけれど、いま自分がいる社会について見て触れて知ることも好きだ。 現在は教師という職業に就かず会社員をしているが、自分の考えがあって選んだ道。いまのところ後悔はしていないし、もし教師になれたとして当時の迷いを払拭できたかというと自信はない。周りには教師としてほぼ休みもなく働く友人が多く、教師をとりまく状況

          フィルターの話をしようと思う

          失敗こそが財産だ(企画メシ2021①)

          「失敗こそが財産だ。」 そう心の中で言い聞かせながら、課題をアップロードした。 現在企画生として参加している、『企画でメシを食っていく2021』の話だ。初回課題は「自分の広告をつくってください」というもの。そもそも広告を作った経験もなければ、自分を広告したこともない。まずは広告の意味を調べてみた。 送り手である広告主が受け手である消費者の態度や行動に影響を与える目的で、新聞・放送などの広告媒体を通じて有料で行う、情報伝達活動 消費者の態度や行動に影響を与える。これは今回

          失敗こそが財産だ(企画メシ2021①)

          時世を恨むとこだった

          6月4日 AM4:30 外はいよいよ梅雨らしい大雨の様子。 目覚めて1件の着信と、2件のLINEが入っていることに気づく。 婆ちゃんが亡くなりました この時期なので、○○(地名)には来なくていいです 葬儀はおばちゃんとするので、そっちで送ってやって 又いろいろがおちついてからきてやって 祖母が亡くなった。昨日から容態が悪くなったようで、母が祖母のもとに行ったため、万一があるとは思っていた。身体の状態が良くなく最近はずっと病院にいた。90歳を越えているのだから、いつ何があっ

          時世を恨むとこだった

          大人の時間管理

          やりたいことは、前よりやれているはずなのだ。でも時間が足りない。積ん読になっている読みたい本は少しずつ読み進めているのに、読みたい本のほうが増えていく。勉強したことを整理しているはずなのに、もっとしたいと思う勉強や実践のほうが増えていく。その上で仕事はこれまでと変わらずあるし、休みの日には休みたい。買い揃えたいものもあれば、整えたい環境もある。 ただただ欲張りなのだろうか。やりたいことがありすぎて、やっているほうが追いつかない。やるべきことの期限もどんどん迫ってくる。結果と

          大人の時間管理

          甥っ子の泣く理由

          頭を打ったとき。 外出から疲れて帰ってきたあとの寝起き。 遊んでいる小さなおもちゃを姉の姪っ子に取られて。 ミント味の歯みがき粉を少しだけためしてみて。 全部、今日甥っ子が泣いた理由である。 今年から幼稚園に通いだした甥っ子。ちょっと前までは恥ずかしがってあまり話もしないような子だったのに、元気に何でも話してくれるようになっただけでも成長を感じる。 が、今となってはその反動なのか、元気やら主張やらがあり余って喋るわ泣くわの大騒ぎ。 所狭しと家の中を走り回り、姪っ子とじゃ

          甥っ子の泣く理由