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ヨシタケシンスケ「そういうゲーム」 まるでIPPONグランプリ!
久しぶりに本屋さんへ行ったら、大好きなヨシタケシンスケさんの新刊を見つけました。
手に取ってパラパラ読んでいたら思わぬ展開に目が離せなくなり、何度も心を動かされ、最後まで一気に立ち読みしました。
全部読んだ上での即購入。
家に持ち帰ってもう一度ゆっくり味わいたいと思う本でした。
人生のあらゆることをゲームにして楽しむ(あるいは乗りきる)ヨシタケシンスケさん独特の世界に魅了される一冊。
見開きは信号待ちする子供の絵から始まります。
まずは定番、横断歩道の白いところだけ踏んで向こう側まで行けたら勝ちのゲーム。
ボードゲームやテレビゲームが出てきた後、病気を30年以内に地球上から無くすことが出来たら勝ちというゲームが出てきます。
ここからが本領発揮。
こういうゲームがあるのかと思わず声に出てしまうほどのアイデアがいっぱい。
まるで、お笑い番組のIPPONグランプリを見ているような面白さです。
読みながらにやけたり、うなずいたり、皮肉をこう語るかと頭の良さに感心したり、苦しさやせつなさにきゅんとなったり。
心が色々な方向に動かされ、次にどんなゲームが出てくるのか気になってページをめくる手が止まりません。泣きたくなるくらい感動する場面も。
この本は、ヨシタケシンスケさんの中で私の一番になりました。
クリスマスプレゼントにおすすめです。
きっと誰もが心にささる一ページがあるはず。
私は自分へのプレゼントに購入しました。
短いフレーズの中に温かいメッセージがたくさんつまっています。
店頭で見かけたら、ぜひ手に取って読んでみて下さい。
読み聞かせ所要時間 7~8分
ゲーム数 29個
2024年11月20日 初版発行