![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144260552/rectangle_large_type_2_c158be18588d6c89dcb8b7140b825b1e.png?width=1200)
うたた寝
いつの間にか眠ってしまっていたみたいだった
甘ったるい嘘とほろ苦い優しさの香りに
微睡みの輪郭をそっと優しく撫でられて
ふいに目が覚めた夕暮れ
ティラミスみたいで美味しそう
君の薄い紫色の声が耳の奥の方を
微かに引っ掻いている
ティラミスだったらよかったのにね
薄暮の湿度が皮膚と溶け合う
終ぞ、僕の嘘を君が知ることはなかった
君の嘘をもはや僕が知ることはないのと
ちょうど同じように
いつの間にか眠ってしまっていたみたいだった
甘ったるい嘘とほろ苦い優しさの香りに
微睡みの輪郭をそっと優しく撫でられて
ふいに目が覚めた夕暮れ
ティラミスみたいで美味しそう
君の薄い紫色の声が耳の奥の方を
微かに引っ掻いている
ティラミスだったらよかったのにね
薄暮の湿度が皮膚と溶け合う
終ぞ、僕の嘘を君が知ることはなかった
君の嘘をもはや僕が知ることはないのと
ちょうど同じように