【1駅で読める】悪口を言って得するのは堀元見と陽キャだけ(敬称略)
※中二文体の初心者なので、ところところ見苦しいところがあります。
忌々しいマルーン
私は塾に通うため阪急に乗る時、いつも同じく塾通いの陽キャに出会う。
陽キャは、私を煽るわけでもイジメるわけでもない。ただ、私はやつらと会うのが嫌だった。
彼ら、彼女らはいつも会話で学校と塾の先生、そしてイジメる対象に向けての悪口を言う。
私は特にそれについてなんら文句を言わない。いや、言えない。それで反駁してイジメの対象になったらどうする、という日和見外交をしている。まるでチェンバレンやダラディエのように。友達が言われていても何も言えない。まさにミュンヘンの会議室と似た行為を、木目調とオリーブ色の椅子、そして目をつんざく吊り広告の中行っている。彼らの悪口もズデーテンラントだけではおさまらないだろうに。
本題
時に私にも悪口の話題が振られる。ハッキリ言って知らない人だ。同じクラスになったこともない、他小生まれの人だ。そいつに対し、私と同じ関係性の陽キャが悪口を言う。いや、もはや言うならば偏見だ。「自分で飛べると勘違いして糸を切った凧」、「植物だったらゲノム解析されてそうですね」など当意即妙な表現も、「紳士の国の誉め言葉」でもない、どストレートの悪口を押し並べる。それでも、美男美女の方々は株を上げる。だが私は、何も言わない。いや、是も同じく言えない。弱者男性は敵を作れるほど名の通り強くないし、イケメンでないし、その悪口の書かれたノートの切れ端、タイトルをつけるとしたら「とあるイキリ陰キャの凋落」も300円で売れないからだ。
最後に
陰キャとはこの風刺画と同じように、いつイジメの餌にされるかわからない。だからこそ、私はこれを言いたい。