#1 思ったより日本の未来は明るいのかも
GCDF講座第1回目。
毎回9:30〜18:30と長丁場の講座なので、約3ヶ月夫には子2人の対応でかなり負担をかけてしまう。
その分しっかりと身につけていくぞ、と意気込んで臨んだ日。
講座は私を含め16人のメンバーと、トレーナー1名、事務局1名。
この日はとにかく自己紹介で1日が終わったといっても過言ではない。
まずはトレーナーの自己紹介。偶然現職の大先輩で、わかる話が多く嬉しい。
和製カーネルおじさんという感じで、いつもにこやかで可愛らしい方だ。
次は講座の受講目標などをさらっと聞く。
次いでメンバー同士の自己紹介。これが長い。
まずは2名ずつのブレイクアウトルームで自己紹介。それを5回転。
終わったところで自己紹介の振り返り。
人が一方的に話される際に集中して聴ける時間は90秒らしい。短いな。
その後今度は全員の前で1名ずつ自己紹介。16名分。
まさか自己紹介だけで午後まで差し掛かるとは思わなかった。
今回ご一緒するメンバーは、同業の人材業界におられる方が8割、事業会社の人事をされてる方が1割、派遣会社で社内向けキャリアアドバイスをされてる方が1割。30代の方が多いかな。
その後は、今日本にキャリア支援が必要な理由や、キャリアコンサルティングとは何ぞやというのを学ぶ。
最後に、ケースワークを一つやって終了。
とにかくブレイクアウトルームを駆使して人と話しまくり、ディスカッションしてそれをまとめて全体発表、というのをひたすらやる講座である。
私の一番苦手なやつやないか…!
だけど物は考えよう、これだけ機会があるなら苦手を克服する良い機会なのでは?と途中から切り替えた。
第1回は様子見していたけど、第2回から発表者として手を挙げまくるマンになっております。
さて、タイトルにした「思ったより日本の未来は明るいのかも」って何?というところなのですが。
講座中にトレーナーから「興味があったら目を通してみて」と言われたものがある。
経産省が出している未来人材ビジョンというものだ。このリンク先意外に図式化がわかりやすいかもしれない。
文章で要約されているわかりやすいサイトはこちらをどうぞ。
簡潔にいうと、これから労働人口が減っていくので日本の未来の労働者はとても貴重!だからしっかりと未来に活躍する人材を育成していくための土壌を整えましょうね、と政府が打ち出したものだ。
印象に残ったのは、このビジョンの方向性として出された「旧来の日本型雇用システムからの転換」「好きなことに夢中になれる教育への転換」の2点だ。
私が今キャリア支援に携わろうと勉強を始めたきっかけの思いが、深く関わっている。
このあたりはまた別途自分自身の内省としてnoteにまとめたい。
簡単に書くと、私は中高一貫校で、大学も付属大にエスカレーターで上がれたものの、何を血迷ったか「子どもが好き!」と思いわざわざ受験して保育学科のある大学に進学した。
しかし大学の実習で、保育士を仕事とするのは違うと思ってしまい、周囲の99%が保育士を目指す中、一人民間企業への就職活動を行なった。
中高一貫でろくに勉強しなかったため、大学はあまりいいところには進学できず、就活も一人だったので苦労した。
本当に今の会社に入社できたのはラッキーだったと思っている。
今でこそ、自分の実力も大いに関係しているぞ!と自分を褒めてあげることもできるようになったが、新卒入社当初の私は、とにかく学歴コンプレックスがすごかった。
なんだかすごい会社に入ってしまったけど、周りに私の大学を知ってる人なんていない。「どこの大学?」と聞かれるのが本当に嫌だった。
だけど親や周りの大人からは「すごいね、その会社に入れるなんて!これで将来も安泰だね」と言われる。
次第に私は、「なんとかこの会社にしがみついていかなければ」と思うようになっていった。
でも時代は変わってきている。
大手に入れば安心。大手に入るには学歴が必要だから、いい大学に入っていれば安心。そんな時代ではない。
私自身が周りから言われて縛られていたことが、実感地として少しずつ変わってきている。
そしてついに、政府自ら「旧来の日本型雇用システムからの転換」を打ち出したのだ。
まだまだ実際に動きが大きく変わるには時間がかかるだろうけど、
日本も変わろうとしているんだ、と少しだけ希望を持てるなと思えた。
だからこのタイミングでキャリアコンサルタントを志そうとしている自分も、良い決断をしたのではないかなと思っている。
毎週終日講座で、予習復習課題も盛りだくさんで大変疲れるが、こんなに楽しくわくわくしながら学んでいるのは人生で初めてかもしれない。
頑張ろう。