プロカウンセラーの共感の技術
先日、
プロカウンセラーの聞く技術。|Ceionius #心理 #note https://note.com/keeeeeee/n/n97470c07c50f
というnoteを書きました。この本があまりにも名著だったので、「プロカウンセラーの共感の技術」を購入。著者は東山先生ではありませんが、東山先生の弟子(?)にあたる杉原先生の本になります。
やはり、
一般向けの本であり、専門用語も使われていないのでかなり読みやすかったです。
今日も気になったところをいくつか書こうと思います。
共感とは何か
共感とは何かと聞かれたら、なんと答えるでしょうか?
私は、「相手と同じような気持ちになること」と考えていましたが、浅はかでした。
著者は、「人と人が関わり合い、互いに影響し合うプロセス」と述べており、同時に「相手とぴったり同じ気持ちになることを指すわけではない」と言っております。
共感は字面だけみると、「共に感じる」ですがまぁ良く見てみると「共に感じること」であって「同じ気持ちを感じること」とは違うものなんですね。
すべてをありのままに感じる
なにやらマインドフルネスの香りが漂っていますね。笑
著者はこの本では、マインドフルネスとは一言も述べていませんし、引用文献にもマインドフルネスの書籍は載っていません。(というか引用文献がまず載っていません。一般向けには引用文献が載ってないのがもどかしいところですね。)
話がそれましたが、簡単に説明すると「共感するには、自身の感覚などをすべてありのままに感じましょう」ということが述べています。
前半を読んでいると、「価値判断をせず」「受け止め、手放す」といった言葉がいたるところで見られます。
最近、マインドフルネスについて色々読みましたが、だいぶ似通ったことを述べています。
共感するには、自分の感覚は極力おさえないといけない。そんな風におもっていましたが、聴き手が感じたことを話し手に伝えることもかなり重要なことなんですね。
葛藤の両面に触れる
このトピックは非常に勉強になりました。
例えば、話し手が「○○をしたいんだけど、面倒だししたくない。」と話したとしましょう。
私だったら、「○○したいと思うなら、面倒でもやればいいじゃん」もしくは「面倒だったらやらなくてもいいんじゃない」のどっちかを言っちゃいます。笑
プロのカウンセラーのやり方としては、「○○したいと思う気持ちもある一方で、○○すると面倒だからやりたくない気持ちもあるんですね」
といった感じになるらしい。(私が作った例なので正しいかはわかりません)
大事なのは葛藤の両面に触れることで、そうするためには「順接の接続詞」を使う方法があるらしい。
まとめ
共感について、考えが変わったのとマインドフルネス的側面が大事なんだと感じました。
共感力を高めようと思った場合、マインドフルネス瞑想とかかなり有効な手段ではないかと個人的に思いました。
他にも、共感の技術がめちゃめちゃ書かれています。プロの臨床心理士がこんなにも技術を駆使しているとはもはや言葉の職人と言えますね。
本のタイトルの上には、「The Art of Empathy」と書かれてますが、まさに芸術。心理療法って芸術。
YouTubeやTwitter、noteなどのSNSが発展し、様々な人が発信するなかで「聞く技術」「共感の技術」などは学んでおくと光輝く個性になり得るかもしれませんね。
参考
杉原保史(2015) 「プロカウンセラーの共感の技術」創元社
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