
日々の漫画ではなく、文章。
スマホのカメラが駄目になり漫画を撮影できないので文を書く。
酒ばかり飲んで「どうしようもないな」「下らない人生だな」とネガティブな事ばかり考えながらここ十数年を過ごしてきた。今も、これからもしばらくは大体そんな毎日が続きそうだ。
半分は酒を減らす為にここに漫画を載せ始めた。酒を飲む時間を削り漫画の制作に充てる、そうして少しだけ酒の量は減った。少しだけだ。これを書いてる今、飲んでいる。はい、飲んでいます。
もう半分は純粋な創作欲。褒めてくれる方々がいることをここで知り大変嬉しい。みなさんありがとうございます。
漫画は10分もかからない。思い付いた一コマ目から何となく話が出来上がる。出来るだけ滅茶苦茶な話にしようと思うがこれが難しい。
人間の脳というのは常に目の前の出来事に因果関係を見つけ出そうとする。千野帽子の「人はなぜ物語を求めるのか」にそういうことが詳しく書いてある。
ストーリーに仕立てて出来事を理解する、もしくは理解したつもりになる。それは人に基本的に備わった能力だそう(妄想、デマ、差別、虐殺などを産み出すプロセスでもある)で、だとしたらお話を作るのは簡単だ。面白さを無視すれば人はずーっと物語を作れる。
こんなことをここで書くのは少し気が引けるがこのnoteをはじめ各SNSが人々にもたらした偉大な功績とは「つまらない話でも簡単に大勢の人に見せる」事ができるようになったことだ。
もうちょっと正確にいうと「つまらないと本人が思っていること」でも気楽に発表する場があり。そして案外ウケることもある。
ハードルが下がった。昔のように気合いをいれなくても作品が衆人の目にはいるようになった。
良いことだと思いたいし、みんながそう思えるように微力ながら貢献したい。
人はなぜ物語を求めるのか (ちくまプリマー新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4480689796/ref=cm_sw_r_other_apa_i_xt-jDbYFRDNC4