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白露の朝茶 クロモジ茶と【愛の思想】 

白露 休日の朝
私の小さな部屋に朝が来た
今し方までいた夢の世界を辿る
そう、私の知らない「かぐや姫」のお話の本を見つけたのだ。そんな「かぐや姫」の話を読んだことがなくて、私はその物語が欲しくなった。
それはこの世で友人である婦人が
夢の中では、引越を決めていて 沢山の本を手放すために開催した古本屋だった。

私は、夢の記憶が確かであったから
シャワーを浴びて お茶を飲みながら
夢をゆっくり回想し直すことにした。

🌿この1日をどんなものにしたいかしら。🌿
ベッドの上で朝陽を浴びながら
目を閉じて

朝の散歩
父に会いに行く
妹とおしゃべり
朝カフェ…と考えを巡らせる。
日本茶カフェと思い立ったけれども
来週の水曜日に行こう。
この日は国立能楽堂に神楽を見に行くので
その時に行く店を最早探して決める。
今、私が一番情熱を向けられるのは
日本茶の世界なんだな。と自覚した。

🌿でも、今日は何がしたいの?🌿
私の心の深くに聞くと
🌿お家でお茶と読書🌿
と心は応えた。
この慎ましい家での一人暮らしが
とても気に入っている。。。

ベッドから起き上がると
昨日読んだ
「愛の思想」が枕元にあった。
昨夜 眠る前に少し読んだのだ。
石垣綾子さんの『愛の惑いの記』を読んで
私の心は小さな感動に包まれたことを思い出す。
制約されない愛の力を貫いた女性の真珠のように
美しい話があった。
真珠は異物を飲み込み その傷から生まれる海の宝石だと思う。
高群逸枝さんの「留守日記」は、僅か10日の
夫の留守に…そんな風に夫を思うのかと驚いて、
そんな心持ちを抱いてみたいものだと感じた。
有島武郎さんの「惜しみなく愛は奪う」は
魅力的な文章だが、消化できていない。

ベッドに腰掛け本を手にとって触っていると
何だか、先程の「かぐや姫」つまり「竹取り物語」
がいつの間にか、私の夢の世界の古本屋の棚から
失くなってしまったことを思い出す。
まだ、この世と夢を行きつ戻りつしているような
気分であった。
夢の続きへ帰りたい気分であった。
しかし、私は夢には戻らず
小さなリビングを掃除して
神棚の榊の水を取り換えたら
スッキリとシャワーを浴びて
お茶を選び 読書をしよう。
そう感じて決めた。
心を静めて、ただ一人、お茶と読書を楽しもう。
この家では、それが、静かに、誰にも邪魔されずに
できるのだ。
シャワーを浴びていると
幸せな気持ちが湧いてきた。
これは、昨夜飲んで、浴槽にもたっぷりと入れた
蓮華のフラワーエッセンスの影響だろうか。
この蓮華のフラワーエッセンスをくれた人と
その蓮華畑が思い出された。
彼女が好きだな。と、思う。

何だか、物語のような夢を見た割には
睡眠が良く取れている。

部屋が整うと、お茶が決まった。
クロモジ茶にした。
友人がくれたのだ。

秋の読書
今日はせっかく一人でいるのだから
明日までファスティングをしよう。
私のそれまでの栄養は
🌿お茶と読書🌿である。


黒文字茶 クロモジは、クスノキ科の落葉低木。枝を高級楊枝の材料とし、楊枝自体も黒文字と呼ばれる。枝は箸に加工される場合もあるほか、抗ウイルス作用が知られ、葉を含めて茶外茶にも使われる。また香料の黒文字油がとれる。
ウィキペディアより引用

クロモジ茶は抗炎症作用があり、胃腸のバランスを整え、喉の炎症を抑える効果 疲労回復や持病改善にも役立つと言われているとの紹介文を読みました。

スッキリとした後味にフワッとひろがる
甘く穏やかな味わい。
漢方では烏樟(うしょう)というそうだ。
花は小さくて黄色い 
光り輝くような花々を咲かせる。

白露           【私とエリーの記】

さて、読書………
人が愛について真摯に語ること
そしてその愛の話に耳を傾けるのは
素敵なことだ。

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サラマンドラ・ブリトリエール
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