蜻蛉|HELIAR classic 50mmF1.5
「よしなしごとを」を書くこのマガジン。
いま、ポートフォリサイトをリニューアルするため、過去の写真を見返してる。
その中で、ふっとこの写真に目が止まった。
他とは印象の異なる、この写真が持つ雰囲気が好きだ。
写っているのは10ten10tan10さん(どう読むんだ!?)。
それまでも何度か大勢の中で会ったことはあるけど、ちゃんと話したのはこの日が初めてで、写真を撮るよりもお茶してた時間の方がずっと多かったように思う。
日が暮れる中、これはブレてるだろうなぁと思いながら(実際8割ぐらいブレていた)シャッターを切った。その中の一枚が、これ。
彼女のアンニュイな表情、ペイズリー柄のレトロな服装、甘めなフォーカス、スローシャッターによる微かなブレ、オールドレンズ(風)の描写が絡み合い、儚く美しい、蜻蛉のような雰囲気になった。
こうして技術ベースでは分かったつもりも、その後同じカメラとレンズで同じような写真を撮ろうとしたが、未だ撮れていない。写真の不思議。
本題終わり、以下は余談。
chatGPTは写真が読めるのか?第2弾
最近触るようになったchatGPT-4にこの写真を読み込ませて、そのニュアンスをベースに「蜻蛉日記」の表紙デザインをさせてみた。
言葉(プロンプト)ではなく、視覚言語でどこまでやりとりできるのかの試み。
やはり、心ばせまで掬いとれるようにするにはなかなか難しい。
蜻蛉(かげろう)が、儚さや美しさ、そして純粋さの象徴であるという日本人なら無意識に分かる感性からスタートする必要がある。
「chatGPTは写真が読めるのか」第一弾はこちら。