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よしなしごとを

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テーマによらない浮かんでは消える日常の一言。
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Position Angle Stance

「よしなしごとを」を書くこのマガジン、今回のテーマは「Position Angle Stance」。 写真を撮り続けていくと自分のスタイルというものが形作られてくる。 ただ、それは"その人らしさ"につながる一方で、”手癖で描く”といわれるような自分の枠に留まってしまう危険性も孕む。 目線の高さはモノの見える範囲に影響を与え、目線の角度はモノの捉え方を規定する。立ち位置にさえ癖というものが存在する。 最近、自分の手癖が気になり、意図的にズラしながらシャッターを切る、という

ポッドキャスト(音声配信)をはじめた理由

突然ですが、今年1月5日よりstand.fmとSpotifyにて『キートン×シーモンの話す写真、語るカメラ』の配信をスタートさせました。 ◾️stand.fm版はこちら◾️Spotify版はこちら◾️コンテンツ概要「話す写真、語るカメラ」の通り、写真およびカメラについて、キートンこと私とわたしの30年来の友人であるシモンが写真談義したものを、ショートショート(90秒から長くても180秒)なカタチで切り出し配信をします。 具体的な内容としてはvol.1は「新たに一台だけカメ

心象風景とスティーグリッツ

ChatGPTは写真を読めるのか第三弾すこし間が空きましたが、細々とopenAIのchatGPTと写真について対話をしています。 今回は最近あまり写真界隈では聞かなくなった「心象風景」について、また近代写真の父として有名なアルフレッド・スティーグリッツが提唱した「等価」という概念について、自分の写真をもとにchatGPTに問いを投げかけたものになります。 写真の講評この写真は、様々な種類の枝や葉が重なり合っている森林の一部を捉えたものに見えます。写真全体には、冬から春にかけ

【隠しプラン】Zoom One basic Plus

こんにちは、キートンです。 朝からちょっと悲しい出来事があったので、それを記事に。 オンライン会議のZOOMについて、写真と直接関係ないのですが、まさかこんな隠しプランがあるとは知らなかったので、情報共有のためにもここに記載しておきます。 ZOOMの有料会員引き留め策!?今年1月、オンラインの打ち合わせが多かったので、1ヶ月だけZOOMの有料会員になっていました。 無事、繁忙期が終わったので無料版にダウングレードしようとしたら、「Basic plusにしませんか?」とのレコ

蜻蛉|HELIAR classic 50mmF1.5

「よしなしごとを」を書くこのマガジン。 いま、ポートフォリサイトをリニューアルするため、過去の写真を見返してる。 その中で、ふっとこの写真に目が止まった。 他とは印象の異なる、この写真が持つ雰囲気が好きだ。 写っているのは10ten10tan10さん(どう読むんだ!?)。 それまでも何度か大勢の中で会ったことはあるけど、ちゃんと話したのはこの日が初めてで、写真を撮るよりもお茶してた時間の方がずっと多かったように思う。 日が暮れる中、これはブレてるだろうなぁと思いながら

フィルムライクとがんもどき

マガジン「よしなしごとを」では、とりとめない、日記のような雑感を書きます。 最近、"フィルムライク"という言葉を何回か耳にし、頭のかたすみに残っていた。 もちろん、その言葉はずっと前からあったし、フィルムシミュレーションなど似たような意味の言葉もいくつかある。 フィルムライク、なんとなくわかる。 デジタル画像に、粒子、フェード、色調変化などを施す。 場合によっては、オールドレンズで解像度を落としたり意図的にハレーションやゴーストをおこさせたりもする。 記憶のありように近