2024年10月振り返り 読んだ本5冊
今月も読書が捗った。
冊数ではないことは百も承知だが、1月や2月の日記を見てみると10冊以上読んでいたらしい。
11月はそれぐらい読めるといいなぁ。
11月と12月に10冊ずつ読むと、今年一年で100冊読破になるみたいだ。
今年の初めに年間100冊読む。との目標を立てていた(今まで忘れていたけど)ので、せっかくだから達成したい。たぶん漫画も入れたら達成しているけど。
noteに日記を書き始めて10日ほど経つけど、本の感想はあまり書いていないことに気付いた。
もっと小出しに書いていくのがいいのかもしれない。
今月読んだ本は以下の通り。
『すべての月、すべての年』ルシア・ベルリン
『スメラミシング』小川哲
『みんなどうやって書いてるの?10代からの文章レッスン』小沼理
『人間の絆(上)』サマセット・モーム
『人間の絆(下)』サマセット・モーム
◯『すべての月、すべての年』
ルシアベルリンの作品は初めて読んだ。確か本屋に平積みにされていて気になって手に取ったのだと思う。
暴力やドラッグなどが蔓延るアンダーグラウンドな世界の理不尽さ、やるせなさを感じさせられた。でもなぜかそういった悲壮感だけではない魅力があると思う。著者の筆致がそう思わせるのかな。
〇『スメラミシング』
小川哲さんが好きで発刊日に買った。相変わらずの知識量。特に今自分が興味をもっている宗教などの話があって、引き込まれながら読んだ。
宗教って、自分が選択して信仰して、他人に迷惑をかけないのならいいけど、2世とか、キリスト教を信じさせられる時代とか、選択肢もなく与えられると苦痛だなと個人的に思う。こんな単純な話ではないと思うけど。
〇『みんなどうやって書いてるの?10代からの文章レッスン』
noteを書くきっかけになった本。文章を書きたい人は何かしら響くものがあるはず。10代ではないけど、恥を忍んで買ってよかった。
〇『人間の絆』
ここ最近で一番心に残った作品。モームは『月と六ペンス』も面白かったけどこの作品も劣らず面白い。
主人公のフィリップの人間臭さや、うじうじとした感じ、感情の浮き沈み、誰もそんな選択しないだろうという風な悪意のある行動など、それぞれ的確に心理描写している。それこそ一人の人生を文章を通して追体験している気持ちになる。
皆少しずつ変わっている。そうするとできない自分や適応できない自分も受け入れようという気になる。
そして無意味に思える人生に意味をもたらすのは自分だけなのだということ
を知る。
11月は日本の小説を読んでいきたい。積読が山ほどあるので、年末までに読んでいけたらいいなぁ。おわり。