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ペーパータワーから学ぶ2つの考え方


こんにちは!あいでんです。

一週間とは早いもので、今週も基礎ゼミの時間がやってまいりました。先週は限られた条件下の中で「わかりやすい地図を書く」という内容でした。

今週は、その時の記事にもさらっと登場した「みんな大好きペーパータワー」の時間です。

ペーパータワーってなんやねんという話だと思うので、その内容とルールについて簡単に説明を行っていこうと思います。


▷ペーパータワーとは?

ペーパータワーとはその名の通り紙を使って高い塔を作るゲームです。しかし、このゲームは「利益の大きさ」を競うゲームです。

利益は「売上 ー 費用」で算出されます。売上は建設したタワーの高さ(1cm=1億円)にて、費用は固定費が120億円+変動費(紙1枚×2億円)にて算出されます。


つまり、タワーを高くすればするほど売上は上がりますが、そのために紙を使いすぎると費用がかさみ利益が出なくなります。

その他ルールとしては道具類の使用禁止、使う紙の種類はA4サイズ(21×30cm)のみ、売上は自立式のものに限るといったものなど。これくらい押さえておけば問題ないでしょう。

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ちなみに私はこれを毎年やっているのですが、ふと冷静になって考えた時にこれをする狙いというものを全く理解していませんでした。アイスブレイクで使われることが多かったのも理由のひとつかな(言い訳)。

しかしながら、4年目にしてやっと狙いを理解できたと思います。

私が感じた狙いは大きく分けると2つ。

・経営する上で必要となる考え方をざっくり学べる
・成果を出すために必要な考え方についてざっくり学べる

それぞれお話ししていきます。


▷経営する上で必要となる考え方

前者に関してはそのゲーム性からも想像ができると思います。

例えば、今回は4グループ中4グループが赤字決算になりました。中には高いタワーを建設していたチームもありましたが、紙を使いすぎて費用がかさんだようです。

経営においては売上よりも利益が大事だということが体感できたのではないでしょうか。


他にも、使用するのにお金がかかる「紙」費用とするか投資とするか。社長(グループリーダー)はどう戦略を立て、意思決定をし、伝達をするか。

見方によってはMCSについても学べそうです。

深い理解を深めることは難しいですが、大学で学んでいることが実際にはどのように活かされているのかを整理するための手段としてはもってこいの内容だと感じました。


▷成果を出すために必要な考え方

後者に関しては、このゲームを実践している時に学べることだと思います。

それに関しては、このTed Talksで紹介されている狙いとほぼほぼ同じ(これを真似したものがペーパータワーらしい)。

先日読んだ「直感と論理をつなぐ思考法」に書いていた内容に少し類似しますが、頭だけで考えるのではなく手を使って考えるということがポイント。

これに関しては最近しみじみと感じていることの1つで、UXDコンサルティング業を行なっている経営者のご厚意でデザインについて(UIのトレースを中心に)学ばせていただいているのですが、手を動かしながら考える行為による効用はかなり大きいなと実感してます(詳しくは後日の記事で)。


動画の中で出てくる話ですが、似たような作業をやらせたときにCEOだけのグループやビジネススクールに通う大学生は成果が低い。その理由は「頭だけで考えて行動になかなか移せないから」

もっとも成果を出すのは幼稚園児たちのグループで、「手を動かしながら考え、考えながら手を動かすから」という要因が大きい。他にも失敗を恐れないとかもあるのかな。

プロトタイプを作っては考え、考えてはプロトタイプをつくる。まさにアジャイル開発(仮)のようなものをやっているのだ。


実際に今回の基礎ゼミでも高いタワーを建設することができていたグループは、これらをできていたグループだった。


最後に

4年目にして「ペーパータワーはこんなにも深いのか」とやっと気付きました。遊びでやってるわけじゃないって話です(当たり前)。

ちなみに、今回で4,5回目を迎えるペーパータワーですので・・・

圧倒的勝利を収めてきました!!!!

トライアンドエラーを合言葉に、タワーの高さのみならず約80億円近い利益も出すという先輩の鏡!

学ぶってこういうことだぜ?(錯乱)


という冗談はさておき、大事なのは振り返りですから。来週もなんとペーパータワーやっちゃうよということで、今週の内容をどれだけ整理できるかが鍵になりますね。そのためにはしっかりとした振り返りが大事です。来週が楽しみですね。

来週もこの内容をお届けできたらなと思います。

もしこれを見ているゼミ生がいれば、ぜひ来週は一緒に競いましょう。もしくはやりましょう。

それにしてもペーパータワーってこんなに奥が深くて面白いものだったんですね(笑)。


それでは、また次回!


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